幸福に近づくための考察 第1章
幸福とはなにか
「考えているうちは分からないもの」幸福や勇気などのテーマに付きまとう命題ではありますが考えないことには言語化できないという事もまた一つの哲学上の命題であります。さすれば今のところこうではないかというものを列挙するところから始めましょう。
1.幸福だと感じることそのものが幸福である
『神様とのおしゃべり』でも言っていたようにそうなりたくないと思えば思うほどそちらへ近づくというのは所謂ジンクスと呼ばれるようにイメージすればするほど自分がそのイメージ通りになろうとするという事は様々な格言や言い伝えがあることから明らかであるのでしょう。
ならばどうすれば幸福だと言えるのか、普通といえる日々を送れているのならば「今」を見つめ直し本当に足りないものはあるのか、本当は十分ではないかそう考えなおしてみよう。これは「幸福を感じる」という点でとても、とても重要だと思う。日本で普通といえる生活をできている以上貧乏ではなく貧困ではないという事の裏付けにはならないか?それは幸福ではないのか?今の状況は幸福とはいえないのか?それを再認識するのも悪くはないと私はそう思うのです。
2.足るを知る者は富む
「必要な時に必要なものを必要な分だけ」xxxHOLiCで有名な言葉で、幸福を感じるときにはとても重要な考え方なのだが、作中でも言われるように難しいことであり。なんとなく必要な分だけお金を稼げばよいと考えればそこまで難しいことではないと思うかもしれないが足りる分だけで生活するというのは不安が付きまとうもの、「怪我や病気でお金が必要になったらどうしよう身近な人に似たようなことがあったら?」などと考えてしまえば足るを知ることはできないもの。
そもそも悩みなんてものは問題が積み重なった時の心理状態でありその問題には地球温暖化やら少子化やらの自分でなんとかしようともしていないことも含まれている。このことから、悩みとは問題と不安を掛け合わせたものである、ならば不安を取り除けばよい。そして、不安は見えないことに由来する、暗い夜道をあるいているようなものだ。ならば明かりで照らしてやれば不安は解消されるこの場合は自分が問題としていることを書き出し重要度の順番に並べ替えて見ると案外何とかなることが多い。これで不安がある程度解消され、抱えている問題も解決の手立てくらいは見つかるはずだ。
上記のことを常にやり続けられれば大概のことは「何とかなるか」と思えるので足るを知ることが出来ることだろう。
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