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【映画】平成世代におすすめしたいクレヨンしんちゃんの古い映画5選

 クレヨンしんちゃんの古い映画。けっこう好きな人多いんじゃないでしょうか?筆者はアラフォー平成世代なので、クレヨンしんちゃんは子供の時から観てました。当時はおふざけとお下品で、子供にみせたくないアニメなんて言われてましたね。懐かしい。でもね、しんちゃんってとっても深いんですよね。知る人は知るしんちゃんの深さ、知らない人はぜひ知ってほしい!絶対観てほしい、しんちゃんの古い映画5選お届けします。

1.とにかくずっとふざけてるのに、家族愛にあふれてる「暗黒タマタマ大追跡」

 1997年公開。妹のひまわりが映画初登場の作品。伝説の魔人を復活させるタマをしんちゃんが偶然ひろったことから、オカマ三兄弟とホステス軍団の戦いに巻き込まれ、野原一家の冒険が始まる。

©臼井儀人/双葉社

設定もキャラもしんちゃんもずっとふざけてる(ギャグセンス高すぎる)

 しんちゃんの映画ってほんとにオカマ好きなんですよ。そのオカマキャラが、かわいくておもしろくて最高。まず伝説の魔神を復活させるタマをみんなで奪い合うって設定も、おバカ全開でおもしろくなってしまう。坊主頭のオカマ3兄弟のキャラの強さに、ひろしとみさえが圧倒されてるのに、しんちゃんはオモロイ返しでオカマともすぐ打ち解けてしまう。対する銀座のホステス軍団も、こわい人たちかと思いきや、しんちゃんと絡むとすっかり乗っちゃっておもしろくなってしまう。テンポのいいやりとりも気持ち良くって、言葉のチョイスもいちいちおもしろくて、ギャグセン高すぎるやろ!ってなる。


しんちゃんが頼もしいお兄ちゃんになっていく

 おふざけばっかりかと思いきや、しっかりと心温まるお話もある。今回はひまわりが映画初登場。ひまわりがタマを飲み込んでしまったので、ひろしもみさえもひまわりの心配ばかり。しんちゃん初めてのヤキモチ?!だけど、物語がすすむにつれて、妹を守るお兄ちゃんに成長していく姿をみることができる。いつもふざけてばっかりなのに、しっかりお兄ちゃんしてるしんちゃんは必見!


2.おふざけすべてに無駄がない!テンポも世界観もクセになる「ベンダーランドの大冒険」

 1996年公開。群馬に新しくできたテーマパーク「ヘンダーランド」に遠足で来たしんちゃんは、みんなとはぐれて地球を侵略しようとするオカマ魔女の本拠地に迷い込んでしまう。そこで出会った女の子と一緒に、野原一家の地球を救う冒険が始まる。

©臼井儀人/双葉社


ヘンダーランドに行ってみたくなる世界観

 「変だ変だよ〜ヘーンダ〜ラーンド〜♪」まずこの歌考えた人、天才やね。映画の中で、しんちゃんやひろしが、ついつい口ずさんでしまう、一度聴いたら耳に残るこのCMソング。話題になってる感も見事に表現されてる。ベンダーランドの設定もしっかり凝っていて、そのまま本当にテーマパークになってしまいそうなファンタジーな世界観に、行ってみたいなーと大人も思ってしまうはず!

真剣とおふざけがうまく混ざって、テンポがクセになる

 しんちゃんと一緒に冒険をすることになるトッペママペットは、物語を誘導する割と真剣な役どころ。しんちゃんのおふざけのツッコミ役もしてくれる。だけどそれ以外のキャラクターは、見た目も中身もふざけまくりだからおもしろい。オカマ魔女のマカオとジョマは、顔面ゴリゴリのおじさんだけど、バレエの格好して踊りながら迫ってくる!もはや恐怖!しんちゃんが大人もタジタジの絡みを炸裂させて、悪者たちはどんどんしんちゃんのペースに巻き込まれていく。


