note: 『翠野 大地』
noteで公開されている全記事を拝読した二人目のnoterさん。翠野さんは毎朝早い時間に記事を公開されるので、当日の記事は通勤で電車を待っている間に読んでいる。今朝公開された記事のタイトルは「第952回 野鳥の世界での名前」。通し番号の回号が入っている。なんとか1000回を迎える前に読了したいと思っていたが、365回以前の記事(2019年12月30日以前の記事)へのアクセスができないため、正確には閲覧可能な記事を全て拝読したということになる。ただ何故か途中で通し番号が前後しているところがあり、「第1回 野鳥のことを語らせて頂きます」が2020年2月20日に上げられている。
毎日よくネタが続くと感心しながら読んでいる。鳥については特別興味があるわけではなかったのだが、2013年に今暮らしている調布の団地に引っ越してきて、生活の中で見かける鳥の種類が多いことに驚き、関心を払うようになった。団地の敷地を野川という小さな川が流れているのだが、川べりを歩いていると、たまにカワセミを見かけることがある。小さな青い美しい鳥なのだが、動きが敏捷で「あっ」と思うとすぐに見失ってしまう。それでもああいう鳥が身近にいるだけで鳥への興味が自然に湧くものである。また、この団地ではハトやカラスを駆除するために年に一度か二度だけだが、鷹匠が鷹を連れてやって来る。流石に鷹がカラスとかハトを攻撃する場面に出くわしたことはないのだが、若い女性の鷹匠が、ごっつい革の長手袋に鷹をとまらせて歩いている姿を見るだけでもコーフンする。しかし、だからといって鳥について探求しようというほど知的好奇心は強くない。翠野さんの記事が自分にはちょうどいい塩梅なのである。また、翠野さんの記事のコンテンツ自体もさることながら、ネタに対するアプローチの妙とか、毎日続ける視点がとても勉強になる。
調布には深大寺という関東屈指の古刹がある。日本野鳥の会の創立者である中西悟堂はこの深大寺で僧籍についた。悟堂というのは法名で深大寺で得たものだ。本名は富嗣。こういうのも縁だと思うのだ。それで、先日、野鳥の会に入会した。探鳥会のようなものに参加するほど入れ込むつもりはないので、とりあえず本部型会員という名前ばかりの会員だ。