【高校総体熊本県予選中止を受けて、生徒に伝えたいこと】
全国のインターハイに続いて、熊本県予選も無くなりました。
(熊本日日新聞 WEB記事より)
どう生徒をケアしていくか。
悩んでます。
みなさんは、高校総体に参加したことは有りますか?
私は相当かけて試合に臨みました。
普段は家が遠くて出来ない朝練をし、テニスノートを見返して、フォームを確認。
ラケット、ガット、グリップ、シューズの状態を確かめ、ベストパフォーマンスが出来る様にしました。
結果は惨敗だったけど、自分の人生の中で、あれほど一生懸命やったことはない、と思えるほど力を尽くして闘いました。
この子たちは、その機会すらないのか。
それすら天は許してくれないのか。
と率直に思いました。
僕が選手だったらめちゃくちゃ悔しい。
とてもじゃないけど、このまま引退してすぐ受験勉強なんて考えられない。
間違いなく引きずります。
おそらく泣きます。
「こんなに一生懸命練習したのに」と。
あの時の自分に、万が一中止となったら、なんて声をかけてあげられるか。
やってきたことは無駄じゃない。
次の目標を見つけて欲しい。
等々、いろいろ思いつくけど全てが表面的に感じます。
そんな薄っぺらい事を言われても納得出来ない。
教師として、何て声をかけてあげればいい。
今思うのは、
中止の意味を考え続けること。
そして、
自分なりの答えを見つけること。
自分の中で、大会が中止になったことで感じる内容を胸に刻んで、今後の人生に活かして欲しい。
そう思いました。
ある生徒がWeb上の先生へのメッセージ投稿に書いていた内容が心に残っていて、
こんな内容でした。
今やっていることが当たり前じゃないんだってことが分かった。あの時で最後だったなら、もう少し真剣にやっておけば良かった。今後もこんなことがあるはずだから、今この時を大事にしていきたい。
私はこれをみて非常に考えさせられ、納得しました。
本当にそうだなって。
今やっていることが最後かもしれないと思って、一瞬一瞬を全力を生きる。
まだまだ他にもっと答えがあるとは思いますが、
これが総体が中止になったことで得た教訓なのかなって思いました。
中止になったことを責めるのではなく、
そこから何を悟るのか。
自分にとって不都合なことは社会に出てもたくさんあります。
だからこそ、こういう姿勢を身につけて欲しいし、私もそうしたい。
経験のない若造の言葉だけど、
うまくやろうとせず、
泥臭くてもいいから、
私の心の中にある言葉、感情を生徒にぶつけていきたいと思います。