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中国の教育現場:高校生が体調不良で休むことさえ許さない雰囲気は辛いと思った件
先日、高校生のお子さんを持つ知人と話をしました。
その方は「子どもが大変で仕方ない」と繰り返していました。
何がそんなに大変なのか聞いてみると、体調不良でもどんなに疲れていても学校を休むことが許されないと言うのです。
体調不良なら休めるんじゃないかと聞くと、確かにそうだと答えます。
でも、いざ親が学校に電話して「今日は体調不良なので休みます」と伝えると、その後の影響が大きいそうです。
保護者グループチャットで担任教師が「体調管理もできないなんて」などと批判的な言葉を書くこともあるそうです。
また、他の親からも「うちの子だって頑張っているのに」といった冷たい視線を浴びるように感じることもあるそうです。
まったく意味がわかりません。
教師が何を言おうが、親がどう思おうが、子どもの健康が最優先だと思います。
日本と似ている部分もある
この話を聞いて、昔の日本みたいだなと思いました。
もちろん、当時はグルチャなんてありませんでしたが・・・
私は団塊ジュニア世代に属します。
日本でも、今の中国のように競争が激化していた時代を経験しました。
景気が上向きで、塾や習い事をする子どもが増え、親も「自分たちにできなかったことを子どもには」と期待を寄せていました。
ただ、日本では学校を休むことそのものに対するプレッシャーはここまで強くなかったように思います。
休んでいる子どもがいても、「体調が悪いなら仕方ないよね」と受け止める雰囲気がありました。
中国のように、教師が公然と批判する場面にはあまり遭遇しませんでした。
それでも休むべき理由
話を聞いていて、親の苦悩は理解できました。
特に「他の親や教師から責められる」という心理的なプレッシャーは相当なものだと思います。
それでも、私は休むべき時には休むべきだと考えます。
子どもの健康や精神状態が悪化してしまえば、後々もっと大きな問題を抱えることになります。
特に、子どもが「休みたい」「もう無理」と親に助けを求めている場合、それを無視することは家族の信頼関係にまで影響を及ぼします。
親として子どもの声を受け止めることが最優先と思います。
でも自分の意見を友人に伝えることはしませんでした。
なぜなら、友人はわたしの考えを聞いても喜ばないと知っていましたし、きっと外国人であるわたしに共感してもらいたかっただけだからです。
それで、「大変な教師に巡り会ってしまって、大変だね」とだけ答えることにしました。
それにしても、中国の子どもたちは本当に大変だなと。
調子が悪いから学校を休みますと言っただけでグループチャットで批判されるなんて、まさに息苦しい社会だと思います。
自分の担当する生徒が、また同級生が体調が悪いと聞いたら、お大事にと言えるくらいの余裕は持ってもらいたいです。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日
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