日本語教師というか教師は与える人でなければならないと思ってるお話し
わたしは教師をしています。
日本語を教えていますし、日本語の教え方も教えています。さらには日本人補習校で2クラス受け持ってます。とにかく誰かになにかを教える毎日です。
もちろん、これらはすべてボランティアではなくて職業です。教えることで金銭的な見返りを得ています。ただ思うに有給無給にかかわらず教師のマインドってあると思います。
それは学生の成長を願い、そのためになることを行うってことです。
すべては学生のために
・・・学生を使って自分の欲望を満たさない
残念なことに学校とか教室というシステムに惑わされる人がいます。教師はある程度の権力を持っています。そのシステムを使って好き放題する人もいます。
日本語教育について大学で学んだときに色々な人に出会いました。その時に感じたのが、自分の言いたいことを言いたいがゆえに日本語教師になろうってしてる人が多いってことです(消されるかも自分・・・
模擬授業で俳句を朗読しまくったり、日本の特定の文化を熱く語る人もいたりして、ちょいとビビりました。
そういった授業を準備して、講義して、学生の日本語能力にどんな影響があるのかなって考えてしまいました。
恐らく、こういった授業を準備する人は自分が言いたいことを言いたいだけで、学生の事なんて考えていないのでしょう(口悪すぎ
・・・相手のレベルを見誤るリスク
さらには「自分ができる」ので「相手もできる」って思い込むリスクもあります。
なんで学生がわからないのか?考えない人も大勢います。
そういった人の授業を見ていると、まったく学生のことを見ていないのか、それとも見えているつもりで見ているのは自分なんだろうって思えます。
こうなると授業そのものが意味不明です。
説明そのものも理解するのが難しいうえ、例文もぴったり感がないし、板書も・・・って感じになります。
・・・教科書に引っ張られるのもリスク
さらに教科書を教えることに集中しすぎて、かえってわかりにくくなっている授業もあります。
教科書は読み込んで、自分のことばでしっかりと説明することが大事だと思います。しかし教科書にひっぱり回されてしまって、教師ですら理解していないことを話していることがあります。
そうなると学生はついてこられません。
でも模擬授業などをしていて、最初っから自分のことばでしっかり教える事ができる人ってほとんどいません。
こういった記事はブーメランなんだけどね
もちろんわたしだって成長過程です。
自分の授業が最高なんて思いませんし、わたしだって学生のことよりも自分のことを考えて行動してしまうこともあります。
そうだからこそ、自分のことを見失わないように、そして自分も成長できるし、なんなら誰かの成長を助けられると信じたい。
そう思って、ブーメランってなることも承知の上で書いてしまいました。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。
ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは日本語教材や資料の購入にあてます。本当にありがとうございます。