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【SF】コロンピーナ/陽気な宇宙人〜太陽だけが知っている〜「9,474文字/全文」

作/画Bourbon Samu 50.5


【まえがき】


どこにでもいる陽気な2人。しかし彼らは人間では無く宇宙人だった。遠い星から来たのは間違いないけど…何かを探しに来たんでしょう!この地球に、そして夕焼けの綺麗なこの街に🌇。コロンピーナは2人で1人。いつもいっしょに仲良く人生を楽しんでいる。見ていて本当に楽しくなってしまう。色々な局面に現れては、その場の空気を一変してくれる明るい存在。しかし状況がまずくなると、可愛らしい猫に変身してしまう。何て素晴らしいことでしょう。

時代は戦後 昭和の東京…

人間も動物も何かを求めて、ひたすら前向きで生きてる。真実は隠されているかもしれないけど、2024年の今と比べても、何処か笑顔が街中に溢れている。そんな東京に、遠く離れた惑星から来るとは…。それも夫婦で…

コロン&ピーナを通して描かれる昭和の時代を是非ご覧いただければ幸いです。今の私たちが忘れてしまった何かがわかるかも知れません。

【第一話】 夕陽の中で


時の経つのは早い。我々がこの惑星に降り立って数年の歳月が流れた。ピーナは淋しくないのだろうか?海の多いこの惑星はどちらかというと青い色をしている。私たちの故郷はどちらかと言うと、緑の色をしている。植物が繁茂し覆い茂っている惑星だからだ。生命に満ちあふれていた…と言っておこうかな…

数十億年前にこの青い惑星は誕生したと聞いている。まだまだ綺麗に使っているとみえて大気は綺麗な方だな。


「何考えてるの?」


コロンはピーナにそっと聞いた。


「うん、何も考えてないけど…」


そんなことはなさそうだ、ピーナは少し涙ぐんでいた。思い出したのだろう、緑色の惑星のことを…


「みんな元気にしてるかな?」


コロンは優しく聞いた…


「ネコちゃん…ちょっと🐈‍⬛心配」


ああ〜森の中で別れたあの猫の事か!自分で餌を確保出来るから食べる物には苦労しないだろうけど…まあ、ちょっと心配かもしれないな。


「たぶん素敵な彼氏を見つけて元気にしてるよ!」

「彼氏か〜 それならいいけどね!」


好きな人と一緒にいることが一番いいかもね。ピーナは自分と重ね合わせてそう思った。友達も素敵な存在だけど、異性の存在はやはり生命の息吹きを感じる事が出来る。


「確かに不思議と重みが違うわ」


ピーナは納得していた。
コロンといる時がやはり好きだわ。

友達は多いけど、時間軸で切って考えると、その時点その瞬間で向かってる方向が微妙に違う事がある。気を遣ってよく合わせていたような気がする。そうそう、その通りだわ。でも居ないより、友達も素敵な存在ね。

夕方になってだいぶ陽は傾いてきていた。

二人は西の山なみに静かに隠れようとしている太陽を見て、お互いに何かを感じているようだった。


「この星に来て一番好きなのは、夕陽の中にいることね…」


ピーナはコロンの方を見ていた。


確かにこの中にいると、不思議と穏やかな気持ちになるのは何故だろう。包み込まれる感じなのか、それとも一つ何かが終わった安心感なのか、その辺は定かでないけど、心の周波数はゆっくりと時間を刻んでいる。


「故郷の夕陽を思い出したわ」


ピーナはちょっと空の上の方を見ていた。

そこはオレンジとブルーが混ざり合っているところだった。これから次第にオレンジが強くなって来る前の何とも言えない不思議な空間だった。


「ああ 確かに故郷を思い出すね」


コロンは懐かしくも複雑な想いだった。変化することは嫌いではないけど、違う目的のために星が変わっていくのは、いかがなものかと…

コロンとピーナの故郷は緑の惑星だった。時間がとてもゆっくり流れていく、光と水と空気が綺麗な惑星だった…


〜彼ら爬虫類型ロボットが来るまでは〜


呼び込んだのは惑星にいる爬虫類だったようだ。別に悪気があった訳ではないのだろうが、少し繁殖で優位に立ちたかったのでしょうね。


「繁茂している植物を改変してしまったよ」


最初は他の種族も期待して見ていたけど、次第に状況がおかしくなっていたんだね。組み込まれている種子データが大きく文明を崩していくとはね。それは予想を遥かに超えていた。

