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バイクは孤独を楽しめる。そこが好きだ。

PCX-160を購入して1ヶ月。
バイクっって不思議な乗り物だと気づかされ、好きになってはいけない人を好きなってしまったような気持ちになってしまった。好きななりたくて好きになったわけではない感じにさせられる。

まず、バイクはロクな乗り物ではない。とにかく不便が多すぎる。

・天気に行動が左右される
・暑い日は気温や紫外線の攻撃が容赦ない
・寒い日は震えが止まらない
・事故の際のリスクがデカい
・好きなファッションができない
・出掛け歳に、駐車場に困ることが多い
・車にナメられやすい
・あんまり荷物を積むことができない
・気軽に人を乗せることができない
・盗難やイタズラがされやすい
・髪型をセットしても無駄。
・車みたいに疲れた時に寝れない
・乗っている人が少ない為、共通話題にしにくい
・音楽を聴きながら運転できない

思いついただけでも、こんだけの不便がある。
ある程度は、不便を覚悟していたが、ここまでとは…。

こんだけ不便があるので、購入時はかなり後悔した。
しかし、最近はバイクの魅力に少し気づいた。その魅力は、バイクの乗っていると自分の世界にのめり込めるということ。走行中は自分向き合うこともできる。とにかくどこか遠くに行きたくなる気持ちにさせられる。こんなに不便なのに、嫌いになれなず降りたくなくなる。

映画「シン・仮面ライダー」で仮面ライダー第2号こと一文字隼人の

「バイクは孤独を楽しめる。そこが好きだ。」

という台詞があるが、めちゃくちゃ共感できる。

「シン・仮面ライダー」の台詞で、一番好きな台詞。誰かに、バイクの魅力は?と聞かれたら自分の言葉のように爽やかに同じ言葉を言うつもり。

孤独は寂しくて荒むが、そんな孤独を好きにさせるのがバイク。あんだけ不便で危険な乗り物にも関わらず、「まぁいいか」となる。

本当に不思議な乗り物。先日、下道で大分と福岡を往復した際に、約7時間運転したが全然苦ではなかった。ギンギンの暑い日だったが運転が楽しくて仕方なかった。

恋愛でいうと、この人結ばれることはないし、結ばれたとしても恐らく不幸になるかもしれない。だけど、ずっと一緒にいたいみたいな。禁断の恋愛にハマってしまったかのような気持ちになっている。

バイクに乗って買い物に行くと、本来であれば10分ぐらいでサクッと済むところを、すんなり帰るのが嫌でいろんなところに行ってしまい1〜2時間ぐらいかかってしまう。運転中は最高だが、帰ってくると無駄に時間を使ったことを猛烈に後悔している。

バイクに呪われいるような気分。めちゃくちゃ不便で、これから大変な目に合わせされそうだが、後悔はしないような気がする。バイクは本当に不思議な乗り物。






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