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中国人、通販サイトでのトラブルはドライに解決する話
中国の大手通販サイト、淘宝やJD.comを利用していると、最近は不良品や色違いの商品が届くことが増えました。
これまでトラブルがなかったのがむしろ珍しかったのかもしれませんが、梱包を開けたときに違うものが出てきたり壊れていたりすると、正直少しがっかりします。
それでも、その後の対応が意外とスムーズなので、大きく落ち込むことはなく、「まあこんなものかな」と納得することも多いです。
今回は、最近体験した淘宝さんでの返品事情についてお話しします。
先日、リビングの椅子を買い換えたのに合わせて、新しいクッションを購入しました。
選んだのはグレーのクッション6枚です。
しかし、商品はなぜか3つに分けて届き、その時点で少し嫌な予感がしました。
梱包を開けてみると、6枚のうち2枚が黒でした。
この時点で「もういいかな」と思いかけましたが、一応お店と連絡を取ることに。
すると、6枚一緒に並べた写真を送ってほしいと言われたので、その通りにしました。
すると、返事は「間違って送ったものはそのままご利用ください。改めてグレーのものを送ります」とのこと。
特に謝罪はなく、軽い感じのやりとりでしたが、対応そのものは悪くない印象です。
まだ交換品は届いていませんが、そのうち来るでしょう。
さらに、このクッションに別の問題があることにも気づきました。
縫い目がほつれており、中のスポンジが一部飛び出していたのです。
この件も報告したところ、こちらも交換対応となり、「ほつれているものは処分してください」と指示されました。
謝罪はありませんでしたが、対応の速さには満足しています。
また、別の日にはカーテンを購入したのですが、配達完了と表示されているのに商品が見当たりませんでした。
配達員に「どこに置いたのか」と尋ねても、「正直、わからない」とのこと。
話を聞くと、大量の荷物を機械的に配達しているため、いつどこに何を置いたか覚えていないようです。
その後、配達員はマンション内を探しましたが見つからず、最終的に「弁償するから許して」と申し出たので、それを受け入れることにしました。
商品自体は高価なものではなかったので、ドライバーさんにとってはラッキーだったと思います。
その後、再注文したカーテンは無事に届き、安心しました。
さてさて、この配達されなかったはずのカーテンが約1か月遅れで我が家に届きました。
どのような経緯で配達されたのかは分かりませんが、恐らく別の部屋に誤配されていたものを、気付いた住人が届けてくれたのでしょう。
この製品を返品することもできませんし、ドライバーさんと連絡する方法もないので、我が家のクローゼットで保管することにしました。
いずれ今使っているカーテンが傷んだり、友人が必要になったときに役立てようと思います。
これらの経験を通じて感じたのは、中国の通販サイトでは「お金を返せばいい」「商品を交換すればいい」といった合理的な考え方が主流だということです。
日本では交換や返品に加えて謝罪を求められることが多く、トラブル対応において感情面が重視される傾向があります。
私も以前通販サイトを運営していたので、その違いをひしひしと感じます。
ただ、中国で暮らしていると、ミスは故意ではないし、最終的にお金や商品の交換で解決できる問題なら、さらりと終わらせたほうが効率的だと思うようになりました。
こういった考え方に対し「大陸に影響されすぎ」と言われるかもしれませんが、日本人が求める感情面での救済も行きすぎると面倒なことになるんだなと。
ただ、中国人もある種の問題には感情的になり、泣きわめいたり訳のわからんことを言うので、実のところ我々は似たり寄ったりなのかもしれません。
知らんけど
さて皆さんも中国の通販を利用した経験はありますか?
日本にいる方も、中華系通販サイト利用できますので、どうぞ試してみてください。彼らのぶっ飛んだ常識に感動?するかもしれませんよ。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
また明日!
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