良かれと思ってする事は、何処の世にも、何処の惑星にもあるでしょうけど、意外とその行く末まで見抜いてやっている事は少ない。今回、劇的進化をもたらそうと思ってした事は、大きな破滅を招く事になった。一種の生命実験だった。惑星自体の自浄作用で、ありとあらゆるところで調和が崩れていった。多くの種族が各々旅立っていった。

あるものは自前の宇宙船で、あるものは即席の瞬間移動で。

コロンとピーナはある存在の助けを借りて異次元空間の移動をした。惑星を離れた後、次第に惑星は落葉を迎えた広葉樹のごとく静かに眠りについていった。再び活気を帯びて来るのはいつの日か、未だ時間と空間のはざまで漂っている多くの種族も、その時を待っているに違いない。

「今日の夕焼けとてもきれい」

夕陽イメージ


ピーナは見ている先を指さしていた。

「本当だね綺麗だ」


コロンの顔を照らしている夕陽が、次第に弱くなっていった。


「そろそろ帰ろう」

「うん!」


二人は手を握って
夕陽に向かって走っていった。


【第二話】 陽気な太陽🌞


今日は晴天、空は雲一つない青空。太陽が分け隔てなく照らしている。コーヒーを飲み終えたコロンは、何処か遊びに行きたくなったようだ。木々も揺れてる。あと少しで10時になるところだ。なぜか今日は気持ちがイイ。身体の底から盛り上がってくる躍動感がある〜


「今日はどこかに行きたいね」


ピーナに促す様に聞いてみた。


「私も同じこと思っていたわ」


一気にテンションが上がってしまった二人は、かつて乗っていたのと同じマシーンを物質化する事にした。この時代にはコブラって言う2シーターのスポーツカーがあったと思うけどそれに近い感じの乗り物だ。排気量は3500cc 8気筒V型エンジン搭載、そしてオープンカーだ。

故郷の星、緑の惑星の人気モデルってところです。


「結構最初のうちはエンジン音うるさいけどね」


気に入っていた乗り物なので、物質化するのだったら、これ以外の選択肢は無かった。当時の東京、まだ車なんてそんなに走ってない時代に「これヤバくないか?」って思ったけど、人間とはもともと周波数が違うから、彼らには風が吹いたと思う程度しか感じないと思うので、気にしなければ問題無いと思うのだけどね!


「ええっと!」


「この地球にあるエネルギー源は?」


「石油?電気?他には無いの?」


車は石油から作られるガソリンで動くらしい。水でも空気からでも動くらしいけど、何故かガソリンを使うようになっているようだ。だいぶ経ってから電気エネルギーも付加して動くハイブリッド車も出てきたようだけど、主力は化石燃料と言われている「石油」から作られている。


「エンジン調子良さそうよ」


ピーナはボンネットを叩いた。

エンジンの調子が戻ってきた。〜太陽が出てきたからだ〜

無限エネルギーの源は太陽☀️、何でこれを使わないのだろう?空気も水も無限にあるのにね。風も吹けば無限のエネルギーとなる。

エネルギーって一体なんだろう?

人間もエネルギーの塊みたいなものだ。植物も動物も鉱物も同じなんだろうね。

一瞬、太陽が笑ったように見えた〜 


「あれっ!笑ってる?」


〜エネルギーって元気なんじゃよ😀〜


そんな事を言っているように二人には見えた。


「今日は海に行くぞ!」

オープンカー&コロン&ピーナ


コロンは思いっきりアクセルを踏んだ。心地よいマフラー音があたりに響いた。ピーナも助手席で手を振った。誰かに見られてるかもしれない空間に向かって猛ダッシュしていった。


