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2021年度 新教科書【中学校一年生 道徳】光村図書編 所見文例集 (6000文字以上)

今日の常識が明日の常識ではなくなるような昨今。慌ただしく情報があふれる今だからこそ、教える側はあらゆることに備えておきたいですよね。同じ思いを持つ教員のみなさまの道徳の授業づくりの参考になれば幸いです。


所見文例(文例を土台とし、授業内容や生徒の実態に応じて加除・修正を行い活用して下さい)

第1 目標
第1章総則の第1の2の(2)に示す道徳教育の目標に基づき、よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うため、道徳的諸価値についての理解を基に、自己を見つめ(る)、物事を広い視野から多面的・多角的に考え(る)、人間としての生き方についての考えを深める学習を通して、道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度を育てる。


第1学年

№2 自分で決めるって
 内容項目 
A 自主、自律、自由と責任
 主題名 
自分で決める
・『自分で決めるって?』の授業では、自ら判断することの意味について考え、普段の生活の中で、自分の責任で物事を決定しているかを振り返っていました。【自己を見つめる】
・『自分で決めるって?』の授業では、自分でよく考えて判断することの大切さを理解し、他者の考えに迎合せず、自分の責任で物事を決定していこうと考えていました。【人間としての生き方についての考えを深める】

№3 三百六十五×十四回分の「ありがとう」
 内容項目 
C 家族愛、家庭生活の充実
 主題名 
家族について
・『三百六十五×十四回分の「ありがとう」』の授業では、家族関係を自分の視点だけでなく、父母や祖父母、兄弟姉妹など、家族のそれぞれの立場に立って考えようとしていました。【自己をみつめる】
・『三百六十五×十四回分の「ありがとう」』の授業では、登場人物が家族に抱く気持ちを自分事として捉え、家族の在り方を見つめ直し、自分が家族の中で果たす役割について考え、実行しようとしていました。【人間としての生き方についての考えを深める】

№5 「養生訓」より
 内容項目 
A 節度、節制
 主題名 
健康に毎日を送るために
・『「養生訓」より』の授業では、主人公の姿や意見交流を通して、多様な意見に触れ、節度を守り節制に心がけるにはさまざまな意味があることを捉えようとしていました。【自己をみつめる】
・『「養生訓」より』の授業では、教材に描かれたことと、自分自身を重ね合わせながら、望ましい生活習慣と心身の健康には密接な関わりがあることを捉え、自分事として考えようとしていました。【人間としての生き方についての考えを深める】

№6 夢を諦めない─「ねぶた師」北村麻子
 内容項目 
A 希望と勇気、克己と強い意志
 主題名 
夢をかなえるために
・『夢を諦めない─「ねぶた師」北村麻子』の授業では、困難に立ち向かう勇気や何としてでもやり遂げるという強い意志、計画性など、物事をやり遂げるために必要なさまざまな道徳的価値について考えようとしていました。【自己を見つめる】
・『夢を諦めない─「ねぶた師」北村麻子』の授業では、物事に取り組むこれまでの姿勢を見つめ直し、希望と勇気をもって困難を乗り越え、目標を達成していこうと考えていました。【人間としての生き方についての考えを深める】

№9 魚の涙
 内容項目 
C 公正、公平、社会正義
 主題名 
いじめが起こらない社会のために
・『魚の涙』の授業では、さかなクンの言葉から自分の考えや言動を見つめ、いじめを自分の問題として捉え、いじめが起こらない社会にするために、自分が大切にしたいことについて考えようとしていました。【自己をみつめる】
・『魚の涙』の授業では、さかなクンの考えにふれ、いじめが起こらない社会をつくることについて、いじめの加害者、傍観者、被害者などの立場に立ち、さまざまな視点から考えを深めようとしていました。【多面的・多角的に考える】

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