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『隈元さん』の生息域
『隈』
この漢字、読めますか?
『阿武隈』の『隈』です。
東北地方にお住まいの方、 もしくは、艦艇好きの方であれば、 すんなり『くま』と読んでいただけるのでしょうが、 結構の確率で『すみ』と読まれることが多いです。
こんにちは、そんな『隈』が名前に入る、よんごひんご隈元です。 私の属している『隈元さん』とは、どのあたりの名前なのか・・・ を、ネット上のデータをもとに紹介しようと思います。
早速、苗字由来ネットさんに聞いてみました。
【名字】隈元
【よみ】くまもと,すみもと
【全国順位】 3,151位
【全国人数】 およそ4,100人
【名字の由来解説】 現鹿児島県である薩摩の有名氏族 現鹿児島県東部である大隅にもみられる。 近年、鹿児島県。熊本県に多数みられる。 中臣鎌足が天智天皇より賜ったことに始まる氏(藤原氏)がある。
九州の南部に多い苗字で、全国に4000人近くの隈元さんがいるらしい。
ちなみに、爺さんからは中臣鎌足が家系図に載っていると聞いたことがありましが、私は実物を見たことないのでちょっと真実味が増したような気がします。
さて、もう一つ、日本姓氏語源辞典さんでも調べてみました。
クマモト 【隈元】5 日本姓氏語源辞典 鹿児島県、宮崎県。 ①熊本の異形。鹿児島県鹿児島市城山町が藩庁の薩摩藩士、宮崎県宮崎市佐土原町上田島が藩庁の佐土原藩士に江戸時代にあった。 ②地形。隈のそばから。江戸時代にあった門割制度の隈元門から。門の位置の例。鹿児島県鹿屋市川西町、鹿児島県鹿屋市下高隈町、鹿児島県鹿屋市輝北町市成、鹿児島県肝属郡肝付町前田。門による明治新姓。
『門割制度』ってなんでしょうか? よくわからないので、今後の調査対象として、まずは生息域を優先します・・・
で、分布図も出てきました。
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ものの見事に鹿児島に偏った生息域になっています。
関東・関西・中部・福岡(都会)における分布は、仕事や学校の関係で南九州を脱出した隈元さんたちだと思われます。
北海道にほんの少し生息しているようですが、これは明治期における開拓団の名残だと思われます。(サッポロビールは鹿児島出身の方が北海道で立ちあげています。)
熊本県にも、ほんの少〜し分布している様ですが、県境から滲み出たものと思われます。
宮崎は、都城市は島津藩領でしたし、宮崎市(佐土原)にも佐土原島津藩があったので、その名残でしょう。 *宮崎には、島津家の他に「延岡藩」「高鍋藩」「飫肥藩」や天領がありました。
と、いうことで
隈元さんの主な生息域は、鹿児島(九州の南の方)ということがなんとなく解りました。