PdMとしてプロダクト開発チームをリードするうえで喜ばれたこと
こんにちは、akippaでプロダクトマネージャー（PdM）をやっている熊谷です。（アイキャッチ画像はAIに作ってもらったのですが、もう一声という感じですね。）
2023年1月からakippaのドライバーむけプロダクトチームを結成し、PdMとしてリードしています
今回は、PdMとしてプロダクト開発チームをリードするうえで喜ばれたことを紹介します。
以下のような人には参考にしていただけるかと思います。
toCのプロダクトの開発にたずさわっている
これから新たなプロダクトやプロジェクトにたずさわる
自チームだけじゃなく組織を熱狂させたい
また、「akippaってどんな会社なのかな？」と少し気になっている方には雰囲気が伝わると思います。
akippa product noteは「akippaのワクワクを広げたい」というakippaプロダクトチームの本能によって運営されています。
ディレクトリマップを整備した
自社のサイトやプロダクトを任されたり、知り合いのサイトの細かなアドバイスなどを求められた際に、私が最初にやることが「ディレクトリマップつくり」です。
このシートを使ってサイト全体への理解を深めます。
ページ単位でタイトル、ディスクリプション、パンくず、h1やh2などの見出しのバージョンを書き残したり、canonicalやnoindexなどの管理などにも使います。
後からチームに入ってくる人のオンボーディングにも役に立つので、とても喜んでもらえました。
作ってないという人はやってみることをおすすめします。
いまはディレクトリマップだけじゃなく、個々の開発アイテムの仕様・その仕様にした背景などもドキュメントに残すことにチームとして取り組みはじめています。
数値をもって会話する
パフォーマンスをトラッキングし、施策を定量で振り返る
自分たちがリリースした機能がユーザー行動に良い影響を与えているか、デザイン的チャレンジが悪影響を与えていないかをみています。
これを日々やることでダッシュボードの数値をベースに振り返る習慣を根付かせています。
これはエンジニアにむちゃくちゃ喜ばれました。
akippaのエンジニアやデザイナーは最新の技術に強い興味関心を持つのと同じように、事業へどれくらい貢献したかを知りたい熱い人たちです。
「数字に一喜一憂したってよかろうもん！」
ということでワイワイやってます。（もっとKPI大爆発させてお祭り騒ぎしたい🔥）
数値をもって他チームからの要望を打ち返す
beforeのデザイン（左）はデザイナー的には全てを声高に叫んでいる状態。詳細を見るボタンが冗長に並び、洗練されてないイメージを与えます。
afterのデザイン（右）に変更するにあたり、マーケチームからはボタンの色がなくなるとCTRが落ちるのでCVR低下が懸念されるという指摘が。
自分は大量の物件情報が束ねられた不動産系のDB型サイトで、この手のA/Bテストはたくさんやってきました。
経験からCTRに影響がないと推測していることにあわせて、日々の数値をトラッキングをしているのでもし何か悪影響があれば切り戻せることも伝えafterで着地しています。（本当は詳細を見るボタンなくてもいいくらいだと思っています。）
そのやりとりを見ていたデザイナーからめちゃくちゃ感謝されたことがありました。
上の画像はデザイナーの西田からのslackです。デザインと事業成長のはざまで共に戦っている西田の記事もぜひ読んでみてください。独特の世界観が楽しいです♩
要望をくれるのはマーケチームだけではありません。CSチームやセールスチームからもたくさんの要望がきます。これは会社として大切だし、開発チームとして幸せなこと。
一方で、プロダクト開発にとって、やらないことを決めるのはとても大事なことです。
要望される機能追加や、差し込まれるデザイン修正要望を機械的にこなしていては受託感が出てしまい、開発チームとしてのモチベーションも上がりません。
akippaという事業会社の開発チームとして、強い意志をもってNorth Star Metricに向かって邁進する。
なぜそれをやらないかを数値をもって説明し、他チームに納得してもらう必要があります。
例にあげた件では、マーケチームもこちらのやり方に納得してくれて尊重してくれるのでいっさいわだかまりはありません。むしろ「目からウロコです」とまで言って喜んでいただきました。（むしろこちらが日々たすけてもらっています、いつもありがとうございます。）
数値的な論拠にももとづき他チームの要望を受け入れながら、ときには打ち返し、チームakippaとしてプロダクト開発を進めています。
イケてるプロダクトやサービスの舞台裏には健全な議論が必ずあります。
パートナーさんとの懇親会に参加した
これはセールスチームからむちゃくちゃ喜んでもらえました。
パートナーさんとは営業会社さんのことで、駐車場をakippaに掲載してくれるオーナーさんをいっしょに開拓してくれる大切な仲間です。
自分としてはドメイン知識を深めるためにパートナーさんと会話する機会が欲しくて懇親会に参加したのですが、感謝されすぎてビビったくらいでした。笑
以前からセールスチームの人はプロダクトチームの人にパートナーさんと直接話してみて欲しいと思っていたようです。PdMはプロダクトばかり見つめていてもダメだとあらためて思いました。
パートナーさんがオーナーさんと交渉するのに役立つようなプロダクト施策のアイデアをたくさんもらいました。
「オーナーさんからakippaを紹介してくれて本当にありがとうと言われますよ！」とパートナーさんから言われました。
プロダクトを介してakippaのミッション・ビジョンの実現に貢献できているんだと感じて本当に嬉しかったですね。
akippaのミッション・ビジョン
ミッション：”なくてはならぬ”をつくる
ビジョン：あなたの”あいたい”をつなぐ
ドメイン知識を深めるために参加した懇親会でしたが、数値を見るのも、他チームと議論するのも、プロダクト開発を頑張るのも全てはこのためなんだというのを再確認できる良い機会となりました。
最後に
こんな感じでミッション・ビジョンの実現にむけて、日々プロダクト開発にいそしんでおります。
紹介したのはほんとうにちょっとしたことです。そんな私の行動に最大限の感謝を伝えてくれるのがakippaの文化で、このnoteを読んでくださった方々に少しでもそれが伝わると嬉しいです。
最後の最後に採用情報を紹介させてください。
akippaでは一緒にプロダクトを育ててくれる仲間を探しています。
"なくてはならぬ"をつくり、あなたの"あいたい"をつなぐためにはプロダクトチームをもっともっと強くしていかなくてはなりません。
少しでも興味をもっていただけた方はお気軽にお話をしましょう！