中国の失業率が急増?それでも生活に困らない若者たちの実態とは
中国の失業率がスゴくて、もうどうにもならないなんてYouTubeで話している人たちがいます。
確かに、仕事がないのか、公園やショッピングモールでボンヤリ座っている人とかよく見かけます。
また、息子や娘が、仕事がなくて家でずっとスマホ見てるって嘆く親御さんの話も良く聞きます。
でも、それって最近の出来事ではなくて、わたしが中国にきた2015年にも見られましたし、それ以前もありました。
むしろ、最近の何をしているかわからない人の服装が良くなり、手にはスマホ、耳には完全ワイヤレスイヤホン、そしてミルクティーを飲んでたりしますので、意味がわかりません。
こちらで知り合った中国人に息子がいると聞いたので、何をしているのですかと尋ねると「仕事がないので、いとこと一緒にぶらぶらしている」と言います。
一応、仕事を探していることになっているそうですが、仕事はすでに何年も見つかりません。
こうなると、この先自発的に仕事を見つけることはないでしょう。
だって、すでに数年という長期間を無職で過ごして、困ってないんです。どうして、この後したくもない仕事をするようになるのでしょうか・・・
わたしなんか、2か月無収入だったら中国生活がゲームオーバーになってしまいます。
でも、彼らはすでに数年というスパンで生き抜いています。
生存力が違うなと改めて思いました。
ただ、こういう若者、すでに申し上げたとおり以前からかなりいました。
わたしの知人の子どもや親族にも、無職つまりニートな人はいましたし、マクドナルドや公園で出会った若者のなかにもそういう人が大勢いました。
カメラが好きだという若者に会ったことがありますが、彼は日本円で20万円はするだろうフルサイズのデジタルカメラを持ち、撮影のためにいろいろな場所にでかけます。
また映える写真を撮るために、スイーツ屋さんに行ったりもします。
でも無職です。親がお金持ちなのかと思い、聞いてみると「普通の会社員だよ」と言います。
いやはや普通とは何かと考えさせられます。
でもまぁ、日本でも親からゲーミングPCとか、iPhoneを買い与えられている人もいるわけで、それと同じことなのでしょう。
というわけで、失業率は確かにスゴいとは思いますが、だからといって経済が今すぐどうこうという状態ではないと思います。
これが、仕事の内容を選べなくなり、生きるためにみんなが必死になっているのに、生活できないって状況になったら・・・
その時が本当に悲劇の始まりなのではと思っています。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日〜
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