見出し画像

令和3年10月27日久米研の反省

はじめに

 本記事では、久米研究会で指したみんご初段と骨男二段との対局を振り返ります。持ち時間は、5分秒読み30秒です。

第1局目 みんご初段戦

 みんご初段は、振り飛車党で中飛車を得意にしている印象があります。将棋ウォーズの段位は、初段ですが、達成率が高いので、二段に上がるのも時間の問題かと思っています。過去2回対戦したことがあり、なんとか2連勝しているものの、攻めが鋭く、受けるのに必死でした。
 さて、本局は予想通り先手のみんご初段の中飛車でした。私は中飛車に対しては、ほぼ必ず三間飛車で戦うと決めていたので、先手中飛車と後手三間飛車の相振り飛車になりました。序段でみんご初段が端から攻めてきましたが、やや無理だったようです。下の図の局面は、ソフト曰く後手有利とのことでした。

画像1

 しかし、私はこの局面で緩手(形勢が逆転するほどではない手)を指してしましました。それが△3六歩です。これを▲3六同歩なら、△7九角▲8九飛△1三角成の予定でしたが、これがダメでした。今冷静に考えると、馬が遊ぶので論外ですよね。上の図の局面のソフト推奨手は、△1九角でした。パッと見は▲9八飛車で端攻めを助長するようですが、△7七角成~△6四角の一連の順があり、後手よしです。この△6四角は△3六桂と△9七歩の狙いがあり、味の良い一着です。
 △3六歩以降は、まずまず正確に指すことができ、勝利することができました。本局は経験豊富な形になったのが勝因の一つでしょう。 

第2局目 骨男二段戦

 骨男二段とは、十数局指しているので手の内が分かりつつある相手です。骨男二段は、相手の得意を受けて立つ棋風の居飛車党なので、私が先手なら角換わり、後手なら横歩取りに誘導する予定でした。本局は私の先手となり、戦型は私の角換わり棒銀に腰掛銀模様で対抗してこられた。想定通りに進み、下の図は先手優勢の局面です。

画像2

 しかし、この局面で悪手を指してしまいました。それが▲8三銀香成です。ソフトの評価値も優勢→互角になりました。△8二歩と受けられて、しびれてしましました。この局面は、普通に8一香車成で優勢を維持できていました。角が手にはいれば、後手玉は詰むので、後手の狙いである△5七桂成が決行しにくいからだと思います。
 さて、骨男二段の敗着は下の局面で▲5七桂成とした手です。

画像3

 この局面でのソフト推奨手は▲3七桂成でした。確かに、これならまだまだ勝負はこれらでしょう。
 本局は、途中悪手はあったものの角換わり棒銀が大成功した1局でした。先日はタロイモ初段に後手横歩取りで勝ち、本局は先手角換わりで勝てたので、しばらくはこのスタイルでいこうかなと検討しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?