【初投稿】MAXなストーリー　

 作／挿絵　bourbon samu 50.5

no+e初投稿です

まだ見たことのない自由の世界を
キャラクターと　ストーリーと一緒に
探しに行ってみたいと思います
どうぞよろしくおねがいします

　今宵の　酒は　
　にごり酒
　甘さ抑えた　
　吟醸香

　今日もMAX  
　いい気分

　にごりは　
　しだいに
　澄んでいく　

　夜もしだいに　
　更けてゆく

① 箱　庭

自由を探しつつ　
半世紀以上　過ぎました
自由になったかどうか
わかりません…

まだまだ　その旅は
始まった　ばかりです

サラリーマン時代を終え〜
何をどう生きようかと
試行錯誤していた  4年前…  

最初に出会ったのは…

「Youtube」でした

昔から自作物語が好きで
見様見真似で「箱庭」を
作って遊んだ　あの頃

自作した「紙芝居」を
妹弟に見せびらかして
笑いころげた　幼い頃

そんな昔を　思い出させるには
持って来いの　世界でした

最初アップするまでの時間
妙に　長く感じられましたね

数作出していくうちに
なぜか楽しくやってる自分が
そこには　いました

色々な技を駆使して
目立ってやろうと思い　今思うと
内容より　奇抜な見せ方重視で
制作してましたね

動画制作は画質も重要　
でも　編集　
何しろ　編集です

ここでキメないと　
クリエイターって　
「さようなら」しないとね

色々なテクニックを
編集作業で勉強しました

編集ソフトを選ぶのに苦労もしました
でも　行き着くところ　難し過ぎる
無料のダヴィンチリゾルブになりました

今となってはこの世界
もっと早くから　
知っていれば良かった
つくづく思いました

いまだに試行錯誤してます
そして　再生回数とかフォロー数は
地に張り付いている状態です(涙)

この世界は本当に　夢を感じさせる
自由な世界ですね　
はたして　動画は私の求める　
本当の世界なのかどうか
答えは　
出ていませんけど

② 小さな主張

ふたたび
自由を探しに　
歩き　始めました

しばらくすると
LOGOの世界が
現れて　きました

この世界は　作ったLOGOの
存在理由を　ハッキリさせないと　
生き残れない世界

商売の羅針を決める　印号の世界
ロゴの世界観は　
企業の存続をも　左右する

直線　曲線　色合い
そして　短い言葉
それらの組み合わせで　
全て変わってしまう
厳しい　世界

世界有数の企業も
街の八百屋さんも

そして
小さな主張が　得意の
オリジナルTシャツさえ

「それ」は誇らしそうに
胸を張っています

存在そのものだからです

どんなに　拡大しても
ギザギザの無い　ベクター曲線　
それを生き生きと
描けるかが　この世界
それをじっくり　
痛感させていただきました（笑）

LOGO世界も　
パソコンで扱う事が多いため
ドローソフトは必需品です
Illustratorは昔から慣れていましたが
月額支払いになってしまったので
結局無料のInkscapeに行きつきました

そのためOSを
Linuxに変えました
Inkscapeと相性がイイ
それがLinuxの良いところです　
この難しいソフトを
扱える様になるのに
約半年かかりました　

でもIllustratorよりは
自分には合ってたと思います

このLOGO世界で
フラフラしましたけど
収入を得るところまでは
結局いきませんでした

(悲しいです)

コンジョーが無かった　
ただそれだけ？！

しかし　何か「小さなもの」を
掴んだ　気がします

③ 残された課題

ふたたび　違う世界に
行くことにしました

もっと自由な風が
吹いて来たので
その方向に　向かいました
南窓の　ブラインドから
風が　すり抜けてしまったような
そんな　感じでした

後で思うと　ロゴの世界も
夢を明確に描いてくれる
自由な世界　とても楽しい世界
そんな　感じでした

ふと　我にかえり
一人　静かに
深呼吸　する時

良いことも　
そうでない　ことも
知らずと
蘇るものです

結局　
縛られているわけでは　無いのですが
「何か」しなければならない　といった
追い詰められた感覚や
「部屋にこもっていては〜ダメよ」
ある種の　強迫じみた　雰囲気に
支配されてました

そんなの自由じゃ　無いですよね

誰かに　見られてる
誰かに　支配されてる
何かを　させられてる

って　感じるのは
やはり　不自由です

わかっている　つもりでも
この鎖を　外せない自分がいる
いやむしろ　
自分で　縛っているのではないか
そう思える日々は　続きました

どのくらい経ったのでしょうか
3年間くらいでしょうか　
どうだったかな…

何も作り上げられない自分に
苛立ちこそ覚え　拠り所のない
裸の情け無い　
自分が　そこに
立っていました


約10年ほど前　私は　
博多に　住んでいました

港の街で　目の前は　海でした
カモメが飛んでる船着場のすぐ前で、
今思い出しても　すがすがしい場所でした
一人で住んでいました　だから
考える時間は　たっぷりあったと思います
どこかのSNS   やっていましたね

