僕の人生とともにあった5曲のアニソン(1) ~ 飯田線のバラード(究極超人あ~るOVA版) ~
僕と同じ40歳代の男性が「アニソンと言えば?」と言われれば、
水木一郎さんやささきいさおさんを思い浮かべる方が多いと思います。
でも、僕は最初に挙げるのは山本正之先生です。
山本先生の楽曲は、僕の人生から外せない。
子供のころ、「タイムボカンシリーズ」を見ていましたし、
高校生~大学生のころは、山本正之先生のアルバムを買って、ずっと聴いてましたからね。
※まあ、水木一郎さんも、別稿で書く予定なのだけど。
でも、山本先生といえば「タイムボカンシリーズ」をはじめ、それ以外のアニメにもたくさんの名曲があるので、「どの歌を挙げようか?」と散々迷いました。
…………が、ここでは(ちょっと変化球ですが)、究極超人あ~るOVA版の挿入歌で、不朽の名ラブソング「飯田線のバラード」を取り上げます。
◆劇中での使われ方が印象的
OVAでは物語の後半、光画部員が飯田線を走る電車に揺られ、風景を眺めてたり、居眠りしてたりという、「何気ない光景」のBGMとして流れます。
物語は、あ〜るらしくドタバタ・ハチャメチャが続くのですが、最後のドタバタを迎える少し前にこういう静かなシーンを入れてくるのは、脚本の妙だと感心します。
なのでこの歌は、もちろん単体で聞いても良いのですが、できればOVAのシーンや飯田線が走る山々の風景を思い浮かべながら聞きたいですね。
◆聞くと優しくなれる歌詞
「飯田線のバラード」の歌い出しは、こんな歌詞です。
君が空ゆく風なら 僕は地に咲く花になる
君の笑顔に揺らされて やさしい景色をつくろう
この歌詞をアコースティックギターに乗せて、山本先生が歌うんだから、
心のトゲが抜けて丸くなりますよ。
30年近く前の歌ですが、今でも結婚式とかで歌えそうですけどね。
それとも、今の恋愛事情はだいぶ変化していているから、
こういう純粋で風情のある歌は、あまり好まれないでしょうか?
◆最後に
あまりに名曲なので、カラオケに行く度歌ってみるのですが、
山本先生のような情感は出せない。足元にも及ばない。
ここは頭の中で飯田線の光景を思い浮かべながら、
大人しく曲を聞くだけに留めようと思います。
「飯田線のバラード」
発売日:1991年11月18日
作詞 - 山本正之 / 作曲 - 山本正之 / 編曲 - 藤原いくろう / 歌 - 山本正之
[今回使用したアイキャッチ画像はこちら]
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(轟天号を思い出して貼り付けました)