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疲れたと言わない日本人オッサンと、辛抱ならないと愚痴る中国人オッサンの話

疲れたとか、大変だと決して言わない人たちがいます。

わたしの父もそうでしたし、叔父もそういうタイプの人間でした。団塊世代の日本人にはそういう人が多い様に思います。

また家族に仕事のことを決して話さないという人もいます。

家族を心配させたくないとか、仕事のことに口を出されたくないとか、とにかく理由はさておき秘密を守ります。

仕事のこと、ましてや愚痴を話さないのは、プライドの問題なのかもしれません。弱さを見せたら殺されると思っているのでしょうか?知らんけど

さて、愛すべき中国人友人たちのプライドの高さは日本人にひけをとりません。ただ日本人のおっさんたちとは違い、弱音をこぼす人が多いように感じます。

先日も、50代中国人サラリーマンとおしゃべりしていると、愚痴&弱音で驚きました。

彼は、役員クラスの成功者です。

社内では当然地位のある人ですが、それでも仕事のことに関して、「接受不了(受け入れられない)」とか「忍不住(辛抱できない>つまりキレそう)」と良く言います。

部外者のわたしにここまで仕事の愚痴を吐けるとはと思い、むしろ感心してしまいました。

ただ、そんな彼も弱いと思われるのは嫌なようです。

わたしが「仕事大変そうだね」と言うと、そうではないと否定します。

でも、その後は愚痴のパレードとなりますので、聞いているこっちは複雑なお年頃なのねと思ってしまいます。

日本人にしても中国人にしても、弱い男と思われるのは嫌なのでしょう。

さて、わたしです。

わたしはアラフィフのオッサンで、在深圳日本人の中で経済的底辺にいることを自覚しています。

職場は中国人の経営する日本語教室で、日本語を解するが日本人や日本の文化を理解しない人たちと日々接しています。

仕事の内容は楽しいですが、職場を好きだなんて思ったことはありません。しかも、そのことを関係者に知られても良いくらいに思っています。

そんな具合ですので、職場のことを面倒くさく思っていることを妻に話すこともありますし、中国人から仕事のことを聞かれたら「还可以(まぁまぁだね)」とは言わず、「不太好(良くはないね)」と言ってます。

ただ、消極的なコメントをしつつもケロッとしてるので、中国人からは文句言いながらも楽しそうに働けるのはなぜと聞かれる始末です。

その答えは暮らせれば良いと思ってること、そして仕事を日銭を稼ぐ手段としか思っていないからなのですが、そういうと身も蓋もないので「ワークライフバランスって知ってる?」と、彼らが考えたこともないであろう概念を取り出してごまかしています。

仕事や金が人生の目的じゃないからね〜なんて言うと、若い人はそうですね〜と言い、同世代以降の人はそうかな〜って反応で面白いです。

さて、何の話かわかりにくくなってきましたが、自分も老害と言われる年齢になってきたわけなので、偏屈になったりせず、気持ちよく暮らしていこうという決意表面と受けとってもらえれば嬉しいです。

なんのこっちゃ・・・

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日〜

ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは日本語教材や資料の購入にあてます。本当にありがとうございます。