監督と俳優さんをべた褒めする中国人と話して感じた違和感の話
日本語の授業のときのことです。
学習者Cさんとの会話で、ブログを書くプラットフォームの話になりました。
note という日本のプラットフォームを使っていると話すと、Cさんは「聞いたこともないから、Instagramのほうがいいのでは」と提案してきました。
私は、Instagramは写真や動画を共有する場だと思っていたので、文章で気持ちを伝えたい私には合わないと考えていると・・・
Cさんは話をコロリと変えて、中国に有名な日本人がいると言います。
そして、何かのアプリを開いて見せてくれたのは、Xでも有名な日本人監督と、俳優さんのアカウントでした。
そして、俳優さんのアカウントの動画を再生して、中国語も上手だし良いこと言ってると褒めちぎります。
そして、Cさんは「彼は良いこと言ってるよね〜 日本でも有名なんでしょう」と聞いてきました。
それに、残念だけどX以外では見たことないなとぼそりと答えると、Cさんも「有名じゃないんだ」と残念そうでした。
その反応を見て、ちょっと悪かったなと思えたので、笑顔で「大丈夫、わたしよりも有名ですよ。彼は立派なインフルエンサーですよ〜」とあったり前のことを真面目顔で話すと、「そうに違いがない」と答え、とても嬉しそうにします。
今までもショート動画などで彼らのコメントを見たことがありました。
正直に言うと、わたしには理解できないなと思いました。
彼らは中国のことを日本に知らせたいのか、それとも日本のことを中国の人に知ってもらいたいのか
きっとその両方なのでしょうが、わたしは彼らの作品や表現方法を見て違和感を感じてしまい、どうしてこんなことをしてるのだろうと思ってしまいました。
でも、Cさんは違います。
彼のことを素晴らしいと褒め、中国語も上手だし、本当の努力家だと言います。
このことはわたしに大きな気づきを与えてくれました。
良く言われることですが、同じ風景を見ても感動する人もいればしない人もいます。
また、感銘を受けるポイントも人それぞれです。
というわけで、自分の評価だけで良し悪しを判断するのは危険だと思います。
ただ、自分の直感も間違いではありません。
それで自分が感じた違和感も正しく受け止めて、軽く扱わないようにしなくちゃなと思ったりしました。
さて、今後もこういうことは生じるでしょう。
他の人の話を聞いて、おやっと思った時も拒絶はせず、とはいえ違和感も放置せず心の中でじっくり考え比較できるといいなと思ってます。
ただ、修行が足りないので、そんな風に振る舞えない気もしますけど・・・
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日〜