note:『♭のぶ』
奈良に毎年出かける。なんとなくそうしたいから。きっかけは2013年に東京藝術大学大学美術館で開催された「国宝 興福寺仏頭展」をたまたま観て、そこに置かれていた「興福寺友の会」の入会案内を手にして、なんとなく入ってみようかな、と思ったことだ。そのまま会員資格を継続し、2015年からは10月第一土曜日に開催される塔影能の陪観を兼ねて毎年出かけるようになった。昨年と今年は塔影能は開催されなかったが、奈良行きは我が家の年中行事と化している。
東京では思いの外、奈良の文物が巡回してくる。仏頭展から遡ること4年、2009年には東京国立博物館で「国宝 阿修羅展」が開催されている。千駄ヶ谷の国立能楽堂では2017年まで毎年興福寺勧進能が開催され、何度か足を運んだ。今年は東京国立博物館で「国宝 聖林寺十一面観音展」と「聖徳太子と法隆寺展」が既に開催されている。また、同博物館には法隆寺宝物館があり常時公開されており、敷地内に十輪院から移設した校倉造の宝蔵もある。あまり意識していなかったが、こうしたことも古都奈良への関心を呼び覚ましているのかもしれない。
のぶさんのnoteは今年6月19日に開設された比較的新しいものだが、奈良を話題の中心に据えている。本日現在公開されている記事を全て拝見したが、自分にとっては身近な場所のことが多く、親しみを感じならが読んだ。
のぶさんは記事を投稿した後も、丹念に関連する記事のリンクを付け加えているようで、そうした細やかな気配りに感心させられる。また、奈良は外食に難のあるところなので、飲食店の情報もありがたい。情報ソースのひとつとして活用させていただくつもりである。
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