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熊澤酒造と河童の関係
熊澤酒造で販売している日本酒はいくつか銘柄があります。
①メインブランドである『天青』シリーズ
②地域ならではの要素を盛り込んで醸した『天青河童』シリーズ
③甘みがあり爽やかな純米スパークリング『湘南スパークリング』シリーズ
今回は天青河童をご紹介します。
茅ヶ崎市には、まんが日本昔ばなしにも認定された『河童徳利』というお話があります。
働き者の五郎兵衛がいじめられていた河童を助けたところ、お礼に大きな徳利をもらいます。
その徳利は飲んでも飲んでも酒がなくならない不思議な徳利。
お酒好きだった五郎兵衛は仕事もせずに、毎日朝から晩まで飲み続け、すっかり怠け者になってしまいます。
ある日酔っぱらって家の前で寝転んでいると、飼い馬がすっかりやせ細っていることに気付きました。
五郎兵衛はすっかり反省して、元の働き者の五郎兵衛に戻りましたとさ。
この話の舞台である間門川は熊澤酒造の近くを流れています。
以前よりこの河童伝説をブランドに使いたいと思い続け、創業140周年の際に地元のキヌヒカリと言う米を使用したどぶろく造りを始めたのをきっかけに河童シリーズがスタートしました。
地元の要素満載で創業時の酒造りを想像できるようなどぶろく造りを目指したので、茅ヶ崎産のキヌヒカリ、酒蔵敷地内の井戸水、酒蔵に隣接する防空壕で採取した自社酵母のBK-5を使用しオール茅ヶ崎産の日本酒です。
どぶろくの後は茅ヶ崎市内で栽培された酒米の五百万石を使用した河童の純米吟醸と今年より発売している河童の貴醸酒があります。
熊澤酒造でしか造られない唯一の味わいをお楽しみください。