音楽カメラマンが必ず持っておきたいレンズ
何はなくともレンズは揃えておけ。
ども、音楽カメラマンのクマザワです。
カメラ機材の話って盛り上がりますよね。カメラを扱っている人にとってはカメラボディとレンズは共通の話題ですし、センサーサイズやら焦点距離やら、共通言語なわけです。
実はこんな動画を公開してまして。
今回はここからさらに音楽カメラマンマストバイ的な、いやいやキャリアスタートで絶対持っておけ!というレンズの話です。
結構業界では「単焦点派」と「ズームレンズ派」で分かれます。
ちなみに自分は「ズームレンズ派」。開放でF2.8もあれば明るさで困ることはないし、ボケ足の長さも十分。単焦点の方が構造上写りが良いなどとは言いますが、正直この時代に解像感というか解像度というか解像力の話をしても、大体よく写りますんであまり無意味な気がしています。ズームレンズで単焦点的に足を使うスタイルと、場の制限からその場でズームを駆使するパターンとで使い分けが効くので、写真を撮るにも映像を撮るにも僕はズームレンズを採用しています。
僕の持っているズームレンズは
Canon EF16-35mm F2.8L II USM
Canon EF24-70mm F2.8L II USM
Canon EF70-200mm F2.8L IS II USM
Canon EF24-105mm F4L IS USM
(※Canonカメラミュージアムのリンク貼っときます)
です。
写真ではCanonのデジタル一眼レフを、映像ではPanasonicのLUMIXカメラを使っていて、EFマウントを共用しているのでレンズラインナップは割とシンプルです。
いわゆる「大三元レンズ」と「便利ズーム」が揃っている、ある意味では盤石の布陣です。この4本があれば僕の現場では撮れないものはないです。
(他に魚眼単焦点やテレコンは常備してますが、、、)
で、カメラ始めたての人とか、僕みたいに音楽業界でカメラマンやりたいなぁの人に、最優先でオススメしたいのが「24-105mm/F4」と「70-200mm/F2.8」ですね。これだけは持っていて欲しい。
24-105mm/F4レンズはいわゆる「便利ズームレンズ」と言われています。4.375倍のズームレンジを持っていてどのメーカーも確実に出してくるラインナップの中では、100-400mm/F4.5-5.6くらいメジャーなレンズ。高倍率ズームは山ほどありますが、価格と描写と利便性のバランスが良い、個人的にはハイコスパの一本。
自分の場合、ライブムービー(撮影ポジションに依る)や密着撮影では24-105mm/F4を使うことが非常に多いです。
70-200mm/F2.8は個人的には替えの効かない一本です。光学手ブレ補正搭載で中望遠〜望遠域の単焦点レンズ4本分をカバー出来る。
人物か主な被写体である音楽写真カメラマンのライブフォト、宣材、アー写などのポートレイトでメインレンズ。
最低限この2本はキャリアスタートの初動で必ず揃えておいて下さい。
カメラボディは最新ではなくていいので、この2本だけは持っておきましょう。
自分の場合
写真撮影ではCanon EOS-1D X(2012年発売)とCanon EOS 5D MarkIII(2012年発売)の2台運用です。
映像収録ではPanasonic LUMIX S1H(2019年発売)をメインに、Panasonic LUMIX GH6(2022年発売)をサブで運用しています。
ボディはそんなに新しくなくても十分戦えます。レンズはないとその画角は得られません。トリミング前提の撮り方もアリですが、画角内で最も強い画を目指していくならトリミング前提だとなかなか目指しづらい到達点かあると考えています。
クライアントのニーズに対してはもっとさまざまな画角を扱えるようにレンズラインナップを拡充させる方がいいと言う考え方もあります。それはキャリアが進む中で稼いで、儲けて、ブラッシュアップしていけばいいと思います。
まずは一般論で普遍性の高い画角やズーム域が滞りなく使えることを前提に置いて、24-105mm/F4と70-200mm/F2.8から勝負してみて下さい。
とか言いながら本当は魚眼を勧めたい自分もいるという。
クマザワ
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