〜爽やかな風が吹いていた〜

【第三話】 六本木の憂鬱


神宮外苑の街路樹を右手に見て、2人のオープンカーは今日もエンジン音を響かせていた。週末は都心のオフィス街を走っている。コロンとピーナは相変わらず気分爽快だ。

「最高の気分ね 幸せだわ!」

コーナリングの時は結構なGが来るけど、
それは それで良い。

青山通りを抜け六本木交差点に差し掛かった時、
ピーナは良からぬ周波数が出ているのを感じた。


「この辺あまり良く無いわ」

ちょっと憂鬱な2人


コロンも同じ感情を持っていた。
確かに締め付けられるような波動が定期的に出ている。


「ここは…」


「昔、何かあったかもしれない」


生き物の出す周波数は、時が経っても何故か残っている。怨念などがその類いだ。磁場とは良く言ったものだ。残像を消す事は容易く無い。建物や土砂が取り除かれようと、川を埋めようと、火事を起こして証拠隠滅を図ろうと、そこに漂う妖気、目に見えない怨念の空気は消える事は無い。そう言うものだ。

一瞬コロンの心の中に、大勢の兵隊さんが行進している映像が出てきた。


「一体何なのだ!」


非常に重い空気が漂っている。雨の中、全身ずぶ濡れの隊列は赤坂方面に向かっていた。銃剣が重そうに肩に食い込んでいる。顔はよく見えないけど生気を失った蝋人形のようだった。


「誰も心の中は穏やかで無いな」


この六本木あたりでは、あまりいい波動は感じられなかった。兵隊さんの無念の波動が未だに残っている。そして戦後、東京の疎開地になった時、ここは正反対の世界になったようだ。酒や持ち込まれた数々の歓楽の道具によって堕落していった無念の場所。


時は流れてそれを知る人は少ない。


多くの外国人の姿が狭い路地に溢れる。地形は変わらないが、道が整理されて、建物がところ狭しと立ち並べば、人々の記憶からかき消される。


「好き好んで戦争をする人なんて
〜いないよなぁ」


何か目的を持って優位に立ちたいと思う存在がいないと、
調和ってそんなに簡単に壊れるものでは無いんだけどな〜
そう心の中でコロンは思っていた。


「誰かが仲違いさせたの?」


ピーナも反応していた。


「たぶんね」


風は気持ちよかったが、どことなく空気が重いエリアは息苦しいものだな。二人は少しだけ厳しい顔になっていたが、気持ちを切り替えて飯倉方面に下って行った。

…溜池から議事堂まではあっという間だった…

車のエンジン音は低くて躍動感を感じる。


〜ブロ〜ブロロォ♪〜

【第四話】 彼らと遭遇


議事堂周辺を一周してから、坂の途中の街路樹手前に車を停めた。週末の議事堂周辺は車の通りも少なくて、なぜか気分が良かった。

「ここが議事堂なのね」

「国中の利害が集まる所ってわけだ」

確かに利害が集まり、良いにつけ悪いにつけ、国中から集めたお金をどう使うか決めているんでしょう!今日は誰もいないようだけど、念が集中する国の中心だね。

「決めてしまえばどうにでもなるのね」

「そうだよ。勝手に使えないお金に理由付けて動かす様にするのだから、とんでもない利害が発生するんだよ」

誰がどう決めたのか、このエリアにいわゆる三権のトップ機関が集中している。そしてここから少し離れているところにエンペラーが居る。

「そこは王室なのね」

「そう王様がいる所だね」

当然、他国の大統領とは違った位置づけになっているが、相当の激務である事は間違いない。王様を中心に立法機関、行政機関、司法機関が周りを取り囲んでいるわけだ。元々は京都にいた王様がこちらに来たらしいが、その経緯、歴史上の真実はどうなっているかわからない。

「王様の周りには人々は住んでるの?」

ピーナが唐突に聞いてきた。

「前は結構住んでいた様な痕跡はあるけどね」

今から四百年以上前には外の世界と遮断し、三百年近く孤立した時代があったようだ。今は日本の中心地となっているが、かつての征夷大将軍が来る前は、大きな湾に囲まれた風光明媚な場所だったのでしょう。鎌倉という場所にも大きなエネルギー磁場が存在していたが、さらに東の地で繁栄を享受する事になったわけだ…

