どうして双11(ダブルイレブン)に中国人が熱狂しなくなったのか考察してみた件
昨日、ダブルイレブンで買い物をしない人たちのことを書きました。
理由は「欲しいものがない」と「安くない」からと分析したのですが、その後、もしかして別の理由があるのではと思うようになりなりました。
結論から言いますと、ダブルイレブンでの買い物がイケてると思えなくなったから、そんなに魅力を感じなくなったのかなと考えてます。
2009年にアリババが始めた、双11(ダブルイレブン)は、オンラインショッピングのキャンペーンでした。
そもそもは11月11日を独身の日として、独身者が独身の友達にプレゼントを贈ろうというイベントだったそうです。
まぁ、この時点で意味不明ですけどね。
ただ、わかるのは独身者向けのキャンペーンだったってことです。
2009年当時は、iPhone3GSのころでして、スマホはまだまだ普及していませんでした。それで、当初はパソコンを使ってオンラインショッピングを楽しんでいたようです。
つまり、単に買い物をするのではなくて、新しいツールを使っての買い物体験を楽しんでいたことになります。
その後、スマホが普及しだし、Alipayなどの電子決済も一気に普及して、手に平の中で買い物をすることができました。
こういう新しいことを試すきっかけがダブルイレブンだったのではと思います。
ただプレゼントを贈るのではなくて、通販サイトで買ったものを送るというのが楽しかったのでしょうし、イケてると思えたのでしょう。
でも、今の中国でスマホを使っての買い物なんて当たり前過ぎて面白みもありません。
わたし、すべての買い物をスマホで済ましています。
ビール飲みたいな〜って思って、買い物に行かなきゃなんて思いません。ただ、スマホアプリで注文するだけです。30分もすれば冷えたビールが届きます。
そういう時代なんです。
だから、スマホで買い物することにドキドキもありませんし、ワクワクすることもありません。
追求されるのは便利かどうか、お得かどうかであって、それ以外の付加価値はなくなってしまったのです。
そんなわけで、通販サイトが行うキャンペーンが、それほどの影響力を持たなくなったのも不思議ではないです。
誰にでもできること、いつでもできることに魅力を特に感じるコトってないので、これは仕方ないかなと思います。
ただこの状況を劇的にひっくり返す方法もあります。
何を買っても11%オフにするとかすればどうでしょう?
わかりやすいし高額商品も買おうかなって気持ちになるのではと思います。
無印良品は無印良品週間というキャンペーンで、普段割引きしないお店が一律10%オフとかしてますよね。結構魅力を感じてます。
さてさて、社会の変化に応じて、人々が魅力を感じたり、熱狂したりするものって変わるわけでして、自分も新しいものを楽しめる感性を保ちたいと思いました〜
なんのこっちゃ
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