【中学受験算数】夏休みに取り組みたい教材
受験生にとって、夏休みは「プラスα」の学習に取り組むための絶好の機会です。
夏期講習で塾の授業は増えますが、それでも普段に比べれば時間は確保しやすくなりますので、プラスαの学習を行って秋以降に備えたいところです。
今回は「夏休みに取り組みたい教材」として、5年生、6年生におすすめの教材を紹介したいと思います。
少し気が早い話になるかもしれませんが、興味のある方はご一読ください。
<5年生>
既習範囲(塾で5年生7月以前に習った範囲)を効率的にレベルアップしたい受験生には『四科のまとめ』(四谷大塚)がおすすめです。
『四科のまとめ』は全範囲の定番問題(基本・標準レベル)を1冊にまとめた問題集です。
同じ四谷大塚の『演習問題集』が「時間をかけて各分野をしっかり仕上げる」ための問題集であるのに対して、四科のまとめは(『演習問題集』の数分の1の演習量で)「時間をかけず、各分野の定番問題を(広く浅く)押さえる」ための問題集と言えます。
基本的には既習範囲のみを進めていくことになりますが、(塾とは別に)先取り学習を行っている場合は、塾の未習範囲についても取り組んでいくのがいいかと思います。
算数が得意な受験生や難関校志望の受験生におすすめしたい、上級者向けの問題集は『プラスワン問題集』(東京出版)です。
各問題は(問題文が短いため)シンプルに見えますが、実際に解いてみると見た目以上に手強い問題が多く、5年生で取り組むには少しハードルの高い問題集と言えます。
<6年生>
算数の苦手な受験生におすすめしたいのは、5年生の方でも紹介した『四科のまとめ』(四谷大塚)です。
6年生の場合は(夏休みの時点で)全範囲を履修済みですので、基本的には全範囲(50項目)を行うことになります。
進め方としては、1問3分以内を目安に解き、わからない場合は早めに解説を読んで理解していくといいでしょう。
応用問題に苦手意識のある受験生におすすめしたいのは、5年生の方でも紹介した『プラスワン問題集』(東京出版)です。
特に難関校対策として『中学への算数』(東京出版)の「日日の演習」に取り組んでいるものの苦戦している受験生は、プラスワン問題集の内容が十分に理解できておらず、そのことがネックになっているケースが多いものです。
問題数は多い(429問)ので、あまり自力で解くことにこだわらず、わからない場合は早めに解説を読んで進めていくといいでしょう。
算数が得意な受験生や難関校志望の受験生におすすめしたい、上級者向けの問題集は『必ず解きたい算数の100問』(東京出版)です。
『中学への算数』の「日日の演習」と同じく、難関校レベルの応用問題を扱っている問題集ですが、日日の演習が各号で特定のテーマ(「速さと比」「場合の数」など)に沿った問題のみを対象としているのに対し、『必ず解きたい算数の100 問』は1冊で全範囲を対象としています。
算数の得意な受験生にとってもハードルの高い問題集ですが、完璧を目指さず、不完全な取り組み方(100問中20~30問だけ行う、少し考えて解けなければ解説を読む、解説を読んで理解できない箇所はパスする、など)でも学習効果は見込めますので、無理のない範囲で取り組んでいくのもいいかと思います。
※各教材の購入方法は下記の通りです。
四科のまとめ→四谷大塚のサイトで購入
https://www.yotsuyaotsuka.com/kyozai/yonka/
プラスワン問題集→Amazonなど
https://www.amazon.co.jp/dp/4887420382/
必ず解きたい算数の100問→Amazonなど
※新刊『開成合格率79%の東大卒家庭教師が公開する 難関校合格への99の戦術』が6月19日に発売されます。
https://www.amazon.co.jp/dp/475393568X/
今回の本は、過去の開成合格者(21人)をはじめ、多くの難関校合格者が実践していた受験ノウハウを体系的にまとめたものとなっております。
新刊をAmazonで予約購入していただいた方には、オンライン面談の面談料を割引させていただきます。
期間限定となりますので、ご希望の場合は早めにお申し込みください。
【期間】2024年6月25日~7月31日
(お申し込みは本日から受け付けております)
【対象学年】4年生~6年生
【時間帯】14時~14時30分/18時30分~19時
【面談料】30分1,200円(通常5,400円)
【申込方法】下記のサイト経由でご連絡ください。
https://www.kumano-takaya.com/mendan
※7月末までの枠が埋まり次第、終了とさせていただきます。
※期間終了後も特典をご用意させていただく場合がありますので、お気軽にご連絡ください。