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新人指導は難しいけど、新人ちゃんの成長は嬉しいし、会社が平和なのは日々の喜びです。


私は歯科医院で歯科衛生士をしていて
教えるのが割と好きな方だと感じていました。
でも凄く難しい。
試行錯誤を重ねてみて
これまでに新人教育をしてみて思ったことなど記してみます。



準備


・マニュアルの用意
・あやふやなルールは既存のメンバーとすり合わせて統一のルールにしておく。
・教えることリストと出来たかどうかのチェックリストを作る
・教育担当を決める
・教える順番といつまでにどこまで教えるかを担当者と打ち合わせしておく。


教える側の初めの心構え


・自分が学んだ時の状況ややり方が相手に合わないこともあるので
状況を見ながら試行錯誤していく。
・なんでそうなるの??っていうミスが起こっても感情的に怒らないように
心の余裕を保つ工夫をする
・自分が今簡単に出来ることが
相手にとっては未知なことだと心に刻んで
自分の当たり前を押し付けないよう気をつける。


教える時の豆知識


見た方が分かる人なのか
聞いた方が分かる人なのか
資料として書かれた方が分かる人なのか
人それぞれなので観察する

新しいことを学ぶ順序は
知る
分かる
理解する
出来るの順。

そして、それぞれ
初級レベルなのか
中級レベルなのか
上級レベルなのか
相手の位置を把握することが大切。
人によって吸収していく速度が違うけど
焦って飛ばしてもミスが増えて
自信をなくさせてロスタイムを作るくらいなら
今どの位置にいるのか把握して
適切なサポート
(声をかけるとか学びを深めるサポートとして
いつもと違った角度からのアドバイスをする)を
した方が早く伸びると思う。


実際教えている最中に気をつけたいこと


・進度は本当に個人差があるから誰かと比べない。
・放っていてもミスがあるから最初は放って置かない。
・分からない時は聞ける関係や状況になるべくしておく。
 (日々の雑談や声がけ)
・ミスのレベルによるけど気づけるなら早めに指摘する。
・指摘する時はマニュアルと照らし合わせて事実を伝える。
 感情を無闇に入れない。
・相手がとても感情的になりやすい人なら指導役を2人体制にして
 教える側の負担を軽減する。(トラブル回避など含めての対応)
・その日の疑問はその日のうちに解決する習慣を設定する
・今教えていることが技術なのか知識なのかを明確に分ける。
 これは教える時に一緒くたにしたらダメで
 伝えるときに迷子にさせないよう明確にした方がスムーズにいく。
・何が分からないかも分からない時に放って置かない。


知識と経験値がついてくると工夫が生まれたり
疑問が出て来たりするので
そこまで来たらあともう少し。

教えてる側と教えられてる側の
「出来る」の認識が違うと後々トラブルのもとなので
気づいたらどこがどう違うのか具体的に伝える。

大丈夫?って聞いても大丈夫です。と言われるだけなので
そんな単純な質問はしない。
聞くなら「何の」「どのこと」なのか具体的に聞く。


教える立場としての葛藤いろいろ


いろんな角度から教えてサポートをしても
本人にやる気がないならどうにもならないので
評価が低くてもそれは本人の責任だと思うのでそこは割り切るしかないと思う。
寄り添う気持ちも程々じゃないとこっちのメンタルも大変。

教える立場は教えてる姿を評価されるので
きちんと教えること教えて関わって、教えた結果は結果として受け取る。
評価する人がそこを理解してる人なのか見極めて
分かってない人なら、それはそれで、これはこれだよってってきちんと伝えておく。
教える相手によって最適解が変わるから本当に大変な仕事だとおもいます
次に活かせばいいと思うのでストレス溜め過ぎないようにしましょう。


教えてて難しいなー。って思ったこと。

教えてもらうのが当たり前とか
サポートしてもらって当たり前とか
ミスをカバーしてもらって当たり前とか
努力せずに周りに頼ってばかりいる人は
人間関係がどんどん悪くなっていく。
周りの人ってやっぱり色々みているので。
こっちから「頑張ろう」っていうことは出来るし
周りの人に協力を頼んだり、感謝を伝えておく事はできるけど
その人がするべき努力を肩代わりできる訳じゃないし
頑張る理由をこっちが用意出来る訳でもない。
どんどん状況が悪くなっていくのを見てて
残念だなーって思うことがありました。

教わる側が謙虚な人で、
きちんと「学ぶ姿勢」を持っている人なら
とてもやり易くて有り難いのだけど
でもプライドが出てきちゃう人もいるから。

寄り添い切れないこともありました。


いろいろな人がいるのが会社ですね。

自分で社内の人間を選べる訳じゃないので
会社内の人はいろいろな人がいます。

仕事ができること以外にも
いつも元気で明るいとか
人の話を気持ちよく聞いてくれる人だとか
何か一つのことを器用にできる人だとか
周りのことをよく見ている人だとか
気遣いのできる人だとか
いつも話題の中心だとか
人を巻き込む才能があるとか
分析が得意だとか
ハキハキ喋る人だとか
地味な仕事をテキパキ嫌がらずにやってくれる人だとか

必ずそれぞれにいいところがあるので
それを言語化してみる。
イライラしたり、感情的になった時に
この人にもいいところがあるって冷静になれる。

それぞれの特徴を理解してると
配置を考えるときに長所を活かせる役割に当てたり
褒めるネタができて役立ちます。


教えてみて思ったこと

技術や知識を教えることは
マニュアル通りにしていけば難しくはないのに
人間性とか常識でしょって思うこととか
指摘することがちょっと憚られることがあったりすると苦しくなります。
え、そんなことまで教えなきゃいけないの??って。

そして単純に怒らなきゃいけない場面に怒れないのが
私の良くないところだと反省してます。
普通の人なら瞬間的に怒るだろうところを
淡々と訂正して、次は気をつけてね。以上。で終わるから
あまり重大なことだと思ってもらえなかったみたい。
なのでワザと厳しい態度を取ることも覚えました。
が、疲れます。

冷淡に突き放せたらもっと楽なのかもしれません。

まあ、何となく形になって
みんなで1日を平和に過ごせるくらいになればいいと思っています。
何かあっても、チームワークさえあれば何とかしていけるので。
でもフォローする人がいつも同じ人じゃ、一人に負担がかかるだけなので
そこは一人一人のスキルのベースアップをしていかなきゃいけないけど。
あと、人間関係を概ね良好に保つ工夫も大切ですね。


一般企業、大きな会社、中小企業の方など会社の規模や業界によって
指導の仕方もきっと違うのだと思いますが
指導係をしている方達は普段どんな思いでお仕事していますか?
外部の人とお話する機会がないので分かりませんが。
初めから教えるのが上手な人なんて居ないと思うので
ストレス溜めすぎず頑張りましょ。

長くなりましたが
今日も一日お疲れ様でしたー( ´∀`)



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