〜忘れましたけど〜

本名で　名乗っていなかったので
何か自分を表現できる
アカウントを付けようと
色々やっていた事を　思い出しました

近所にあった
なんとかペコとか言う　
CITYホテル名を参考に

そして　

自分がクマクマって
呼ばれてることも　思い出して

「クマペコ」って言う
ネームを作った事
懐かしく　思い出されます

しかし　それは　それで　
いい思い出として　
知らないうちに　
過ぎ去りました


さらに　時は過ぎ
今度は　名古屋の繁華街に
住んでる自分が　いました

自由な時間は　無くなり　
拘束される時間が　増えました
良くない波動も　
ジワジワ　迫って来てました

サラリーマンでは無く
クリエイターなんだ　
と、自分に言い聞かせて
生きて来ました

残された課題は
自分をどうするか　
自分の立ち位置を　決めて
どう表現するかでした

明確な個性が
確立されない自分
それが　未だいました

顔出しする？　
それとも声だけ！

それとも　
自分に成り代われる
仮装の世界　アニメの　そう
キャラクターでいくか？？

もう自分としては
何らかの　作品を作って　稼ぐ方向に
知らないうちに　気持ちだけは　
シフトしていました

名古屋の繁華街で
生活した時間
そう考えると　とても　
貴重でしたね

港にいた時に　
名付けたクマペコ
それって　ネームの枠を　
超えませんでしたけど…

そう言えば　クマペコって
キャラクターには　ならないよなあ　
何となく思ってました

〜そんな事もないか〜


〜思いがけないヒントが
浮かんできました〜

それは　名古屋の　栄　
そして　錦　で飲んで　
自宅マンションに帰った後だった
かもしれないな

「そうだ　クマとペコに分けよう」

〜そんな事か〜　
しかし　大きな一歩

まだまだ　漠然とした構想でしか無く
日々の仕事に忙殺された　自分にとっては
玄関先で　ふと思った程度だったかも　
しれませんが…

名古屋のイメージは　
灰色のビル
部屋から見える景色は　
空と　壁

灰色の壁と　青い空を
いつも見てました

ボーッとしてる時は
いつもそうでした

それはそれで
良かったんです〜
ビルの谷間　
眠らぬ繁華街
煌びやかな世界
路地裏の世界

クマとペコも　なんか　
ありふれた名前だなあ
そう思いつつ…
数年が過ぎて　いきました

④ヘベレケ

社会的には　拘束を解かれ　すでに
自由の身になっている　自分でした
しかし何か　納得のいかない日々は　
続いていました

そんな中
長男から勧められたInstagram は
良いキッカケになりました

「好きなお酒でもアップしたらどうよ？」

「えっ」

YouTube、Twitterも　すでに始めていましたが
内容的にはつまらないモノでした

「Instagramか」

どうなんでしょう！
まあやってみても　いいか！

好きなバーボンを(Wild Turkeyですね)
アップしてみました

「アカウントはヘベレケ工房が良いよ」

長男は続けて  言ってきました

「少し砕けた感じがウケると思うよ」　


その後、２つ３つあげていくと
備忘録系の人や、酒の紹介系の人から
フォローされてきました

しかしヘベレケ工房って
飲んだくれ　酔っぱらい
そんなイメージもあるしな…

飲んだくれてちゃ、
なーんにも出来ないじゃん
そう思ってる割には
すでに　ヘベレケになってる（笑）

「でも面白い！」

好きなお酒と　
綺麗な料理の
写真を載せて
イイネ貰えるなんて
久々に「楽しいなぁ」
って思いました

フォローは　それなりに増えてきましたが
最終的には、日本酒の新酒紹介ばかり…

「これって、うーん　なんか違うような…」

せっかく
ベストショットに
いいねされて
不満ではないけど

何か　何処かで
不自由さを　感じてました

⑤ブレない個性

「うーん　キャラクターか」　
あらためて　モワモワが　モワッと
頭に浮かんできました

そう言えば　
キャラクタービジネスってあったな
しかしハードルは　高そうだ
何となく　いけそうな気もするけど
よく見ると　周りはキャラクターだらけだ

と言う事は　逆に　
チャンスありって事か

たしかに　一定の「やすらぎ効果」あるようだし
「ゆるキャラ」って言うのもあるし
人間のギスギスした世界とは
かけ離れている世界なのか〜

もしかして
癒しの世界か〜


【当時:自分の感想】
キャラクターが作れたら最強だよ。何でも出来る。ポケモンなんて最たるものだ。キャラクターに命が吹き込まれると、いきなり動き出すのだから面白い。個性はブレない、ブレるようだったら全く意味無い。自分の役割はしっかりと演じなくては成り立たない世界。人間の様に複雑なしがらみも無いし、老いたり、病気したり、死んだりする事も無い。自分なりに　こんな風に考えていたんですね。

