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だいたいみんなコロナ陽性から2ヶ月。春節の大移動があっても第二波はこなかった中国のお話

2ヶ月前の12月17日にこんな記事を書いていました。

まさに気がついたらみんな妖精状態です。この数日後、自分もしっかり妖精になり10日ほど苦しんだ後、もとに戻りました。

さて、それから2ヶ月が経過した今、コロナのことを心配している人は、ほぼゼロになったのではないかと思います。公共交通機関を利用する場合は、マスクが必要ですし、街で見かける人の8割程度はマスクをしていますが、以前ほどの緊張感はありません。

マンションの入り口に設置されていた健康コードを読み取る機械の電源は切られています。そのうちコレ何?って言いだす子どもが出てくるのではと思います。

PCR検査場もほぼ撤去されました。一部残っているところもありますが、営業している様子はありません。あっという間に変化していく環境、そしてそれを気にしてないように見える人民たちに、中国っぽさを感じます。

いろいろ考えて対策する。ロックダウンしてみたり、PCR検査場を作ってみたり、健康コードをスキャンさせたりと、お金がかかることを次々と試し、必要なくなったらすぐにやめてしまう。

そういう対策に対して、総括しないと経験から学べないだろうにと思いますが、総括して下手に改善点を見つけたり、あれは失敗だったとなると誰かが責任を取らなくてはいけなくなったり、おいしい思いをした人があぶり出されると良くないので、放置しているのかもしれません。

過ぎてしまったことを悔やんでもしかたありませんし、スルーできるならスルーしたほうが良いという考え方は嫌いじゃない。むしろ好きな方ですが、ここまで鮮やかにゼロコロナってなに?って様子をみると、ちょっと不気味さも感じます。

高速鉄道が事故したら、とりあえず埋めちゃたりするくらいですので、何かをなかったことにするくらいたやすいことなのでしょう。

春節のあと、中国における第二波が来るのではと心配していましたが、そんな様子もありません。さらに第一波が終わったころ日本から入国してきた友人たちも感染しません。そうなると、かなりしっかり対策できているってことになります。結果から言うと中国の対策って悪くなかったのかもしれません。

でも、日本にいる高齢の両親も感染していませんし、友人に電話で日本の状況を聞くと、感染を恐れて暮らしてはいないと言います。だったらゼロコロナという方法を採らなかった日本の方がやっぱり暮らしやすいかもしれないなと。さらにクーポンをもらえたりしたようなので、ちょっと羨ましく思います。

3月の中旬に日本へ短期帰国する予定ですので、できればこの状況をあと30日程度保ってくれると大変助かるな・・・なんて思っております。どうなるのでしょう。

今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。

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くまてつさん@中国|日本語教師
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