中国人日本語教師に既読無視をくらっているお話(謝ったら死ぬ病な人たち)
わたしの仕事は中国人日本語教師に日本語の教え方を教えることです。
この教員の教員という立場、そして日本人であることが問題を引き起こすことがあります。というわけで、今回も日本人であるわたしが原因で面倒くさいことになっていることについて説明します。フィクションとしてお楽しみください。
新入社員のCさんを訓練するというグループにわたしも入れられてました。しかし、訓練課題について日本語を理解できない教務責任者からなにも連絡がなかったので、放置していました。
わたしを除く、日本語を理解できない教務と、これまた数ヶ月前に入社してきた中国人日本語教師が、毎日Cさんと連絡を取り合い、過去問の分析とかなんやらをしているようです。
するとある時、ボスからCさんが作った資料について校正するようにとグルチャの中で指示されました。Cさんからも日本語で「どうぞよろしくお願いします」と依頼されたので確認することに。
不自然な日本語表現を訂正し理由を併記しました。また、原稿用紙の使い方に関して聞いたことがないルールを説明していたので、根拠を示してくださいと指示しました。
さて、どうなったでしょう。
無視されています。
相手はメンツを完全に潰されたと思ったのでしょう。既読無視されています。
でもどうして無視するのでしょう。それは、どこから出てきたかもわからない日本人であるわたしが突然のダメだしをしたからです。Cさんを褒め称えようとしないわたしの態度にCさんは腹を立てたのかもしれません。
また、中国人教務主任は日本語がわかりません。それで、わたしの指摘が正しいか正しくないかを判断することができません。それで、教務主任も絶賛沈黙中です。
わたしが、分析結果を出すまで、彼女たちはグループ内で互いを褒め称えあい和気藹々と過ごしてきたわけで、病み上がりでウルトラストレートな中国語しか使えなくなっているわたしの分析結果が面白くなかったのでしょう。
さて、これをどうするかって・・・
わたしも完全に無視します。
わたしは校正し、疑問点を指摘しただけです。別にCさんや教務責任者の人格や存在を攻撃したわけではありません。制作物に対しての意見を述べたに過ぎません。
差し出された提案や意見に対して、不満を抱いて無視を決め込んでも良いのは、相当な権力者か幼稚園児までです。相手が権力者ってことはあり得ませんので、幼稚園児並みのメンタルなのでしょう。だとしたら、わたしとしてもこれ以上できることはありません。
こういうことって時々生じます。
絶対に間違いを認めない人、意見を求めておきながら褒め言葉以外は拒絶する人は、どんな文化圏にもいます。
でも、中国人社会で仕事をしていて、中国人には謝ったら死ぬ病とか、言い訳を言わないと気が済まない病にかかっている人が比較的多いように感じます。
日本人の場合、反省してないけどとりあえず謝って誤魔化そう病が多い気がします。これ中国ではすくないです。謝ったら死ぬと思ってますので・・・
さて、この問題、どのように解決されていくのでしょうか?
個人的には別に解決する必要もないって思ってます。日常茶飯事だし、別にCさんと友だちになりたいわけでもありませんので。相手もそう思っているだろうしね。わたしは弊社の作る教材の品質が守られることにしか関心がないんですよね。
そんなわたしを理解して使いこなしてくれ給えと日本語がわからない教務主任や、新任教員にお願いしたいくらいです。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。