コロン達は何も知らないけど、微かに残っている周波数を感じて話しているようだ。


ピーナは何か別の波動が揺れ動いているのを感じた。


「途中から何か変わったわ」

「何か手を加えられてる」


コロンも思っていた。確かに他国から何か入って来たように感じる。無理矢理文明を進化させようとしているのか、別の意味で支配しようとしているのか、大きな企みが実際行われた様な気がしてならない。


〜その時〜

「あっ!」


地下鉄の出口から3人の背の高い男達が出て来た。普通はそう見えるのだけど、コロンとピーナには別の映像としてハッキリ映ってしまった。

「彼らよ!一緒に来ていたのね!」

距離が離れているのが若干幸いしたのか、先方は気付かなかったらしい。身なりはスーツ着た人間の様だけど、間違い無く大型爬虫類だ。そう、進化を促すあまりに、緑の惑星を休眠状態にしてしまったあの種族だ。

コロンはアクセルを全開にして、その場を立ち去った。気付いたらピーナはネコ型に変身していた。ちょっと異変を感じたのでしょう。

ピナ(ピーナ)





「彼らはいつ来たのかしら?」

「まさかこの文明に介入していないでしょうね」


ピーナはある一定の不安を抱いていた。


「気付かれてしまうとパワーが消えるからね」

コロンは思い出しながら言った。


色々と調べてみるのも面白いかもしれない。彼らも悪気があってしているのでは無くて、自分達の理想を追い求めているだけかもしれない。そう願いたい気分はピーナも同じだ。

「レッツゴー!」


ピーナは右手を力強く高く上げた。


二人ともお腹が空いたので、大好きなスキヤキを食べる事にした。スキヤキは美味しい、本当に美味しい。


今日はいい日だ!

エンジン音は相変わらず良い音を出していた〜

〜ブロ〜ブロロォ♪〜

【第五話】 やっちゃ場の仲間


いつも一緒の二人がいる。
コロン&ピーナは楽しいカップル。

笑うことが好き!笑顔が一番のスタイル。
元気エネルギーは全てを癒す。

「太陽みたいな存在になりたい」

って、いつもピーナは思ってる。
それは素敵なこと、毎日そう思っていたい。

そんな二人は…
今日も何処かに…
行ってみたいのです。

車はイカしているオープンカー。
名前は付けてないけど、いずれ命名する予定。

とりあえず、今で言うアキバに車は向かった。

のちに世界的に有名になったアニメの聖地。山手線と中央線がクロスしている所は、かつて「やっちゃ場(神田青果市場)」と呼ばれていた。神田川がいい役割を演じたお陰で江戸時代から約270年延々と菜市として発展してきたエリアだ。


「ここって雰囲気いいわね」


ピーナは辺りを見渡していた。忙しく代車を引く音がまわりに響いている。鮮度が命の商品を扱う為、どうしても荒々しい言葉使いになってしまう。葉物、根菜類、果物、加工品、金物屋、雑貨商 市場特有の世界観を醸しだしている。


「でも、みんなからは見えないから気が楽ね」


シールドを張り巡らせている二人を、荒い波動の人間たちは見ることが出来ないからね。でもたまに見ることが出来る奴らもいる…


「お二人さん!」

「こんなところで何してんの?」


鉄骨小屋の方から聞こえてきた。

「えっ!」

「誰か見てるわ」

ピーナは2階の方を指差した。

何か動いた。
気配を消しているけど二人いる。

ずーっと見ていたら…ボンネットに既にいた。


「おい、こっちだよ」

「ひえ〜っ」



チューやんとサダちゃん




コロンとピーナは驚いたのも束の間…見られてしまった事に危機感を募らせた。ほどなくして記憶消去ビームを目の前の二人に浴びせ、瞬時に時間を3分戻した。そしてコロンもピーナもネコに変身していた。これでひと安心だ!

