適応障害で会社を辞める事にした|くま忍の転職④
くま忍です。ニンニン。
上司が退職すると言い出してから、これまでの社内の人間関係に吹っ切れたようでとても頼もしく、やっと上司らしくなった。私が仕事をしやすいように味方になってくれる事が増えていった。
体制としては上司が退職するので新しい人を採用する事になった。
そして私は玉突きで昇格して管理職(上司の後任)になる事になった。
この頃にはマニュピレーターの「強烈な女さん」は仲間数名を囲い込みグループを作り、他の役職者を叩き潰すような事をしていた。仕事で足を引っ張ったり、ミスを見つければ誇張して社長に報告するとか、くだらない事で社内環境は悪化していた。
上司からの噂話情報では「強烈な女さん」は仲間達と会社を乗っ取る計画を立てていたらしい。それを聞いた時、「強烈な女さん」は数字に弱く事務処理もできないので会社の経営ができるとは思えず、笑ってしまった。
隣の席にマニュピレーターの仲間がやってきた
そして、マニュピレーターの「強烈な女さん」が自分の仲間を私の部下として入社させた。「強烈な女さん」の仲間が部下になるのは色々と面倒なので抵抗したが、既に社長の心を握られており、私の抵抗など無駄だった。
「強烈な女さん」の仲間が私の部下として入社し、私の隣の席になった。私は足を引っ張られるような事がないように警戒して、できるだけコミュニケーションを取り仕事が進められるように心がけていた。
最初は感じがいい人だと思っていたが、入社1ヶ月くらい経過してから様子がおかしくなった。
まず、私の言うことを聞かない、相談がない。事務処理ルールを勝手に変えて運用し始める。すぐサボってタバコを吸いに行く。「強烈な女さん」のところに雑談をしに行き人の陰口を延々言っている。
あと、とにかく終日機嫌が悪く話しかけても態度が悪い。
今思えば「強烈な女さん」グループにて私潰しの計画が進められていたのではないかと思う。
こんな感じなのでコミュニケーションが取れなくなった。
そして隣席の部下に何か注意をすると別日に「強烈な女さん」の仲間から仕返しで目の前で私の陰口を言われるようになった。(目の前だけど私に向かって言ってないのは陰口なのか?悪口になるのか?)
狭いコミュニティで複数名からネチネチやられてストレスが溜まっていた。何よりも仕事で必要な事を話しても相手にされない無視されるのがストレスだった。
私は仕事をしたいだけなのだ。
「強烈な女さん」グループは自分勝手に仕事をしていたので会社の方針に従っていない事があった。あるとき私がそれを見つけたので社長に報告をしたところ、社長は自分から「強烈な女さん」に注意ができないので私から「強烈な女さん」グループに注意するよう促してきた。
少々疑問は感じたが、これも仕事だと整理した。
私から「強烈な女さん」グループに対し、社長からの指示なので会社方針を守るように伝えた。対面的には「はいわかりました」と言った反応だった。納得もしていなければ文句を言われる感じでもなかった。
「社長からの指示」と言う部分で一旦様子見をしたのだと思う。
淡々と書いているが、この行動もかなりのストレスにはなっていた。
同時に、この件で何か仕返しをされるかもしれないと考え、他の役職者に「私を守って欲しい」と伝えた。他の役職者も「強烈な女さん」の行き過ぎた対応に困っていたので、ここは快く了解してくれた。「わかった!任せとけ!」と言われた。
マニュピレーターの仲間にフルボッコにされる
私の担当部門で費用がかかるサービスをトライアルで利用しており、費用対効果をみて継続利用するか検討する事にしていた。小さな会社なので利益を考えると当然のことだ。しかも昨年比で利益が下がっている状況だったので、特にシビアに見なければならない状況だった。
そのサービスは隣席の部下に運用を任せていた。本人的には自己アピールする絶好の材料だったのでサービスの継続を希望していた。
社内会議にて「強烈な女さん」の仲間が「なぜ継続しないのか」と私に質問をしてきた。上記の通り「継続しない判断はしていない」と説明し、「費用対効果を見て継続可否を検討する」と話をした。
すると、「強烈な女さん」の仲間達が逆上した。
そして「(私の隣席の部下が)使った方がいいと感じてるんだから継続するべきでしょ!!」と意味不明な事を言い出した。「強烈な女さん」の仲間達は営業である。営業なのに費用対効果の意味がわからないのだろうか。
ただもう、声が大きくて「なんで!!」「〜でしょ!!!!」と責められるので、淡々と同じ説明をしても、こちらの話は全く聞いてもらえない状況だった。
私としては大きな声で怒鳴られている感じを受けて、大きなストレスだった。
ちなみに、仕返しをされるかもしれないので守ってほしいとお願いしていた役職者達は傍観していた。(のちに、あれは酷かったよね、と言われた。)
結局会議は社長の「会議終わってから勝手にやって」と言う、これまたよくわからない一声で終わった。そう、社長もこの会議にはいたんだけどなぁ。
適応障害と診断
まともに仕事をしない人達にフルボッコにされ、悔しかった。
その日は半べそになりながら家に帰り、プロ忍者の夫に状況を報告した。夫は心配して、ただただ慰めてくれた。
翌日に会社に行ったところ、「強烈な女さん」の仲間達を見たら動悸が止まらなくなった。こんな経験は初めてである。ちょっとやばいかもな、、と思い心療内科に行き「適応障害」の診断を受けた。
ここまでの一連の出来事、社長を含む役職者達の対応から続ける価値のある会社ではないと思った。身体が壊れる前に退職する事に決めた。
病院で診断書を出してもらい、翌日に社長に退職したいと申し出をした。
退職受理されず・・・
退職の申し出をしたが社長の反応は「退職なんて納得できない」との事だった。
体調不良は気のもちよう、仕事は大変な事があるものだから数日休んで戻ってきなさいと言われた。挙句「私も会社を立ち上げた頃は大変だったよ〜」と苦労話が始まってしまった。
社長と話をしていてもどうにもならんと思い、とりあえず数日休むことにした。
その後は数日の休み中に、休みの延長と月末での退職の申し出を継続した。最後まで退職を認めてもらえなかったので退職届を内容証明で送った。
そして、持ち帰ったノートパソコンで引き継ぎの資料を作成し会社に送りつけ、貸与物を宅急便で返却した。
結局、月末ギリギリに退職が受理され辞める事ができた。
私が辞めた後の出来事・・・
退職してからは、普通の生活はできるもののメンタルも不安定だったので、のんびり過ごしていた。
退職して1ヶ月経過した頃、社長から手紙が届いた。
中身は社長からお詫び文、私が退職した後に<パワハラ委員会>が立ち上がり社内調査を行ったこと、その結果として「強烈な女さん」に対し処分を下した、という報告だった。
正直、辞めてから会社の事を思い出したくもなかったし、後から処分下すならリアルタイムで守ってくれればよかったのに!と思ったが、社内環境が少しでも良くなるのであればよかったと思った。
この年齢でくだらんイジメにあうとは思ってもみなかった。
あまりにも相手の行動がくだらなすぎるので、今思えばもう少し上手に対処できなかったのか考えることはあるが、やっぱり狭いコミュニティの中の集団でのいじめはキツイ。
結局、会社を辞めて数ヶ月働かないままだったが、プロ忍者の夫との時間も確保できたし、よかったと思う事にした。
そして、ありがたい事に次の就職先が決まったので、明日から働いてきます。
終わり