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【海外旅行】モンゴル【モンゴル編4日目2/2】※散歩をしながら徒然なるままに物思いにふける。

モンゴルに5泊6日で旅行してきました。今回は、4日目について、次のことを書きます。モンゴルも観光に力を入れているようです。そんなところで、モンゴルと自由について思ったことを書き流しています。

・犬とたわむれる
・チンギス・ハーンテーマパーク
・自由について思い出したこと

前回の記事はこちら。

1.犬とたわむれる

こちらは、わたくしくまおが、
この旅でいちばん心に残っている生き物です。

出会った人もたくさんいたのですが、人間込みでも、この犬が好きです。
勝手に「チョイ丸」と名付けました。
(名前があると、愛情が一層湧く気がします。「イヌ」とか「こいつ」、「君」ではなんか淋しいと思うのです。)
後で、犬種を調べたら、ロット・ワイラーとかいうらしいです。
そうか、チョイ丸は由緒正しい生まれだったんだな。

ゲルから100mほど離れたところの地面に打たれた杭に、鎖でつながれていたチョイ丸。
他にも犬が4頭ほどいたが、なぜか彼(彼女?)以外は、放し飼いだった。
鎖でつながれていたことに同情してしまい、いじらしく思えました。

散歩というのは、例えば、下の写真では、
右上の方に見える山の方に近づいてみるか〜、などという漠然とした気持ちで歩き出します。
思ったより時間がかからないこともあれば、
見た目通り遠いこともあります。

アンニュイなチョイ丸とモンゴルの原野。ホタテ貝を逆さにしたような雲が微笑ましいです。
モンゴルではあまり雲はなく、晴天が広がっていることが多かったので、珍しいかも。


散歩中には時々せせらぎが現れます。
写真では分かりづらいですが、元気よくジャンプすれば飛び越えられそうな川幅です。
逆に言えば、油断すると、「ドボン!」ってことになりかねません。
写真には入っていませんが、ときどき、ペットボトルやお菓子のビニールゴミがあります。観光客か、地元民が捨てたのかはよく分かりません。
ただ、毎日ここで暮らしていると、自然の壮大さとか貴重さは意識しないで、ついついゴミを捨ててしまうこともあるのかもしれないですね。

うっすらと川面に青空が映っているのが、なんとも美麗な景色です。

羊の群れにも出会います。
ただし、人間が近寄っていくと、臆病な彼らはそそくさと遠ざかります。
そういえば、食事には、頻繁に羊肉が出ることはありませんでした。
見た目が可愛いので、それで良かったのかもしれないな、なんてことを思いながら、テクテクと歩き続けます。

撮影時は、空を大きく写すか、草原を広く撮るか、迷うことがありました。
写真というのは、「自分はこの景色、瞬間を美しく思っているんだ、だからこの構図で撮るんだ!」という気持ちが表現できる行為、芸術なのかもしれません。
と、ド素人のくまおさんは考えています。

次は、少しグロテスクかもしれませんが、
こんな風景も紹介させてください。

羊の死骸に遭遇してしまいました。

私の推測でしか無いのですが、おそらく病気か何かで自然死してしまった個体ではないかと思います。(遊牧民が屠殺するときは、もう少し処理をちゃんとやるのではないかと思いますし、毛皮や肉を無駄にはしなさそうです。)

最初に見たときは、反射的に「ビクッ!」としましたが、
すぐに、すんなりと受け入れることができました。
そうかそうか、そういうこともあるよな、と頷く感じです

死から時間が経過しているらしく、腐臭もなく、乾いています。
これも自然の循環の一部、ということを感じます。

歩き続けていると、今後は白骨化した動物の頭部のを発見。
骨でけっこう大きかったので、生きているときはなかなかの大物だったのではないでしょうか。

こんな風に、歩いていると時々、どこかしらの骨を見かけます。
ちなみに、馬、羊、牛はともに、歩きながらフンをするレベルなので、
そこら中に黒や茶色の物体が落ちています。乾いているのがほとんどですので、特に臭くはないです。
ただ、動物の群れの近くでは、やや動物園的な匂いがありました。

50cm位の長さだった気がします。ちなみに、ツノが生えたヤギらしき頭部も、草原にありました。なんだか神秘的なカッコよさを感じてしまい、日本に持ち帰っています!

2.チンギス・ハーンテーマパーク

モンゴルで唯一の観光っぽいところに、ツアー会社の遊牧民さんに
連れて行ってもらいました。
こちらのチンギスハーンテーマパーク。


テーマパークの外観。うーん、チンギス・ハーン、デカすぎます!

草原でノホホンとゆるみきっていたので、久しぶりの観光でした。
わたしは断然、草原派ですが、たまにアクセントとして、
このようなモンゴル旅行のコースも有りかもしれません。

中身は一般的な博物館ですね。日本史や世界史が好きな人は楽しめそう。
これはおそらくチンギス・ハーンやその親戚や先祖と思われます。
中は結構新しく、モンゴル政府も観光に力を入れてきていることを感じさせます。

3.自由について思い出したこと


広大な草原しか見えないリラックスした国。
でも、なぜか鎖につながれ、ポツンと佇むチョイ丸。
自由そうに見えて、束縛されていました。
(1ヶ月以上経った今でも、鎖につながれているのだろうか?
 そうじゃないといいなあ…。)

20年前の私は、上京したての大学生で、全然友達がいませんでした。
渋谷にはじめていったとき、「孤独ってのは群衆の中でこそ感じるものだな」
なんてことを考えたことを思い出します。

とは言いつつも、
チョイ丸自身が鎖のことをどう思っているかは分からない。
他人の気持ちを推し量ることはとても大事だと思いますが、
分かった気になるのも危険な気がしたモンゴル帰りのわたくしくまおです。

がんばろう。 ビッグになろう。


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