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中国の振替出勤日ってシステムのお話し
今日は日曜日ですが、中国はお休みではありません。
大型連休の前はなぜかお休みを調整します。つまり4月30日から5月4日を休みの場合、その前後の週末を出勤日とします。
ですから日本ですと振替休日が話題になりますが、中国では振替出勤日がいつかというのが話題になります。
振替出勤日とは?
大型連休の前後の週末を出勤日とする制度です。これはトヨタのカレンダーのように企業が設定するものではなく、政府が公式に発表し、実施するものです。
例えば5月の労働節は5連休ですが、4月24日(日)を出勤日としているので、6連勤となります。そして4月30日(土)から5月4日(水)の5連休、さらに5月5日(木)から5月7日(土)まで3連勤で、5月8日(日)が休み。5月9日から通常に戻るって具合です。
振替出勤日のメリットは?
メリットと言えるのかどうかわかりませんが、毎年の祝日の日数に大きな変化がないという特徴があります。
元旦(3連休)春節(7連休)清明節(3連休)労働節(5連休)端午節(3連休)中秋節(3連休)国慶節(7連休)
以上、31日が公式な祝日です。
ちなみに2022年の日本は連休のはずれ年のようです。土日を完全に休みとした場合、日本の場合はこうなります。
元旦(2連休)成人の日(3連休)建国記念日(3連休)天皇誕生日(1)春分の日(3連休)ゴールデンウィーク(3+3)海の日(3連休)山の日(1)敬老の日(3連休)秋分の日(3連休)スポーツの日(3連休)文化の日(1)勤労感謝の日(1)
合計33日です。
日本は中国と比較すると大型連休が少ないという印象ですね。また完全週休2日制でない場合は、中国よりも祝日は少なくなりそうです。
振替出勤日のデメリットは?
精神力をごっそり削られます。
日曜日なのに出勤しないといけないうえに、6連勤がの初日だったりするわけですから、テンションも下がります。
友人たちは日曜日の出勤しても効率は良くないと話しています。その気持ちも良くわかります。
振替出勤日は日本語教師のお仕事にも影響
わたしの妻はマンツーマンで授業を行う日本語教師です。
日曜日は朝9時から夕方6時くらいまで、びっしりとレッスンの予約が入ってます。しかし振替出勤日はレッスンは基本的にすべてキャンセルになりますので、お休みです。
子どもたちは学校ですし、社会人の方も出勤ですので、当然ですね。
妻氏は今日はゆっくりすると言ってました。
連休のために出勤するってナンセンスと思うが・・・
個人的には連休を確保するために出勤日を調整するっておかしな話しだと思います。しかし経済を回していくために必要な措置のような気もします。
小さなお店は休みが続くと首が絞まるでしょうし、企業にしても同じです。製造業も毎年休みの日数が決まっていれば計画しやすいのでしょう。10連休とかなった年は製造業にとって打撃は大きいです。春節前後は頭が痛いです。
◇◇◇
そんなわけで、今日から6連勤し来週の金曜日から5連休となります。
連休前になると、旅行には行くの?と聞かれますが、わたしたち夫婦は今年もひきこもる予定です。住んでいる都市から出ると、コロナの関係でいろいろ面倒くさいことになりそうですし、何よりも突発的な隔離に巻き込まれるのが恐いです。
ですから、ネコさんと一緒に家にいるのがもっとも賢明な判断だと思います。それに経済的です。自宅でバカンス最高です。
というわけで、日曜日も出勤の方、お疲れ様です。そしてお休みの方は良い日曜日を!
今週も読んでくださりありがとうございました。また来週!
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![くまてつさん@中国|日本語教師](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74966721/profile_f94dc72d6f9cc967fec2f1acfedef8a0.png?width=600&crop=1:1,smart)