【道徳】内容項目別 所見文例集(20000文字以上)
所見を書く時期になるとつらい・・・。胃が痛くなったり、突然机周りを片付けたくなったり、積んでいた本を読みだしたり、「一時間だけ寝よう・・・」と思って気がついたら朝だったりと、テスト前の子どものようになる先生方に向けて、道徳の所見文例集を作りました。きちんと数えていませんが、たぶん200例くらいあると思います。文字数も20000文字ちょっとあります。しっかり真面目に書きました。
所見の書き方について
● 大くくりなまとまりを踏まえること
● 個人内評価であること
● 数字等の評価ではなく、記述式であること
● 認め、ほめ励まし、勇気づける評価にしていくこと
学習状況や道徳性に係る成長の様子について
(1) 一面的な見方から多面的・多角的な見方へと発展しているか
(2) 道徳的価値の理解を自分自身との関わりの中で深めているか
<学習状況>
・ グループの話し合いでは、挙手や発言を積極的に行っていた。
・ 友達の発言に相槌を打ったり、頷いたりしながら傾聴していた。
・ 判断の根拠や理由を明確に述べることができた。
・ 教材に含まれている道徳的な問題に対して深く考えていた。
<道徳性に係る成長の様子>
・ 道徳科の授業で学んだことをこれからの生活の中で生かそうとしていた。
・ 人間としての生き方を深く考えるようになってきた。
・ 道徳的価値に照らして、これまでの自分を見つめ、よりよく生きようとする姿勢が見られた。
・ 道徳的価値について、多面的・多角的に考察し、自分の言動を省察していた。
所見文例Ⅰ(文例を土台とし、授業内容や生徒の実態に応じて加除・修正を行い活用して下さい)
①大くくりなまとまりをふまえた評価
・時間をかけてしっかり練った考えを発表できます。内容の深さに周りの友達がはっと気付く場面もあり、感性の豊かさに驚かされました。
・高い理解力と深い思考力のある○○(くん・さん)の意見に、周りの友達がはっと気付く場面もあり、感性の豊かさに驚かされました。
・豊かな感受性で物事を広い視野で捉えて考えることができました。
・感性が豊かで、文章表現力もあるので読み応えのある感想文が多かったです。
・毎時間、ワークシートいっぱいに自分の考えを書いており、思考力の深さを感じました。
・積極的に発言し、学習の雰囲気を高めました。
・授業を聴く姿勢、発言や感想文からも主題を深く考えていることがわかり、通信などでもよく紹介しました。
・ワークシートの記述を読むと、ポイントをつかみ考えを深めていることがよくわかりました。
・後期に入り、単なる感想だけでなく、自分の考えを深めているものが多く見られるようになりました。
・鋭い感性と深い思考力があるので、温かい感想を書いたり、各授業でのテーマについて自分の意見をしっかりまとめたりすることができました。
・道徳的に望ましい判断や行動が二つ存在する教材を用いた授業では、友達の意見に耳を傾けながら、自分の意見をしっかり述べることができました。
・常に柔軟な発想で物事を考えることができ、班学習や全体交流では、さらに自分の考えを深めていく様子が窺えました。
・班や全体での話し合いを行う授業では、常に率先して意見を述べ、その根拠や理由を明確に発表することができました。
・日常生活から道徳的な問題を見つけ、授業に前向きに取り組むことができました。
・登場人物の言動や道徳的な問題に対する自分の考えを、ワークシートにしっかりと書くことができました。
・班や全体で話し合いを行う授業では、自分の経験と結び付けて、積極的に発表することができました。
・班や全体で話し合いを行う授業では、友達の意見を真剣に聞き、自分の考えを深めることができました。
・班や全体で話し合いを行う授業では、友達の意見を静かに頷きながら聞き、自分の考えを深めていこうとする真剣な姿が印象的でした。
・導き出した問題場面の解決方法を、班学習や全体交流の中でしっかりと発表することができました。
・授業を重ねるごとに変化した自分の考えについて、ワークシートにしっかりとまとめることができました。
・友達の意見に真摯に耳を傾け、自分の考えと比較しながら発表することができました。
・ワークシートには、学んだことだけでなく、今後の自分の課題も書かれていました。友達の意見を参考にしながら自分の考えを広げていく姿に成長を感じました。
・学習を重ねるごとに、道徳的問題を多面的・多角的に考えられるようになりました。ワークシートにはびっしりと考えが記され、よりよい自分になりたいという思いを高めていることがわかりました。
・どの授業でも「自分だったらどうするか」と考えていました。班学習や全体交流では、自分の考えと友達の考えを比べ、よりよい結論はないかと考えを広げていました。
・どの授業においても、自分とは違う考えの人と意見交流することを通して、新しい気付きを得ることができました。
・真剣なまなざしや表情で授業に臨んでいました。また、授業後の振り返りでは、気付いたことや自分の気持ちを素直な表現でワークシートにまとめていました。
・友達の発言内容をよく聞き、その人の立場も尊重しながら、自分の思いや意見を全体に発表していました。
・班や全体での話し合いでは、教材の登場人物の言動を多面的に捉え、多様な意見を出していました。
・発言の内容がきわめて斬新で、周囲をうならせるほどです。多様な考え方ができるのは素晴らしいことです。
・教材の登場人物の思いに寄り添いながら、その悩む思いを自分事として捉えていました。自分ならどうしていくかということを多面的・多角的に考え、意欲的・積極的に意見を述べることができました。
・毎時間、その時間の道徳的問題について深く考え、自分の考えを発表することができました。ワークシートにも自分の経験に照らして、「自分ならどうするのか」を具体的に記していました。
・登場人物の立場や気持ちに寄り添いながら、自分事として深く考え、堂々と発表する姿が印象的でした。
・友達の意見を傾聴し、自分の考えと重ね合わせながら新たな考えをつくる姿が印象的でした。
・どの授業においても、意見を聞いたり頷いたりしながら話し合いに参加していました。班や全体での活発な意見交流により、多様な見方や感じ方にふれることができました。
・ワークシートに書く活動を「自分自身との対話」と位置付けて、じっくりと考える姿が印象的でした。
・友達の思いや意見との相違を考えながら、自分の考えや価値観を確立しようとする姿が印象的でした。
・班や全体で意見交換をする時は、中心となって活動しています。自分の考えをしっかりと周囲に伝え、話し合いを進めることができます。
・どの教材とも真剣に向き合い、一生懸命に自分の考えを深めていました。
②学習状況や道徳性に係る成長の様子をふまえた評価
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