中国でネット回線を移設しようとしてハメハメハ大王を思い出したお話
ハメハメハ大王の歌ってご存じですか?
歌詞によると、ハメハメハ大王の子どもたちの名前もハメハメハで、風が吹いたら遅刻し、雨が降ったらお休みしてしまう自由な人たちです。
お母さんもハメハメハで、いっつも寝てるらしいので、かなりゆったりとした生活をしています。
さて、先日中国でハメハメハな人を見つけましたのでご紹介します。ついで、中国のサービスの適当っぷりに振り回されたので、そのこともお話ししたいです。
ハメハメハな人にビックリするきっかけとなったのは引越でした。
中国において引越はそれほど面倒なことではありません。日本のように電気を止めたりとか、水道、電話会社などに前もって連絡する必要はなく、支払いも大家さんや管理会社との間で適当にすませます。
しかし、家庭用ネット回線は違います。
引っ越しすることを、電話もしくは電話会社の窓口で伝え、移転作業を行ってもらいます。
我が家のネット回線は、妻さまが契約しています。それで、妻氏が窓口に行き新しい住所を伝えます。すると、移転先は商住楼(住居としてもオフィスとしても使える部屋)なので月額使用料が100元上がると言います。
今までは299元でしたので、399元になると言うのです。
そのことを中国人友人に言うと、あり得ないからもう一度確認しろと言います。それで、まずは不動産屋さんに状況を確認しました。すると、299元よりも安いプランで契約できるはずだから連絡してみたらと仲介業者を紹介してくれました。
仲介業者は100〜199元程度のプランを提示してくれたので、商住楼だからといって値段が上がると言うことはないと確認できました。それで、今度はわたしと妻で電話会社の窓口に行くことに。
すると、窓口の人はパソコンで何かを調べたあと、契約内容に変わりなく今まで通り使用できますと言います。
なぜ妻殿が問い合わせたときに100元も上がると言ったのか問い詰めてやりたいと思いましたが、意味のないやり取りになる可能性が高いので、ただ「それなら良かった。引き続きお願いね」と窓口をあとにしました。
さて、ネット回線の移設は簡単です。
電話会社が提供している弁当箱くらいの設備を自分で新居に運びます。技術者が予約した時間に新居に来ますので、そこで古い設備を渡します。そしてケーブルに古い設備を接続し、回線が生きているかを確認して終了です。
さて、予約時間まで1時間となり、わたしはボスと一緒に新居へ向かっていました。すると、妻様から連絡が入り「約束の時間に技術の人来られないって」と言います。
理由は雨が降っているからだそうです。
ハメハメハかと心の中で突っ込んでいると、ボスがどうしたのと聞いてきます。
ボスに事情を話すと「広東省で雨が降ってるから来られないって・・・仕事にならないだろう。しかも、雨なんて少し待てば止むことがほとんどだし。しかも、明日が良い天気なんて保証もない。交渉したほうが良い」と言います。
それで、妻がもう一度連絡し「現場は良い天気ですよ。そちらは雨が降っているかもしれないけど、来てもらえると助かるな〜」と優しく伝えます。
すると「状況を見て判断します」と言われ、結局約束の時間から30分ほど遅れましたが、お兄さんが新居に到着しました。
作業自体は10分程度で終了させて、颯爽と帰って行きました。
きっと仕事自体が嫌いなのでしょう。
ハメハメハの子どもだって学校が嫌いなので、風が吹いたら遅刻して雨が降ったらお休みするらしいですから。そんな子どもでも晴れた日には登校するのはスゴいって思います。
さてさて、ネット回線に299元は高いと思いますが、家庭インターネットサービスに3枚のSIMカード込みでの価格ですので、自分は満足しています。
このSIMカードのギガ、使い切ったことないので安心です。テザリングしまくってるのに使い切れないって安心感あります。
さて、これで引越に関わる作業はほぼ終わりました。今日は休みを取っているので、片付けを続け、午後は以前の家の掃除をし、夜は友人が明日アメリカへ旅立つので軽くビールを飲む予定です。
今日も最後まで読んでくれてありがとう。また明日。