ムン&ピナ(ネコに変身後)


「お前らどこから来たんだ?」

「この辺では見慣れない顔だな


ちょっと薄汚いネコが言ってきた。続いて…

「お前らもアメ横から来たんか?」

「そのヘンテコな乗り物はなんじゃい?」


ネズミみたいなネコが、コッチを指差していた。コロンは面倒臭いので、二人の心の中に、自分たちの「上澄データ」だけ入れ込んだ! 


(ビィーム!)
見えない光線が発射された


「俺はムン(実はコロン)、隣はピナ(実はピーナ)」


「よろしくね😀」


前の二人は昔から知っているような態度で…

「よーう、久々だなあ」

やっちゃ場のサダちゃんとチューやんは、ぼんやりとした記憶の中で、何となく、うる覚えの二人に挨拶した。

「そんな名前だったか?」


「やっちゃ場は活気があってイイね」


二人には直接関係無いだろうけど、コロンは当たり障りのない問い掛けをした。


「ああ〜 いつもだよ」

「最近は入ってくる荷物が多くて、狭くてしょうがないよ」


確かにここまで詰め込んだら手狭だろうな。コロン(ムン)はますます拡大する庶民の台所を見てそう思った。意外だったなぁ。なんで彼らは我々のことを見ることが出来たんだろう?不思議だ。ロボットならわかるけど、生身のネコなのに…。


「また来るからさ!」

「今度、友達紹介してくれよ!」

再び問題無い問い掛けしたつもりだったが…

「了解。みんなに言っておくよ」

もう来ることは無いかもしれないが、妙に惹かれる奴らだったな。もしかしたら色々と知っているかもしれないな。今度来る時は変身してこよう。

ここは神田川が近いから吹く風が何処となく爽やかだ。


二人はやっちゃ場を後にした。

【第六話】 DREAM


コロンとピーナは微睡みの中にいた。
陽はとうに昇ってはいたが…

(夢の中で…)
私たちは遠い惑星から一時避難して来た者です。緑の惑星の事は忘れた事はありません。辛い思いもしましたが、故郷ってやはり良いです。本当は帰りたいのです。

〜帰りたい〜

そして…私たちって…いったい?

なぜ生まれるのかって?
何処から来たのかって?

生まれたら何をすればいいの?
どの様な状態になれば、
良しとされるのか?…うーん…


〜(遠くから誰かの声)〜


…やはり幸せを求めているのでしょう!


(ピーナ)
〜あなたは誰?〜


…幸せを求めるのは、どの宇宙にいても、どの生命体に宿ろうとも皆同じ〜 普遍の真理です。

(コロン)
…そうです幸せです
そう…幸せを求めているんです…

(遠くの声)
でも、幸せを得るには何をすればいいのでしょう?黙っていても来るものでは無いしね…それは何処にあるのでしょう?求めなければ得られないでしょうし、黙っていても来るものでも無いし、それはどのような状態なのでしょう?


(ピーナ)
何かを投げなければ返ってこないわ!
もしかして…与えるって事〜

(コロン)
〜確かにそうだ〜
自分の事だけ考えてもダメってことかな!
多分そうだな。

他人の為、世の中の為、この美しい惑星の為に…
何かを…何かを…?


(遠くの声)
大抵の存在は生まれてくる前に一旦記憶を消されます。だから良いのでしょうね。リセットされますから!いろいろなチャンスがあるので、ある意味うれしいことなのです。


(コロン&ピーナ)
幸福、そう幸福を求める為に…
そうだわ〜
東京がこの惑星で一番美しくなる事ね!

東京に暮らす人たちが笑顔を絶やさず、幸福になるよう私たちが行動しよう。それが良いかもしれない!それがスタートになるかもしれない。その為に笑顔を絶やさず生きていこう。自ら始めよう。

因果応報…そう言えば、そんな言葉も聞いたことがある。これは真理だ。幸せを、笑顔を与え続ければ、いずれ自分にも違った形で返ってくるかもしれない。そうだ、そうしよう。それがいい…


二人はまだ夢の中にいた…


そして…
静かに〜 


【あとがき】


地球人も宇宙人も同じ空間を共有して存在している。何かを求め、同じ生命体として生きている。

当然求めるものは違うでしょう、たぶんね。どんな歴史を持ってるか、どんな進化を遂げて来たのか、それぞれに面白い。宇宙を貫く法則はあるのか?宇宙を統べる基準はあるのか?この地球ではどうなのだ、永遠に続く大道はあるのか。

