【体験談】教員採用試験突破の2つの秘訣。
はじめに…
今年、教員採用試験を受けたみなさんは、
一次試験の発表が終わり、二次対策をしている真っ只中ではないでしょうか。
私はこの試験、4回目でやっと合格しました…。
私はまだ早い方だとは思うのですが、
多くの苦労を経て合格されている人がほとんどだと思います。
見えない壁にぶつかっているようで、不安な毎日を過ごした記憶が今も胸に刻み込まれています。
正直、非常にしんどかったです。
そこで今回は、受験されている方への応援の気持ちを込め、
私が体験した中で感じた教員採用試験突破の秘訣を伝えたいと思います。
少しでも役に立てば嬉しいです。
1)自分の思い以上に自治体の願いに応えること。
試験に合格して最初に思ったことが、
「自分の思い以上に自治体の願いに応えること。」でした。
自治体側からすれば「なぜ、うちなのか?」「うちの自治体を発展させてくれる人かどうか」を見たいわけで、
自分なりの考えや主張は要らないことに気づかされました。
「教師になりたい」という情熱のある人は教員採用試験を本気で合格しようとする人であればが、ほとんど全員が持っています。
その中でも差別化するためには、
「自治体の願う教師像にかなう人物かどうか」だけなんだと思いました。
私は当初、自分の中での信念が一番大事だと思っていました。
しかし面接の練習をする中で、
同僚の先生から「あなたの個人的な情熱なんていらない。」
とばっさり言われ、軽くショックを受けました(笑)。
個人的な、独自のエピソードは思う存分語っていい。
しかし、最後に「自治体の願う教師像に適う」ことをPRしなくてはならない。
そこで他の受験生との差がつく、ということを言われました。
「~という体験をしました。そこで、〈自治体の願う教師像〉のような教師になりたいと強く感じました。」と、一言キーワードを入れるだけでしたが、それが良かったのかなと思います。
求める人物像は暗記するくらいまで覚えこんでおくといいかなと思います。
2)人を頼ること。
面接カードは国語科の先生に5~6回ほど添削をしてもらいました。
面接は管理職の先生を含め、10回以上して頂きました。
一次試験対策は1人で出来ます。
しかし二次試験対策は1人では絶対に出来ません。
いろんな人に助けてもらったことで感謝の思いが湧き出ました。
周りの先生方から力強さや自信をもらった中で試験を迎えられたことが本当に大きかったです。
教員採用試験を通して多くの先生方と深い関係性を持つことができ、1人で生きているのではないことをしみじみと感じました。
おわりに…
昨今、教員採用試験の倍率が下がっているとはいえ、高校の先生は未だ難関な試験が続いていると思います。
自分の周りのいろんな環境の中で挑戦されている先生方が多いはずです。
何年もやっているけれど、なかなか合格できずに悔し涙を流した方もおられると思います。
きっと努力は報われると、軽々しく言うことはできません。
でも心から応援したい気持ちでいっぱいです。
参考になったか分かりませんが、これを見ている全国の先生方が合格することを心より願っています!!