今年のダブルイレブン(双11)で何も買わなかったという中国人たちのお話
11月12日になりました。つまり今年のダブルイレブン(双11)も終了したのですが、皆さんは何を買いましたか?
言うまでもないことですが、このダブルイレブン(双11)とは、淘宝やjd.com などECサイトで行われるバーゲンのことです。
2009年にアリババがこのキャンペーンを始めたと言われています。
さて、この数日、授業で「双11で何を買いますか?」とか「何を買いましたか?」と質問してみると、ほとんどの人が「何も買いませんでした」と答えます。
そして理由を続けて聞いてみると「欲しいものがないから」とか「安くないから」と言います。
わたしの担当する日本語学習者のほとんどが裕福な人です。
購買意欲も旺盛で、しかも購買能力もあります。
そんな人たちのほとんどが「欲しいものがない」というのは興味深いです。
もちろん、中国の通販サイトで売っているものに興味がないという可能性があります。
しかし、大学生やIT企業に勤める若い世代の人たちも、欲しいものがなかったので買い物をしなかったというのはどういうことなのでしょう。
詳しく聞いてみると「もう持ってるからいらない」とか、「現状で困ってないから」という意見がほとんどでした。
お金があったら買いたいけど、余裕がないから消費しないということではなくて、すでに十分持っているので買い物をしなかったというのは、大人というか、なんというか・・・
見倣いたいなと思いました。
さて、もうひとつの理由「安くないから」というのはもっと興味深いです。
わたし、2015年から中国で暮らしています。
そして、毎年双11のとき、安いから買い物しなきゃ〜とか、先生買うなら今ですよと言われ続けてきました。
しかし、淘宝を見ても、jd.com を見ても安いとは思えなかったんです。
もちろん、200元買うと30元ひきますとか、300元買うと50元値引きしますというキャンペーンには魅力を感じました。
でも、まとめ買いする理由も見つけられませんでしたし、何をみても割高に感じてしまいました。
最近は禁止されているようですが、11月11日のために前もって値上げしておき、バーゲンの時に値段が下がったように見せかける業者もいたようです。
そんなふうで、双11って本当に安いのと感じてました。
最近、まわりの中国人が「双11って安くないよね」と言うのを聞いて、わたしは前から知ってたよ〜って心のなかでいい気になっています。
さて、今日はもう12日です。
双11は終わりましたが、今日もまだキャンペーンは続いているようです。
もし、本当に必要なものが、本当にお安く手に入れられるのならチャンスではあります。
でも、今年はわたしも何も買わずに終わりそうです。
わたしも皆さんと同じく、必要なものは大抵持っていますし、欲しいものもとりあえずはありません。そして、これは安いから買ってもいいかというものも見つけられませんでした。
それはそれで何だか寂しい気もしますが、ミニマリズムに憧れているとか言ってますので、丁度良かったと思うべきなのでしょう。
知らんけど
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日〜
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