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深圳市で山登りしてたら突然ツレが殴られた話

今日は国慶節のお休みです。

なぜか毎年、国慶節には友人たちと一緒に市内の山に登っているのですが、今年は開始5分で中止することになりました。

なぜなら、わたしのツレ(中国人大学生 男性)が、前から歩いて来た中国人男性に突然肩を殴られたからです。

その時、わたしたちは4人一緒でした。

わたしとツレ、そして看護士(女性)と女子中学生(JC)です。

わたしは看護士と先に歩き、後ろからツレとJCが話しながら続いていました。

すると、後ろにいたはずのツレが突然走り出してわたしたちを追い越していきます。そして、その後を20歳くらいの男性(黒服)が追いかけます。

わたしに後ろにいたJCが慌てた表情で『ツレが殴られた!』と叫びました。それで、看護師にJCを任せてわたしも追いかけることに。

追いかけていた黒服男性に追いついたので「何があったのだ」と聞いても返事もせず、道の向こうにいるわたしのツレを睨んでいます。

そこに、野次馬たちが集まって来ます。その中には、起きたことを見ていた人もいて「あの黒服が突然殴ったんだ」と言います。

それで、わたしは黒服に「どうしてわたしの友人を殴るのだ」と質問してみましたが、やはり返答はありません。

それで、ツレに「地下鉄の駅まで逃げなさい!」と大きな声でいうと、ツレは駅に向かって走ります。黒服も追いかけていきましたが、途中で諦めて戻ってきました。

わたしは声をかけようかと思いましたが、黒服が無敵の人だと困りますし、殴られるのは嫌だったので無視していました。

すると、通りすぎる時にちらりとこちらをみたので、わたしも視線を返しました。

黒服は、わたしの目を見つめ返すこともなく、すぐに登山口の方に向かっていきます。

彼が見えなくなったのを確認して、私たちはとりあえず目の前にあった腸粉の店で朝ごはんを食べつつどうするか決めることにしました。

そして、登山は取りやめることにしました。

黒服が殴ってきた理由もわかりませんし、山で黒服に再会したら間違いなくトラブルになりそうです。

また、こういう変なことが起きると、大抵連鎖的に面倒ごとが起きがちですので、今日は登山はやめにしました。

そして、わたしとツレはとりあえず家に戻ることに、看護師とJCは別の山を登ると出かけていきました。

バスの中で、ツレに本当に殴られるような理由はないのかと聞きますが、まったく心当たりがないといいます。

わたしは、彼がJCとニコニコしながら歩いていたので、それを妬んだ無敵の人に殴られたんじゃないのと思いましたが、単なる勘ぐりなので彼には言わずに起きました。

バスで自宅に戻ったのですが、ツレはバスを降りるときに扉に挟まれてましたので、今日は彼にとってもアンラッキー・デーだったのだと思います。

さてそんなことはさておき、もし黒服が本当に理由もなくツレの肩を殴り、逃げるツレを追いかけたのだとすると恐ろしいことです。

黒服はツレに追いついたら、どうするつもりだったのでしょう。また、武器を所持していたとしたら悲惨な結果になったかもしれません。

もしかすると、中国中で今日のような事件はすでに頻発しているけど報道されていないだけなのかもと思いました。

9月30日も上海で通り魔的な犯罪が起きたようです。

報道されるような事件は氷山の一角なのかと思うと、ちょっと不安になってしまいました。

そうそう、ツレは殴られたときに、黒服の行動をまったく予測できなかったと言ってました。ただ、彼は殴られた瞬間「ヤバい」と思って全力で走って逃げたそうです。

殴られてすぐに逃げるという判断ができるなんてスゴいなと思いましたが、JCをどうするつもりやったんだとも考えちゃいました。

まぁJCは無事だったので、良いんですが(良くはないな・・・

それにしても、油断したらヤられるという雰囲気はもう過去のモノと思っていましたが、認識を改めないといけないですね。

気をつけていきましょう。気をつけてもどうにもならんかもしれないですけど・・・

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!

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