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中国人と韓国人の人間関係の特徴を探る:親族の結束力と個人的な繋がり
いろいろな国の人と仕事でもプライベートでもご一緒していると、いわゆる国民性というものはあるなと感じます。
今日は、その中でも中国人と韓国人の人間関係の作り方について思うところについて書きたいと思います。
主語大きすぎ案件ですし、わたしの個人的な感想にすぎませんので、お気軽に読んでいただければと思います。
血とお金が結束力な中国人
中国人の場合、親族という属性が何よりも重視されます。
ですから、家族よりも別のコトや人が優先されると言うことはありません。ほとんどの場合、親や子どものことは別のことよりも重視されます。
ただ、夫婦関係はそうでもなさそうです。
親に対する忠誠心はあっても、妻のことを、もしくは夫のことを二の次にしても構わないという人は結構います。
やはり配偶者とは血のつながりが無いので、愛情はあるにしても親や子どもに対する気持ちほど強くはないのかもしれません。
さらに、親族という括りの次の重視されるのはお金の関係です。
仕事上のつながり、しかもなんらかの利益をもたらしてくれる人に対して尽くす人は大勢います。
そして、興味深いなと思うのは、結構昔の関係でも大事にするってことです。ある時、仕事で接待を受けていたときのことです。台湾からきた家族も一緒に食事することになりました。
話を聞いてみると、わたしをもてなしてくれた社長が駆け出しのころ、仕事を出してくれた方だそうです。それはすでに10年以上前のことで、取引も今はありません。
社長は、若いときお世話になったので、台湾人が中国に来る度に宴席を設けると言ってました。結構義理堅いところがあるんだなと感心しました。
ただ、もてなしを受けていた台湾人も、そんなの当たり前って感じだったので中国圏では良く見られることなのかもしれません。
兄貴と弟な関係が大事な韓国人
韓国人の場合、血縁も重視するのですが、それ以上に個人的な繋がりを大事にするように感じます。
例えば、どんな人を兄貴、もしくは姉貴とするかを重視する傾向がありますし、どれだけの弟分、妹分を持っているかを誇る人が多くいます。
彼らは、自分のことを慕ってくれる人、また自分が慕っている人をすごく大事にします。そして、ありとあらゆる分野でお世話します。
仕事を世話したり、経済的な援助をするのは当たり前。風邪を引いたらと聞けば食事を差し入れますし、必要なものがあると聞けば、プレゼントします。
ただ、兄貴姉貴たちは独占欲が強く、自分以外の人に頼ったり、自分のアドバイスを受け入れなかったりすると、簡単に崩れてしまいます。
昨日まではかいがいしくお世話をしていたのに、ちょっとしたことで絶縁するって光景を何度も見てきたので、この人間関係にいたら疲れるだろうなって思います。
では、日本人はどうなのでしょう。
日本人と一緒にいると、心地良く感じてしまい客観的に自分の人間関係について分析するのは難しく思います。
今度、中国人や韓国人に、日本人の人間関係の作り方についてどう感じているのか聞いてみようと思います。
今、調べてみると日本人分析で有名な「菊と刀」以外にも、さまざまな著述がありそうです。今週はお仕事が少なめなので本でも読んでみようとかなと思ってます。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
また明日!
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