3.細やかな設定とストーリーに大人も泣く!「嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」

2002年公開。しんちゃんの映画では有名な大人も泣ける名作。シロのここほれワンワンで見つけた古い書物。しんちゃんが書物を手にして目をつむると戦国時代にタイムスリップしていた。そこで出会う侍たちと、野原一家の心温まる冒険の物語。

©臼井儀人/双葉社

設定やストーリーがよく出来ていて面白い

 これは本当に言うまでもなく名作。始まりから終わりまで、無駄がなく、はりめぐらされた伏線もしっかり回収され、キャラクターにも感情移入させられる。真剣なトーンの中に、しんちゃんたちのおふざけや、野原一家の普段どおりのノリがしっかり混じっていて、うまいバランスの中しっかり感動してしまう不思議だけど心温まる世界観に浸ってほしい。

ひろしとみさえの愛が深い

 しんちゃんの映画のいいところのひとつは、間違いなく家族愛だと思うのだが、この映画でもまたひろしとみさえの愛の深さが見える。突然消えてしまったしんちゃんを見つけるべく、信じられないような出来事にも、迷わず信じて突き進む。「しんのすけのいない世界に未練なんてあるか?」というひろしの名言もかなり熱い!家族が一緒にいられるなら、知らない世界でも生活していく覚悟がかっこいい。


4.ふざけまくりの細かい設定が余計に面白さを膨らます「爆発!温泉わくわく大決戦」

 1999年公開。野原一家のお家の地下に、伝説の名湯が?!突然謎の組織に拉致された野原一家の大冒険!

©臼井儀人/双葉社


登場人物、設定、背景すべてがふざけまくり

 しんちゃんの映画でいつも感心してしまうのは、キャラクターや組織の名前、設定のセンスの良さ。ふざけまくってるけどしっくりくる、しんちゃん映画の楽しみのひとつである。この映画では温泉にちなんだネーミングがたくさん出てくるが、筆者のお気に入りは敵の組織YUZAME。風呂にちなんでいながら、シンプルでマイナスなイメージの「湯冷め」を敵の組織名にするこのセンス。おもしろい。そしてなんと、しんちゃんたちと一緒に戦う温泉Gメンにちなんで、温泉の精は丹羽哲郎が声優を担当していて、豪華すぎる…!


キメる時はキメるひろしを中心に一家団結

 ひろしは今回とことんハニトラにひっかかり、みさえに怒られるシーンが多いのだが、やはり家族のために覚悟を決めたひろしはかっこいいのだ!たっぷりおふざけして、キメるときはキメる!野原一家の団結シーンにも注目!(全裸だけど。)


5.わくわくするテーマパークと少し切ない世界観が合わさって魅力が溢れる「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」

 2001年。春日部に新しいテーマパーク「20世紀博」が誕生。70年代の懐かしい世界観にひろしとみさえ、大人達はこどもそっちのけで夢中になり、街から大人達が消えてしまう。

©臼井儀人/双葉社


ひろしとみさえがノリノリで楽しい

 この映画で気分が上がるのは、20世紀博の細かい設定だと思う。大人たちが子供の頃夢中になった世界を楽しめるテーマパークなんて、夢があふれている。ヒーローになりきって、本格的な撮影ができるスタジオや、当時の玩具で好きなだけ遊べる広場など、これは本当にあったら絶対行ってみたい。ひろしとみさえもすっかりノリノリで20世紀博を楽しむ様子は、見ていて楽しい気持ちになる。

俺の人生はつまらなくなんかない!ひろしの名言が生まれた名作

 この映画でももちろん野原一家が力を合わせて敵をやっつけるのだが、昔の良かった時代に戻りたい敵に対して、家族のいる今を生きる喜びをひろしが教えてくれる場面が見どころだと思う。家族と一緒に過ごすために、全力で世界を救う野原一家に憧れてしまう。


以上、しんちゃんの古い映画おすすめ5選をお届けしましたが、全然足りなかった!他にも笑って泣ける名作がまだまだあります。この5作は特に好きな作品なので、全部100回以上観てます。台詞もかなり覚えてるし、歌える。(ちょっとやばい大人ですね)古い映画ならではの、絵の色彩もすごく好きです。ぜひしんちゃんの古い映画観てみてください!

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