中国で封鎖作業をしている様子を眺めていたら、スマホに警告メッセージが届いたこととゼロ・コロナ政策についてのお話
今日はお休みにして、友人の友人がやっているコーヒーショップへ遊びに行きました。その方、日本語がとって流暢な中国人で、約2時間ほど楽しい時を過ごしました。
さて、そのお店に行く途中、ハイリスク地域に指定されたばかりのマンションを見つけて、気の毒だな〜とのんきにも写真を撮ったりしました。
そして、お店に到着しコーヒーを飲んでいると、携帯電話に次のようなメッセージが届きます。
このメッセージを受けとった後、電話が鳴りまくります。出ないでいると「これは大事な電話だから出るように」とメッセージが届く始末。同席していた中国人は「気にしないでいいよ。健康コードが黄色になったら考えたら良い」とどこ吹く風。
小心者のわたしはちょっと心配になってしまいましたが、健康コードの管理などに使っていないスマホにかかってきた電話でしたし、健康コードは緑のままだったので、気にしないことにしました。
中高リスクの場所を電動自転車で横切っただけなのに、こんなメッセージが届いたり、電話がかかってくるとは恐ろしいことです。知らないところで様々な情報が抜き取られているのでしょう。
さて、その話しからゼロ・コロナ政策のお話しへと進展しました。
中国人Aさんは、中国は高齢者が多いからゼロ・コロナ政策を破棄すると大勢亡くなるかもと言います。でも、確か中国って、まずは働いている世代からワクチン接種をはじめて、その後高齢者に提供するような国だったよな〜なんて思いながらお話しを聞いていました。
するとAさんは「高齢者のことよりも、地方で生活する嘘や噂を信じる人を恐れてるのでゼロ・コロナ政策が続いているんだと思う」と言いだします。
詳しくお話しを聞くと、地方ではコロナウィルスに感染すると、絶対に死ぬと思い込んでいる人や、良くわからない占いやお祓いのようなものを信じている人がたくさんいるそうです。
それで、もしゼロ・コロナ政策をやめて、感染しても重症化しないからって説明しても理解できず、混乱が生じたり暴動にまで発展するかもしれないと言います。
つまりコロナになることよりも、コロナで人がパニックになってしまい制御不能になることを恐れているってことなんだろうと理解しました。
もちろんすべてのことに優先順位があります。重視するのが経済なのか、人々の健康と命なのか、それとも社会の安定なのか・・・いろいろな意見があるのは理解できます。
ただ、その優先順位が明確に示されない、もしくは本音と建て前があるという状況ですので、みんながモヤモヤしているのでしょう。
さて、Aさん「中国のワクチンが効かないってことがバレるのが怖いってのが、ゼロ・コロナを解除できない本当の理由かも」と、ぼそっと言います。
なんだか全員コメントしづらかったのか黙り込んでしまったので、わたしは「ウィルスは変化しますからね〜。完璧なワクチンなんてないですよ」と笑いながら言うと「そうだよね〜」とこのお話しは終わりになりました。
外国人であるわたしたち。そして大都市で暮らすAさんのような方。みんないろいろ考え、感じることがありながらも生きてるんだなって、思いました。
そしてAさんのお店のカフェラテ、奈良の醤油が隠し味として加えられているそうです。とても美味しかった〜
今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。