グノーブル学校別診断模試は、学校別サピックスオープンの「追試」になる
難関校受験生にとって学校別模試は重要な判断材料となりますが、その中でも(首都圏の難関校受験生にとって)大きな意味を持つのは「学校別サピックスオープン」です。
例えば、2023年9月実施の「開成サピックスオープン」では1078人が受験(本番の受験者は1190人)するなど、圧倒的な規模を誇っています。
他の首都圏難関校についても同様で、出題内容、判定精度の水準も高く、最も信頼性の高い学校別模試と言えます。
今年も11月23日に主要難関校(13校)の学校別サピックスオープンが実施されますが、例年、この模試で十分な結果を出せず、残念ながら志望校を断念するケースも多くなっています。
色々なケースを想定しておくことが前提になりますが、個人的には「最終判断を1ヶ月伸ばす」という決断も間違いではないと思います。
実際、12月上旬~中旬に大きく実力を伸ばし、厳しいと思われていた志望校に見事合格した生徒さんも少なからずおられます。
例えば、開成については次のような成功例があります。
・S算数偏差値48(合格可能性35%)→G算数偏差値62→合格
・S算数偏差値49(合格可能性40%)→G算数偏差値71→合格
・S算数偏差値54(合格可能性30%)→G算数偏差値68→合格
※Sは「開成サピックスオープン」(9月、11月)、Gは「グノーブル開成診断模試」(12月下旬)
※S算数偏差値、合格可能性は2回(9月、11月)の平均値
※開成模試のボーダー偏差値(合格可能性50%偏差値)は53前後
開成サピックスオープンの時点では3人とも開成受験を断念してもおかしくない状況でしたが、1ヶ月後のグノーブル開成診断模試では大きく結果を伸ばし、その勢いで見事合格されていました。
グノーブル学校別診断模試の母集団レベルに疑問を持つ方がおられるかもしれませんが、学校別サピックスオープンよりも結果が下がるケースも多く、母集団のレベルが低いということはないかと思います。
学校別サピックスオープンで「もうひと押し」(合格可能性30~40%)の状況で志望校を諦めきれない場合には、グノーブル学校別診断模試を「追試」として受験し、最後の可能性に賭けるのも1つの選択になるかと思います。
※オンライン授業(家庭教師)では、11月より新5年生(現4年生)の受付を開始しております。
現時点(11月8日)では2月上旬~下旬の初回授業について受付を終了し、引き続き3月以降の初回授業について受付をしております。
受講を希望される方は下記サイトをご確認の上、お問い合わせいただけましたら幸いです。
サイト「中学受験の戦略」
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