接客を磨け

最近のホストクラブをみていると接客力より営業力の方にフォーカスされがちになり昔に比べて少し接客力が落ちたように感じる

テーブルでサイコロゲームやトランプをするやつ、携帯ゲームを一緒にやり始めるやつ、下ネタしか喋らないやつ、グイグイしか言わないやつ

私はホストたちに体ひとつ、言葉ひとつ、表情ひとつ、仕草ひとつでお客様を楽しませる接客力を持ってもらいたい

ただ、今でもトッププレイヤーたちと絡むと本当に接客力やコミュニケーション能力が高いなと思う

接客中だけでなく会議中の発言、酒の場での飲み方、1on1での食事の際の話の聞き方など、売れていない子たちとトッププレイヤーの差は歴然だ

この差はどこから生まれるのだろうか？

12年前私は2年務めた京都のホストクラブを辞めて本場歌舞伎町にやってきた

私の武器は接客力で相当自信もあった

入店当初から送りも常に上位にランクインしどのテーブルについても盛り上げられることから付け回しをしてくれている内勤さんからはジョーカー（どこのテーブルにつけても大丈夫だから）と呼ばれていた。

そんなある日代表のテーブルでNGをもらうことになる

ちなみにこの時のNGが人生で最初で最後のNGである

NGとはこの子は私のテーブルにつけないで！という意味です

ジョーカーと言われていた私の自信はそこで一瞬にして打ち砕かれました

しかしその悔しさを晴らすために代表に「NGが出ていてもそこのテーブルにつきたいです」とお願いし来店されるたびにつかせて貰いました

その当時のお客様、嫌な思いさせてごめんなさい。

もちろんテーブルについて話しかけても話しかけても返事は無くずっと無視、水ですら頂くことは出来ませんでした

どうしてもこのお客様を盛り上げたくてたくさんギャグも作ったし、面白い話もたくさん話ました

2ヶ月ほどめげずにテーブルにつき続けたある日「私の負けだ、仲良くしよう」といって頂き場内を毎回もらえるようになりました

その後は逆に私が居なかったら店に行きたく無いと言われるところまで仲良くなれました。

私がお店を出すと決まった時には涙を流して応援してくれました。

あの時スネて諦めなくてよかったと本当に感じ、成長することができました。

接客力をあげる方法はたったひとつ、「たくさんの場を経験すること」

楽なテーブルに逃げるやつ

すぐにゲームでテーブルが盛り上がったと勘違いするやつ

下ネタでしか笑いを取れないやつ

男性や同業さんが来ると固まるやつ

この子たちにはどんなテーブルにも立ち向かうという経験が足りていない

こういうやつはすぐに痛客がどうだと言い始める

お客様を痛いと感じるのはあなたのキャパが小さいだけ

接客力を磨きたいならみんなが盛り上げられないテーブルで笑いを取れるまでつき続けろ！

私たちは接客のプロでないといけない

逃げるな！立ち向かえ！

接客力、コミュニケーション力は必ずあなたの人生の武器になる

若者たちに火をつける❗️

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