NPO法人 熊野生流倶楽部の趣旨
いのちのチカラ
私たち生きとし生けるものすべてに、生命が生命を生み出してきた、過去・現在・未来があることは、天地自然の永遠無窮の真理です。
すべての生き物にはそれぞれの「尊い命」が宿っており、生命体の組織体系の流れにより相互に順応協力して、生命体を持続・繁殖させています。すべての生命体は、天地自然の地球環境の営みに合致してこそ、その「生命」を地球上に保証されるのです。
その大いなる生命体の中に、私達一人ひとりの生命が生かされてあるゆえに、生命の尊さを自らが感じとることができるのです。
ただ自らが「生きている生命」にあらず「生かされている生命」であると深く理解・認識する時、初めて「自分の生命は我が命では無い」と自覚し、自らの生命の中に宿りたる計り知れない「いのちのチカラ」が悠久の生命の流れから滾々と生み出されていることに気付くものなのです。
自らの意識には自ずと限界があり、その限界を誰も超すことは出来ないため、自らの内に宿っている「いのちのチカラ」を、知ることができにくいことになります。
いのちのダイナミズム
「私とは誰か?」と自問自答しながらも、この自らの思考の限界を大自然の森羅万象を手本として学び越えてこそ、本来の自らの「いのちのチカラ」が発揮できるものであり、自分より外にある「地球」と言う生命環境と自らの内に広がる生命体がここに調和一致するのです。
「生命」とはいのちの流れ……つまり生命潮流の源流であり、生命体が人生を生々流転していく「いのちのダイナミズム」を表しています。
生きとし生けるものすべての、生命の調和を相互に照らし合いつつ、自らの「真我」を発見し、地球生命体としての自らの自覚のもとに、それぞれの想いを実現していくことが地球の平和につながるのです。これが「生流」の根源的コンセプトなのです。