同じメイド・イン・チャイナでも日本向けと中国国内用は違うよってお話
まだ年号が昭和のころ、中国製に対する信頼性は非常に低かったように思います。
何かが壊れたりすれば、中国製だから仕方ない。生地がほつれたりすれば「中国製やろ?」と決めつけるくらいでした。
そのうち、ほとんどのモノが中国製になり、中国製だからダメってことはなくなったように思います。
では、中国で今売っているモノはどうなのでしょう。
大抵のものはダメです。
なぜなら、日本で売られている中国製の製品は日本向けの製品であって特別なものだからです。
つまり、日本で販売されている中国製の製品は、組み立て製造を中国でしているだけで、設計や技術指導、品質管理などは日本企業が関わっています。
ですから、品質はかなり高いと言えます。
それに引き換え、地元で消費されるものや、日本ほどうるさくない国に輸出されるものは、それなりの品質で製造されます。
ただ、この品質の差が悪いとは思いません。
不良発生率にこだわるとコストが跳ね上がります。
考えてみてください。
例えば、テストで60点を取るにはそれなりの努力が必要ですが、普通の努力で達成できます。
これが80点となればどうでしょう。ちょっと辛くなります。
しかし、いつも100点、たまに99点しか許されないとすればどうでしょうか?
死ぬ気で努力しなければなりません。
そして日本企業が要求する品質はほぼ100点なので、コストが折り合わないのです。
それでも、ものすごい努力で日本向け製品の品質は担保されています。
しかし、中国で売るモノに、そんな努力を傾けても意味がありません。
壊れてたら交換するのが当たり前です。
実店舗で買い物する場合、お店で開封して作動するか確認してから持って帰るくらい人もいるくらいです。
つまり、中国において「不良がでない」ことにコストをかける意味があまりないのです。
Amazonでモノを売っている中国企業、もしくは中国人が壊れたら即交換してくれる、そして壊れてたものは破棄してくれと言うのは彼らのやり方なのです。
この方法で、利益を出せる価格を設定しています。
そんなわけで、中国で売っているものと日本で売っている中国製は違うものです。
もし中国で日本と同じものが売られていたとしても、品質に差があると中国人たちは言います。
例えば、UNIQLOもそうですが、中国で買うと縫製が甘いと感じたり、いくらか質が悪いような気がします。
でも面白いことに、MUJIに関しては、その差をあんまり感じません。これは企業としての考え方の違いなのかもしれませんね。
さて、それはさておき・・・
中国でも、日本で売られているものを手に入れることができるようになりましたので、生活はしやすくなっています。
そして個人的には、スシローが市内にあるというのは神です。
あれのおかげで、多くのストレスを拭えています。
今日もなんのこっちゃという話になりましたが、中国製だからといって悪いってことはないけど、中国国内の中国製はまだまだだよってこと。
そして、中国でも日本のものが買えるから、それなりに幸せってお話でした。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日〜