ふたたび　モワッと

「キャラクター」

そんなこと　今まで
考えた事も無かったな
思いはさらに　
強くなっていきました
最初に思い付いたのは　
「白い熊」「シロクマ」
Kumaz Pecol なんだから
最初はクマでいこう
単純だけど　
発想は安易でした
でも　それしか
考えられなかったね

ラフスケッチは　手帳の裏に　
ボールペンでよく描きました
なんだか分からないうちに
描いてたよ…

しかし　何の存在感も　
ストーリーすら無かった　
白い熊さん　ごめんなさいね

最初はそんなもんだよ　って
自分で無理矢理　納得していた
クマさんも　そう思ってたの？


インスタ20個くらいアップした後に
未完成の「Kumaz」を　
おでん屋シーンの中に
貼り付けて　一度載せてみました

反応は　まあまあでしたが
自分自身　何か熱いモノを
感じた瞬間でも　ありました


その後　キャラクター構想が
本格的に　頭をもたげて来たのは
2022年の　春だったと思います

クマペコからKumazとPecolに　
分けていましたが
ペンタブ使って　
それぞれ　Inkscapeで　
ベクター曲線を　入れてみました

制作所と言う名前も　
当時流行っていたこともあって
「クマズ&ペコル制作所」を
社名にして　自分は　個人事業主になって
税務署に申請しちゃったりしました。

何しろキャラ作り　楽しいものでした
自分で何でも出来る　と思うくらい
気分は　ハイになっていました

「イケる」

どこかで聞いた事のあるセリフを
つぶやいていました

この世界　
ガンガン描き続けなくちゃダメです
そしてその後　ひたすら考え
キャラクターを作り　
ひたすら　ひたすら
描き続けました

2024年の夏　
MAX暑かった

キャラ数は　もうすぐ90を超えます

なぜかドンドン増えていきました
なんだかんだで　思いつく限り
キャラにしてしまった感じです（笑）

「テキトーに作っているね」
いつも家族に　そう言われました(涙)

でも意外と　そうで無かったことを
俺の歴史が　うーん〜　証明してくれると　
確信していますけど　ね（涙&笑）


キャラクターは
理由付け(存在理由)がしっかりしていないと
動き出さないし　ストーリー性が無いと　
続いて行かない　最初４コマ漫画風にしようか
簡単なGIFを使って展開しようか
答えは見えて来ませんでした


そんな事を　思いつつも
長らく迷路から　出れなかったのは

今思うと　

「欲が深かったんだ」
と思います

「あれもしたい、これもしたい」

キャラが　
認知されてもいないのに
①焦る自分と　
②最新技術について行けてない自分

が　ドップリ頭の中に　
居座っていました

家族に　色々指摘されても
聴く耳なんか　持ってませんでした

欲深い性格ですよ　しょうがないです
何度も　何度も　原点に戻りました

それでも
「何か」が足りないんですね


そうです　
肝心の「ストーリー」

無かったんです

ショボい　ストーリーで
生み出された　キャラは
どうしても　
そこから　動けないんです

それを　やっとわかってから
展開しているSNSの　タイトルを変え
自分に置き換える　キャラ群も
明確に区別していきました

キャラには　仲間がいて
孤独に生きている者は　いないけど
しかし　勝手に動き出す　瞬間がある
その環境とタイミングさえ　つかめれば
ストーリーは　始まるんだなあって
ホント　思いましたね


最初に作った
kumazも　そしてpecolも
ようやくストーリー　らしきものが
出来上がって来たように思います


「Kumaz dream 」と「pecol forest」 は
最初の　掘立て小屋　のお部屋

そこに集う住人ですら　増えちゃって
20近くになっています　
その後　キャラクターイメージを
自分なりに　作詞したり　
短編小説も　作ったりして
さらにさらに　存在理由　存在価値を
高めていきます

⑥ 本当の出逢い

自由を求めて　
半世紀以上経ちました
ここに来て　自分自身を
置き換えられるキャラクターに

自分の自由を　
何となく　見出した感じです
それがいいかどうかは　
分かりません

毎日飽きもせず　
キャラ作って　
ストーリー考えて
幸福感に包まれて
生きていられるなら
それが自由なのかな

そんな　思い〜

入口は　それで良いのかも
まだまだ　奥は深そうだけど…

反対に自分以外のキャラクターって　沢山いるけど
自分のキャラは　何しろ　自由奔放で　何でもあり

だけど「本当の自由」に
いずれ　出会えるのではないか
そう期待して　創り続けます

だから
自由探しの旅は
始まったばかりだと…

MAXな自由　
MAXなストーリー
それが　今の自分

本当の自由を　いま一度
見つけに行こうじゃ　
ありませんか！

(完)


【追記】
自由を求めて　歩んで来た　私の過去の話と　
これからの　ビジョンです
no+eで色々表現出来れば　幸せです

つたない話でしたが　　
長々と読んで頂いて
ありがとうございました😭

Bourbon Samu 50.5