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一人っ子政策に関するドキュメントを見て感じたこと
今日は、中国の一人っ子政策に関するドキュメンタリーを見ました。
もう撮影されてから10年以上経つ作品ですが、今もなお変わらない現実を感じさせられました。
同時に、日常で感じる中国人の特有の文化や価値観が凝縮されているように思えて、少し気分が落ち込んでしまいました。
特に印象的だったのは、一人っ子政策に従って子どもを一人しか持たなかった親たちが、子どもを失った後に政府に抗議している場面です。
彼らは、自分たちの暮らしが困るからと苦情を申し立てていました。子どもは授かり物であり、親が子どもに財産を残すのが筋だと考える私にとって、この姿勢には違和感を覚えました。
もちろん、子どもを事故や病気で失うことの辛さは計り知れません。しかし、子どもがいなくなって自己の生活の困難になってしまい、どうしてくれるんだと抗議する人々の姿を見て、何とも言えない気持ちになりました。
ドキュメンタリーの後半では、障害を持つ子どもを捨てる親たちの姿が取り上げられていました。
障害のある子どもは捨ててしまい、元気な子どもは育てるだなんて、まるで子どもを家畜のように扱っているように感じられました。
このような態度やシステムがまかり通る現実に、自分の価値観とは大きく異なるものを感じ、少しやるせない気持ちになりました。
もちろん、価値観は人それぞれであり、どのような価値観を持つかは個人の自由です。
しかし、やはり他人の言動に影響を受けてしまうものです。今日のドキュメンタリーを見て、中国のこの価値基準にはどうしても馴染めないなと感じてしまいました。
もちろん馴染む必要はなく、ある程度の距離を保てばよいのですが、ちょっと気分が落ち込んだこと、そしてその落ち込んだことを忘れたくないなと思ったので記録しておきます。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日
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