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異次元の少子化対策?田舎の跡継ぎ長男こそ東京に出よう

若い女性が東京に一極集中してしまうのが少子化の原因のように言われているけれども、そもそも田舎で女性が結婚相手を見つけるのは難しい

え、田舎には独身男性がたくさんいるんじゃないの⁇

たくさんいます。いますとも。
ただし地元にいる独身男性は、ほぼほぼ跡取り長男。

田舎育ちの女子は、跡取り長男にはもれなく義実家での同居と介護と墓守ミッションが付いてきて、しかもご本人は家督として大事にされてきて家事育児能力ゼロで嫁に丸投げなのを知っているので、長男との結婚は避ける傾向にあります。

長男嫁として苦労してきた母親なら「長男の嫁だけはやめとけ、結婚なんてしなくていい」と娘に言い聞かせているはず。

じゃあ跡取りでない次男三男は?と言えば、そもそも少子化で第二子第三子は希少だし、地元を離れるケースが多い。それに跡継ぎミッションのない激レア男性は、田舎住まいと言えどもとっくの昔に結婚している。

若い女性が地元に住み続けても、キラキラした仕事どころか、(長男以外の)結婚相手を見つけるも至難の業。
なので、最寄りプチ都会の県庁所在地の街コンにでも参加して、転勤族の男性と結婚して結局田舎を離れたりします。

以前なら跡取り長男の嫁には相続やら何やらのメリットがあったのかもしれないけれど、このご時世メリットが全く浮かばない。
長男さんは20代前半のうちに恋愛感情と勢いで結婚に持ち込むか、進学や就職先で田舎の事情を知らない都会の女性を見つけるしかないと思う。


ふと、田舎の長男がみんな東京に出ればいいのでは⁇と思いついた。

東京のたくさんのキラキラ女子を見ていれば、恋愛や結婚をしたくなるかもしれないし、誰も知り合いのいない状況下なら思い切ってアプローチできるかもしれない。田舎と違って、デート中に誰かと鉢合わせすることもなければ、フラれたって二度と顔を合わせることも噂されることもないんだし。

運がよければ、田舎に住んでもいいよ、という相手が見つかるかもしれない。


なぜだか田舎の親御さん方は、由緒ある名家でも代々続く商家でもない一般家庭でも、遺産といっても二束三文にしかならない古い自宅しかなくても、何が何でも長男に家督を継いで欲しいと願っている。
家督といいつつ、その実は介護要員?とにかく自分の傍にいて欲しい。

もしかすると、一流大学を卒業して都会で活躍している息子よりも、実家にい続けるニート息子の方を孝行者だと思っていたりして。地方公務員ならなおよし。

長男さんも幼いころから刷り込まれているので、その呪縛から逃れられない。無意識に「長男嫁ミッションに耐えうるかどうか」を結婚相手に求めている。ミッションには「次の跡取りを生む」も含まれるので、出産適齢期を過ぎた女性はもちろん視界に入っていない。自分の年齢はさておき。

跡継ぎ跡継ぎと言ったって、嫁が来なければ次の世代はいなくなるわけだし、「同居、介護、墓守義務なし誓約書」でも持たせて、思い切って長男さんを異次元に解放するのはどうだろうか?


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