〜幸福〜

私たちは幸せになる義務を持って生まれたのですね!幸せになるには大変な道のりでしょう。生まれてきたからにはその大道を進むしかないでしょう。そう思います。

読んで頂きまして感謝致します。

【制作秘話】

2024年7月、
可愛い系のキャラクターが欲しいと思って作りました。

最初はコロン&ピーナ(Colon&Peena)と言う名前のキャラクターでした。最近結婚した三男夫婦をイメージして内緒でやった事でした。三男は太っている訳では無いのですが、最初はコロンって名前がいいんじゃない、って事になりスタートしました。その後、このキャラクターは封印されて時間が経っていきました。

そのあと、お互いに夫婦で呼び合ってる呼び名を頂いて、「ムーちゃん」「ムンちゃん」、そうだム〜ンで行こうかって事になりました。

「ムーン」って良いよね〜月だよ月🌕。

もう1人は変更無しでピーナ(Peena)そのまま。ピーナって意味的にはマツカサ、パイン🍍の様なモノを指す外来語です。という事で、7/8に名前を再び変更しました。


名前を変更したら、なぜかキャラクターそのものが合わなくなりました。ここで一気にイメチェンする事になりました。前のキャラは角(ツノ)のある宇宙生命体でした。よく見るとナメクジみたいで、どことなく可愛かったのですが…

今度はなんと「猫」でいこうという事にしました。

俺そんなにネコ好きじゃ無いんだけどね!

でも猫の人気は揺るぎないレベルだよ、ってみんな言うからね。その後1ヶ月程経った頃、moon peena のアルファベットがイマイチだった事にも気付きました。

「チョット、ピンとこないな」

いつもの直感ですね。
じゃあどうするの?って言う事ですね。

MunPina 「むんぴーな」これにします。オット決めたか!
最初はmoonpeenaでしたけど、やっぱり文字が長すぎたかもしれない。

と、その時はそう思いました。

しかし…結果的に

猫キャラの「MunPina」を作る過程で、なぜか他のキャラが出来てしまいました。(8/初旬)

Rojiネコ達です。

正直なところ、猫がそんなに好きじゃ無かったので、イメージもへったくりも無い状態でした。でも面白い顔や、悲しそうな顔が練習の段階で出来てしまったので、何個かキャラを作ってみた結果…そうなりました(笑)

そして(8/15)に短編小説が出来上がってしまいました。

Rojiネコ〜街かど愚連隊〜です。

これって結構期待出来るストーリーになってます。登場人物も2匹のアバターネコ、主人公のヨシオさん、アウトローの3匹ちょっと汚い系の2匹、韓国ネコ1匹、昭和初期の東京下町の横丁や、やっちゃばが舞台になっているストーリーです。

この短編小説はgoogle documentで下書きして、noteとカクヨムに投稿しました。何とむんぴーなより先にデビューしてしまった訳です。

「むんぴーな」はそれには登場していないので寂しいですよね。可愛い系の猫キャラなので、ストーリーを付けて動画紙芝居にしてみようと思ってます(2024.9.27)    その時は…

今日は2024.12.21です。
色々キャラを見直していたら、やっぱり初期キャラって味があるな〜。宇宙生命体のコロンピーナ🪐っていい感じじゃん、てな状況になってもう一度手直し始めました。この辺が何しろ自由MAXな世界ですね。コロン&ピーナは天真爛漫です。人生を横臥しているイメージバリバリですね。

それはそうと…
ムン&ピーナの方も捨て難いし…


そうだよそうだ、こうしようって思えるうちが華だね。思いは自由。発想も自由。そしてストーリーも自由。これって最高ですよ😆

結局、コロン&ピーナのネコ型変身体を、ムン&ピナにしてしまい、今回の短編小説に入れ込んでしまった訳です。

もう疲れたでしょう?

意外とそうでも…

こんな制作秘話まで読んで下さって
本当にありがとうございます😭

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