学校のマドンナ達に好かれた僕 第2話
高校生活が始まり、1週間が経ったある日。
保:○○ー!どの部活に入るか決めたんー?
○:朝から騒がしいな
保:いいやん!朝から元気だしてこ!
天:そうそう!!
○:天まで…部活はどこも入る気ないよ
保:そうなん〜どっか入った方が楽しいでー?
○:入る気しない
天:消極過ぎるの良くないよ!
○:2人は決めたの?
保:うちはバレー部!中学もやっとったからな!
天:私はダンス部!
○:2人は決めてんだな
ひ:何の話してるの?
教室に入ってきたひかるがみんなに聞いてきた。
保:あんなー何の部活入るか話してん!でも、○○はどこも入らんって言っとるんよー
ひ:そうなんだね、2人はどこか入るの?
保:うちはバレー部!
天:私はダンス部!
ひ:2人とも運動系なんだね!
天:ひかるはどこか入るかも決めた?
ひ:うーん…私は美術部興味あるけど迷ってるって感じ…
保:そうなんや〜ってかひぃちゃんって絵上手なん!?
ひ:そんな上手くないよ…(笑)絵を描くのが好きなだけ(笑)
天:見てみたい!!
ひ:えぇ〜恥ずかしいよ…(笑)
保:保乃も見たい!
ひ:えぇ…(笑)
○:2人ともひかるが困ってるぞ
天:でも〜
ひ:じゃあ今度みんなに見せるよ!
天:いいの!?
保:やったー!
ひ:2人とも喜びすぎ…(笑)
夏:楽しそうに話してるね…
○:おう夏鈴、みんなでどの部活に入るか話してたんだよ、夏鈴はどこか入るのか?
夏:入らないかな…
保:夏鈴も入らないの!?
夏:まぁ…家に早く帰りたいから?
天:○○も入らないし夏鈴も入らなかったら部活終わりみんなで帰れないじゃん…
天が目をうるうるさせてみんなを見る。
保:うーん…放課後部活終わりみんなでファミレス行って駄弁るができひんのか…それは嫌やなぁ
ひ:じゃあ…その時は帰宅部組が部活組待ってるとかは??そしたらみんなで帰れるし一緒にファミレス行けるよ!
天:それいい!ナイスアイデア!
保:ひぃちゃん天才やん!
ひ:そんな褒めんでよ…///
夏:あれ?ひかるって方言喋るんだ
ひ:あぁ〜学校では基本標準語で話すんだけどね、家とか友達の前だと方言出ることあるんだ!私、福岡から高校上がる前に引っ越してきたの!
保:そんなんや!ちなみに保乃は生まれは大阪で小学校まで大阪におったから関西弁抜けへんのよ〜
天:私も大阪で生まれたの!でもこっちに引っ越してきたのが幼すぎる頃だったから関西弁たまにしか出ないかなぁ〜
○:夏鈴も大阪に親戚多いよな?
夏:うん、生まれも一応大阪だけど…まぁ天ちゃんと同じ
天:そうなの!?運命じゃーん!!
天が夏鈴に思いっきり抱き着く。
夏鈴:て、天ちゃん…///苦しい…///
天が夏鈴を離す。
天:あ、ごめん(笑)
夏:大丈夫………ってことは○○だけずっとこっちだね
○:そうだね
キーンコーンカーンコーン
保:あ!席つかんと!
みんなはそれぞれの席に着いた。
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放課後。
ひかるは1人教室に残り部活の登録用紙を眺めていた。
○:みんな帰ったけど
○○はドアにもたれ掛かりながらひかるに話しかけた。
ひ:あ、○○君…私もすぐ帰るよ…!
○:無理に部活入ることないんじゃない?
ひ:え?
○:何があったか知らないけど、無理して部活するのは違うんじゃないか
ひ:………
○:あ、これは俺の意見だから気にしないで
ひ:私ね…中学の時に美術部に入ってたんだけどみんなと合わなくてすぐ辞めちゃったの…今回も同じこと起きるんじゃないかって不安で…逃げてるだけなんだけどね…(笑)
ひかるは無理した笑顔を○○に向ける。
○:逃げてもいいんじゃない?自分を守るために逃げる事も大事だよ
ひ:○○君…
○:もし美術部入ってまた合わなくても仲良い友達はいるだろ?少なくとも俺と保乃と天と夏鈴はひかるの味方だからさ、落ち込むことないよ
ひ:ありがとう…///○○君って頼もしいね…///
○:そんなことないよ
ひ:もうちょっと考えてみる!
○:ん、どっちに行っても後悔ないようにな
ひ:うん!じゃあ○○君一緒に帰ろ!
○:おう
2人は教室を後にした。
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数日後…。
○:で結局ひかるは部活入ることにしたの?
ひ:ううん、やめた
○:そうか
ひ:絵は趣味で描くこともできるし帰宅部なら○○君と一緒に帰れるからね!
○:どういうことだよ…
ひ:○○君と一緒に帰っちゃダメなの…?
上目遣いで聞いてくるひかる。
○:別にいいけど
ひ:やったー!じゃあ毎日一緒に帰ろうね!
○:いいよ
ひ:やったー…///
心の中でひかるはガッツポーズをした。
to be continued...