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久しぶりに会った従姉妹は嫉妬深かった

大晦日の日、ひかる姉ちゃんに押し倒されたが…あの後なんも起きることはなかった。その理由はお母さんが丁度帰ってきて呼び出されたから。

ひかる姉ちゃんが『チッ…邪魔が入ったか…』とボソッと言った時はちょっと怖かったけど…。

そして普通に年が明け、正月も満喫して今日は8日。世間は仕事始めをしてるのかな。こっちは変わらずゴロゴロしてる。なんも変わらない。1つだけ除いて。

○:ねぇなんでまだいるの?

ひ:え?いたらダメなの?

それは、ひかる姉ちゃんが大晦日からずっとこっちに泊まっているのだ。そして今一緒にこたつに入っている。

○:だってもう世間は仕事始めしてるよ?

ひ:だね〜

○:あれ?ひかる姉ちゃんは仕事してるよね?

ひ:うん、もう社会人だもん

ひかる姉ちゃんは机のみかんを取って食べ始めながら答えた。

○:じゃあ…なんでいるの?

ひ:モグモグ…○○、学校って15日からでしょ?

○:う、うん

ひ:その日まで有給取ったから、はいみかん…あーん♡

○:は?パクッ

何普通のこと聞いてんのってテンションで返されてしまい呆然となる。そしてしれっとみかんを食べさせてきた。

○:まって…なんで俺の学校始まる日知ってんの?

ひ:それは〜おばさんから聞いた♡

○:『聞いた♡』じゃないよ!怖いよ!

ひ:○○の事はなんでも知っておきたいんだもん…ダメなの?

○:個人情報!!お母さんにも後で言っておこ…ちょっとお手洗い行ってくる…

ひ:いってらー

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ひ:こたつに入りながらみかんって最高だなぁ

ピコンッピコンッ

ひ:○○の携帯の通知音か…パクッモグモグ

ピコンッピコンッピコンッピコンッピコンッ

ひ:通知音うるさっ…

ひかるは○○の携帯を取る。

ひ:おぉ〜めっちゃ来てる…

通知の欄には『山﨑天』と表示されてる。

ひ:天…?男の子からかな?

ピコンッピコンッピコンッ

ひ:めっちゃ来るじゃん……見ちゃおっかな?(笑)

画面をスライドさせると『パスコードを入力してください』と出た。

ひ:4桁かぁ…無難に誕生日とか?

ひかるは4桁の数字を入力する。

ひ:おっ…開けちゃった(笑)

慣れた手つきでLINEを開く。

ひ:『山﨑天』…これか…

ひかるは既読を付けないでLINEの内容を見る。そこには…。

『○○ー!今日暇?』
『ねぇー遊びに行こうよー』
『あ!髪切ったの!!どう??』
天の自撮りの写真

ひ:はぁ?天って子女の子なの?

ひかるは『山﨑天』という子が女の子だと知ると一気に真顔になる。

ひ:他にも女の子のLINEがいーっぱい…

トーク履歴にはちらほら女の子らしき名前が…。

ひ:ふーん…浮気だ…

ひかるをどす黒いオーラが包む。

ひ:お仕置しないと…♡

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○:ふぅ…寒い寒い…あれ?ひかる姉ちゃんいない…

さっきまでこたつでみかん食べてたのに…まぁ静かになるしいいか…。

こたつに入り足を伸ばした途端、その足を捕まれ中に吸い込まれる。

○:うおっ!!

急にやられたのでびっくりして体が倒れる。

こたつの中でモゾモゾと動く何か。

○:な、何??

体には何かが乗っている感覚が…。

ひ:ばぁ!

こたつの中からひかる姉ちゃんが顔を出した。

ひ:びっくりした??(笑)

○:な、なんだよ〜ひかる姉ちゃんか…

ひ:えへへ〜驚かせようと思って(笑)

○:びっくりしたよ(笑)

俺は体を起こしこたつから出ようとする。

が、ひかる姉ちゃんが半分こたつから出かけた俺の体の上に馬乗りになり両手で肩を押さえつけられる。

○:ひ、ひかる姉ちゃん…?何してるの?

ひ:ん〜?○○にお仕置しようと思って♡

○:お、お仕置…?

あ、やばい。ひかる姉ちゃんの目に光が宿ってない。

ひ:これなぁ〜んだ?♡

ひかる姉ちゃんは俺のスマホに映し出されたLINEの画面を見せる。

○:それは…俺のLINE

ひ:そぉ…○○のLINEだよ?

○:と、特に変なものは無いと思うけど…

ひ:じゃあ…この天ちゃんって子はだぁれ?♡

○:クラスメイトです…

ひ:クラスの女の子とこんなに仲良くLINEしてるんだぁ…他にも何人かいるね?女の子…

○:そりゃ…みんなクラスメイトだし…

ひ:浮気だよね?

○:う、浮気!?

ひ:うん…ひかるがいながら他の子とLINEするなんて浮気じゃん…ひかるは○○以外の男とLINEしてないのに…ひかる以外の子に目移りしてるんでしょ?

○:ただのクラスメイト!なんもしてない!

ひ:は?連絡してるのも立派な浮気だよ?

この状態のひかる姉ちゃんには何言っても無理だと大晦日の日に知った。だから、今普通に大ピンチ。

ひ:大晦日の日は邪魔が入っちゃったけど…今日は誰もいない…だからたーくさんお仕置できるね?♡

○:お、俺たちいとこだよ?

ひ:○○には言い忘れてたけど…いとこ同士って結婚できるんだよ?♡

○:ま、まじ?

ひ:うん♡…だからぁ…ひかるといーっぱい気持ちいいこと…しよ?♡

○:でも…くっ!

ひかる姉ちゃんは俺の回答を聞く前に俺の股間を手で撫でる。そして俺の方に体重をかけるように倒れる。耳元まで顔を近づけられ…

ひ:ほらっ…ここは正直だよ♡…ひかるで気持ちよくなりたい…って♡

と囁かれる。吐息混じりの声に体がビクッビクッと反応する。

○:ひ、ひかる姉ちゃん…

ひ:だいじょぉぶ…♡…ひかるに任せて?♡

ひかる姉ちゃんは俺の唇に軽いキスをすると微笑んだ。

To be continued…


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