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時は金なり・効率は生命なりというスローガンを見て自分はお金持ちなのではと思った件

深圳市南山区の海上世界の近くに「時は金なり・効率は生命なり(時間就是金銭、効率就是生命)」というスローガンが掲げられてる場所があります。

昔の蛇口港から出てきたところにありましたが、決して多くの人の目に付く場所ではなく、なんでこんな効率の悪いところにコスパ・タイパを訴えるモノを作ったんだろうと思います。

ただ、コロナ前はこういうスローガンを見て、ヨシ!俺ものし上がってやろうと思う人がいたのは事実ですし、今でも成功を夢みてスピードこそが命と努力している人がいるとは思います。

でも、最近みんなちょっと疲れ気味なのではと思います。

例えば、地下鉄の工事のことです。深セン湾口岸から北上する地下鉄の工事が続けられています。この路線、地元の友人によると2023年12月に開通する予定でした。

それが、2024年12月に延期され、最近ではそれも無理で、恐らく2025年以降、もしかすると2026年になるのではと言っています。

公式な発表を確認していないので、あくまでも噂ですが・・・作業が減速しているのは事実です。

予算不足なのか人手不足なのか、それとも他の何かが不足しているのかわかりませんが、とにかく予定通りにはコトが進まなかったのでしょう。

市内の至る所で、地下鉄の工事を行っていて、当初はそれを「さすが深圳、発展がスゴい」と思っていましたが、最近では無計画に手を広げすぎて、不便じゃんと思うようになりました。

効率は生命じゃなかったのって突っ込みたいところですが、ぼやいても何も変わりません。

また、下手に地下鉄が開通すると家賃が上がると思うので、今くらいが丁度良いと思ったりもします。

こういう、速度感の変化は個人の暮らしにも影響しています。

運がなくても、努力できるならば成功する可能性があった時代が、急に努力できても成功できるとは限らないという、ごく当たり前の状況に変化しました。

高学歴でも、仕事が見つからなかったり、能力のある人でも稼げなかったりします。

子どもの頃の成功の基準は学校の成績と受験戦争の結果のみで測られ、大人になってからは所有物で測られるこの国で、今の状況はまさにカオスです。

今まで努力してきた人は疲れている上に夢を失い、これから戦場に立たされる人は、何をどう努力すれば良いのかわからなくなっています。

そんな状況にストレスを感じるのも理解できます。

さて、どうすれば良いのでしょう。わたしにもさっぱりわかりません。

ただ、流されるまま暮らしてきたわたしが、取り組みたいと思っていることがあります。

それは、自分が本当にしてみたいと思っていることに、少しでも良いから時間を割くと言うことです。

例えば、わたしは最近プログラミングに関心がありますので、少しずつ勉強し始めています。

これがビジネスに繋がるとか、将来の収入に繋がるかもということは一切なく、ただ面白そうと思ったら勉強しています。

同じく、毎日少しずつ読書もしています。そして、読んだことを深く考えて、日本語と中国語でどう説明できるかをまとめて、AIに分析させたりしています。

たくさんのことは行えません。

でも、やるかやらないかを効率で考えるのではなくて、自分のしたいことのために時間を使う。それを心がけています。

今のところ、プログラムを勉強していても、読書していても、何の成果もありませんが、それで良いんです。

だって、成果は自分が面白い、楽しいと思った時点で十分に受け取れていますので。

note を毎日書いているのも同じ理由ですね。

そんなわけで、自分のしたいことに時間を使えていることに深く満足しています。

お金はそれほど持っていませんが、時は金なりだそうですので、自分のしたいことに時間を使える自分はお金持ちとも言えますね。

知らんけど・・・

それはさておき、疲れてきって何から手をつけたらいいかわからない友人には、したいことから始めてみたらとアドバイスしてみようと思います。

僕は、それでバランスを保っています。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!

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くまてつさん@中国|日本語教師
ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは日本語教材や資料の購入にあてます。本当にありがとうございます。