中国で Windows2000 home edition みたいな人になりたいなってお話
Windows2000 home edition という言葉をご存じですか?
実はマイクロソフト社の Windows2000 に Home edition はありません。同時期に発売された個人向けのOSには Windows Me という名前がつけられていたはずです。Me はミレニアムエディションの略です。
つまりWindows2000 home edition とは、OSのことではありません。それは、窓際族で年収2000万円をもらいながら在宅ワークとなった人のことを示す隠語です。
サラリーマンで年収2000万円に達するってただ者ではありません。とある調査によると年収1500万を超えるサラリーマンは全体の1.5%ほどだそうです。すべてのサラリーマンの上位1.5%に入る人にも関わらず、窓際で在宅ワーク。エリート中のエリートであるに違いありません。
ではそんなエリートが、なぜに窓際族になったのでしょうか?
凡人のわたしが思うに、その人は狙ってそのポジションを得たのでしょう。つまりすべては計画通りってことです。
さて、中国で現地採用されている人の中にも、どうしてそんなポジションをゲットできたのという人がいます。わたしの知り合いの中にも、そういう方がいます。会社にいてくれるだけで良いといわれている人々です。
今日はそんな人のお話をしたいと思います。今日の note は昨日の続きです。
中国では自己プロデュース能力がモノを言う
日本人だから重宝されるという時代は、もう終わったと思います。
しかし、日本人であることに加えて、個性や才能がある人たちは違います。中国人で個性や才能、つまりタレントがある人たちがどんどん活躍しています。失業率や企業の倒産件数は深刻ですが、それでも良い職に就いている人は、いつでもそれなりの仕事を得ています。
では、日本人で、なおかつ才能や個性に溢れた人はどうでしょうか?当然、中国では、中国人よりも目立ちます。しかし、自分のできることをアピールしなければ、相手に伝わりません。それで自己プロデュース能力が大事になります。
そしてここが肝心な点ですが、日本人のビジネスにおける標準は中国人からするとアンビリーバブルです。つまり、自分の当たり前をキチンとこなすだけでしっかりとアピールできます。
当たり前のことを当たり前にできれば、トップレベルの社員になれる
例えば、就業時間が9時だから、9時から仕事する。これですでに同僚と差をつけることができます。弊社、つい最近まで9時始業なのに、9時に会社の鍵が開いてませんでした・・・
最近は8時50分には誰かが来ていますが、9時過ぎても朝ご飯食べている人がほとんどです。ですから、即仕事に入るスタイルを保つだけで目立ちます。決して現地の皆さんのほうに流されてはなりません。
さらに、わたしの同僚は、部屋を片付けたり書類を整理したりすることも苦手ですし、私物も片付けることができません。もしあなたが日本人の標準的なきれい好きであれば、ここでは潔癖と思われるでしょう。
本棚を整理したり、書類をわかりやすく分別したりすることを続け、同僚たちを助けているなら、大きなアピールになります。
追加するとさらに良いスキル
上述のスキルに加えて、傾聴スキルなどがあるとさらに良いと思います。
誰でも話しを聞いてもらいたいモノです。しかし、中国に来て聞き上手な人にあまり会いません。みんな話したいことが多すぎるのか、人の話を聴かずに割り込む人もいます。
それで、丁寧に話しを聞いたり、適切な相づちを打ちながら意見を引き出したりできると、好感度が爆上がりします。
加えて、自己犠牲的なスタイルも人気です。
身を粉にして働く必要はないと思います。でも、必要な時に嫌な顔をせずに協力していると、頼りにされますし、大切にしてもらえます。
日本でも同じでは?
日本でも、基本的なビジネススキルがあり、話しをよく聞き、必要な時に助けてくれる人がいたら大事にされるんじゃない?と思う人もいるはずです。
確かにそうです。
でも、日本企業と中国企業を比べると、中国企業の方がはるかに要求が低いです。それで、日本でこれらのことを実践するよりも、はるかに低ストレスで効果を体感できると思います。
それで、自己プロデュースできる。つまり仕事中に気遣いを示すことが嫌ではないのなら、中国企業でも成功できると思います。わたしの友人など、仕事しなくて良いから会社にいてくれと社長さんに頼まれています。本当にすごいな〜って思います。
そんなわけで、あなたも中国企業で、いるだけでOKと言われるエリートを目指して頑張ってみませんか・・・
さて、わたしは日本語教師です。今のところ仕事に費やしていいる時間やストレスの割には高収入だと思います。以前に給料のことを書いた記憶もありますが、そのうち、そのことについても書きたいと思います。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。
ぜひぜひ、サポートをお願いします。現在日本円での収入がなく、いただいたものは日本語教材や資料の購入にあてます。本当にありがとうございます。