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日本文化講座でビジネスマナーを語ったら「くま先生〜辞めないで〜」と言われた話
毎週日本文化講座の講師をしています。
今週のテーマは「日本のマナー:ビジネス編」でした。
名刺交換やお辞儀の仕方、さらにはビールの注ぎ方までを網羅する素晴らしい内容だったと思います(作ったのはChatGPTですけどね)
さて、講義を進めていくと中国人参加者から日本はマナーに縛られすぎていて効率を無視しているという意見がでました。
そういう気持ちも良くわかります。
コミュ障な天才ハッカーよりも、社交的な無能が評価されるのが日本です。そんな非効率的なことをしていると、どんどん衰退してしまいます。知らんけど・・・
それはさておき、日本でマナーが重視される理由として、マナーが守れない人間が仕事の細かなルールを守れるはずがないという考え方を説明することにしました。
すると、中国人からは仕事の細かなルールを守ることよりも、利益を出すことのほうが大事ではという意見がでました。
これはその通りと同意しましたが、日本のみならず世界のどこでも飛び出た杭は叩かれるわけでして、中国で酷い目にあった天才の話でもしようかと思いましたが自重しました。
この講義の最後に日本で仕事をしてみたいかと尋ねると、ほぼ全員が日本で仕事をするのは無理だと思うと言います。
そのなかで一人だけ日本で働いてみたいという参加者がいました。
彼の奥さまはすでに東京で仕事をしており、自分もできることなら日本企業に転職したいと言います。
そして理由を聞くと「くまてつ先生だって中国で仕事してるじゃないですか。何だって試してみないとわからないですよ〜」と笑います。
その通りです。
試してみて、続けられなくても構わないんです。
その道が自分には合わなかったことを確認できただけでも儲けもんです。次に進めばいいだけだからです。
それで「なんだか勇気出てきたよ〜。そしてこの会社に来なければ皆さんのような素敵な人たちとも出会えませんでしたしね」と言うと参加者たちから拍手され「くま先生〜辞めないで」と何だか辞めることが前提のお話になってしました。
まぁそんなことはどうでも良いのですが、マナーに関する考え方がどうであれ、まずは試してみてから考えようという姿勢は大事かなと思います。
そんなわけで、わたしの中国での冒険ももう少し続けようと思います。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日〜
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