中国の警察に呼び出された友人Lさんの話が違和感だらけだった件

わたしの話ではなくて、中国人友人Lさんのお話です。

突然、しばらく連絡してなかった妹から電話が掛かってきます。

妹は「警察から電話が掛かってきたよ。警察署に出頭して欲しいって・・・」と言います。

Lさんには警察から電話があるなんて何だろうと不安になりましたが、そのままにするわけにもいかないので、電話番号を教えてもらい警察を名乗る人に電話します。

すると、警察官は「海外から電話が掛かってきませんでしたか？」と聞きます。

そういえば、最近知らない番号だったのに電話にでてしまったのを思い出し「はい」と答えます。

すると、警察官は「それは詐欺電話だったんです。いちど警察に来て下さい」と言います。

Lさんは大変なことになったと思い、警察へ行きます。

すると「午前中あなたに電話をしたのですが、電話に出ませんでしたね」と警察官から言われます。

たまたま午前中、スマホの電源が切れていて電話に出られなかったと説明すると、あなたに連絡が取りたくて職場にも電話をしたのですよと警察官は言います。

そして、書類にサインすることが求められ、写真も取られたそうです。

ちなみに、中国では書類にサインしたあと、書類を手に持って写真を撮られることがよくあります。自分がサインしたという証拠になるのでしょうかね・・・

Lさんは、大変なことになるかと思ったけど、そうでもなかったと話してくれました。

さて、この話を聞いたわたしには違和感しかありません。

そもそも、Lさんは詐欺被害に遭ってません。

Lさんは、知らない人の電話にうっかり出てしまいましたが、普段はそういった電話には出ないことにしているので話も聞かずにすぐに切ったそうです。

ですから、電話の内容が詐欺であることすら知らなかったのです。

加えて警察は、Lさんと連絡を取るために職場にまで電話しました。しかし、この職場は以前の勤務先で、職場の人はLさんに連絡を取ることができませんでした。

では、警察はどうしてそこまでしてLさんに連絡がしたかったのでしょうか？

そもそも電話番号から以前の職場の連絡先まで検索できるってどういうことって思います。

なおかつ、警察はLさんの妹さんの連絡先までたどれています。

警察が持っている個人情報の範囲ってどのくらい広いのでしょう・・・

ちょっと気持ち悪いです。

しかも、犯罪被害に遭いかけたというだけのことで、警察に呼び出され署名させられ、写真まで撮られる。

なんだか、Lさんのほうが犯罪者みたいです。

それで、Lさんに「なんの書類にサインしたの」と聞くと・・・

Lさんは「わからない」と言います。

いやぁ国家権力を信頼しすぎじゃないって思いました。

そんなわけで、中国はヤッパスゴいなぁと、わざと解像度低めのコメントをしないといけないような気持ちになりました。

でも・・・Lさん・・・何にサインしたんだろう。

まぁ大丈夫でしょう。

知らんけど・・・

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日〜