中国での家探しが完了!Lさんの登場ですべてが丸く収まったお話
昨日、家探しが終わりました。
とはいえ順調にことが進んだわけではありません。でもそこにLさんという友人が登場して問題が解決。
その経緯をシェアします。
今回のお部屋は家賃5300元、60㎡の1LDKです。高層階ですので静かな生活環境が期待できます。
収納もあるので家具を買う必要はありません。
比較的に清潔な部屋でしたが、前の住人のネコさんは長毛種だったのか、ソファーもカーテンも猫の毛だらけでした。
加えてテーブルなども管理が悪かったのか、天板が波をうっています。加えてテレビも古くテレビボードの引き出しも引っ張ると壊れそう。
それで、仲介業者に廃棄してもいいかと尋ねると「無理」と言います。
彼の言い分は「どんなボロでもあればアピールポイントになるから大家は廃棄には同意しない」でした。
ゴミのような家具があることが、なんのアピールになるのかなと思いつつも困ったなと思ったのですが、救世主が登場しました。
彼女はLさんと言います。
Lさんはこの一帯の不動産オーナーグループにも所属していて、今回契約しようとしているマンションのオーナーたちとも知り合いだといいます。
そのことを思い出し、Lさんに交渉に参加してもらえないかとメッセージを送りました。
Lさんは事情を聞くと「いいよ」と快諾してくださり、再度仲介業者との交渉に入りました。
業者は最初から断固として譲らない様子でしたが、Lさんは一歩も引かずに反撃開始。
次々と合理的な反論を繰り出し、業者もついに折れ始めました。
Lさんは…
「この汚いテーブルでどうやって暮らすの」
「洗濯機猫の毛だらけじゃない?あなたはこの洗濯機使えるの」
「このテレビ古すぎだろう。使えなかったから捨てたって大家さんに言いなさい」
などと次々と口撃を加えます。
仲介業者もだんだんと圧に押されて、大家さんに電話してみるといいます。スピーカーホンで会話します。
業者さんは、わたしたちの要求を話します。
すると、不思議なことに大家さんは全面的にわたしたちの要求をのんでくれました。
電話を切ると、業者さんは「大家さんが条件を飲むとは思わなかった」と言います。
すると、Lさんは…
「自分も大家だからわかる。今回の要求は当然だし、大家も薄々わかってたんじゃない」
「家具も新調しろと言ってるのではなくて、廃棄してもいいかと言ったんだから、大家としても出費もないし問題ないでしょ」
と胸をはります。
わたしもLさんの言っていることは、筋が通ってるし、大家にとっても悪くない条件だと思えました。
ただ仲介業者さんは最後まで、今回は上手くいったけど、大家さんの中にはいろいろな人がいますからねと、なんだか煮え切らない態度をしてました。
さて、今回仲介業者さんの仕事を見ていて思ったのが、彼らの仕事も楽じゃないなと。
彼は借主と大家という両方を顧客に抱えます。
お互いの思惑も違いますし、要求のベクトルは向き合うものです。その間に入り交渉しサインさせるというのは大変だと。
今回、Lさんが値切ったので彼の手数料はわたしからも大家さんからも2000元となりました。
つまり合計4000元、約8万円です。
これを以前は高いと思っていましたが、今回の彼の仕事ぶりを見ていて、適正価格かも知れないなと思いました。
先ほど仲介業者さんから連絡があり「トイレの修理、エアコンの修理は終わったよ。今日は古い家具を撤去するから待っていてね」と言われました。
大家さんからも「洗濯機はもう買ったからね。20日までには届くから心配しないで」とメッセージが。
ちなみに契約は20日からですが、今日にも鍵は受け取れるそうです。
最初は、この家で大丈夫かな?この不動産屋さん詐欺師じゃないよねなんて思っていましたが、どうやら心配しすぎだったようです。
そして、こういう交渉ごとにはLさんのような、地元の友人がいると心強いなと改めて思いました。
そして、あとから知ったのですが昨日は土曜日ですが連休前の出勤日。
Lさんは半休をとって助けに来てくれました。この友情にどうやってお返ししようかと考えているところです。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!