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スタートアップ系社労士が本音で語る 『経理 vs 労務』について

こんにちは!
クマ吉です😄

今回のテーマだけを見ると、やや過激な印象を与えてしまうのかもしれませんが、決して経理と労務の対立等を意図した記事ではなく、少しでも分かりやすくイメージできるようにと思っただけですので何卒ご容赦ください😇

さて、クマ吉は「労務」を中心としたキャリアを長年積んできましたが、その中でも業務上で最も関わりが多い部署のひとつに経理があると思っています。

労務担当が毎月の給与計算を行い、その結果を共有する先も経理担当ですし、他にも賞与や年末調整、住民税など諸々の人件費に関わる業務については常に経理との連携が必須となります。
(まだキャリアが浅かった頃のクマ吉が給与計算をミスして、経理担当の方々にご迷惑をおかけしたこともあり、そんな時にもいつも協力的で正確なサポートをしてくれる経理の皆様には感謝しかありません☺️)

、、、で、そんななかで、クマ吉が10年以上も前の頃に、日々の業務で漠然と感じていたことは「もしかして、企業の中では経理の方が労務より立場が上!?」といった疑問でした。

これは、決して経理をご担当されている方々や組織に対する不満等を抱えていたという意味ではなく、今ほど「働き方改革!」とか「労働基準法の労働時間のルールが!」とか「社会保険料の削減!」などのように、労務業務がフォーカスされる時代ではなかった為ではないかと理解しています😌

(昔は労務の立場が弱かったのでは?と感じる具体的エピソードのひとつとして、クマ吉自身が複数の経営者や周囲の方々から「労務担当がやっている給与計算って計算するだけだから誰でもできるでしょw」とか、「社会保険の手続きなんて役所に聞いて誰でもできるでしょw」と、実際に何度か言われたこともあり、今でも強く覚えております😇)
※これは発言した方に悪意はなく、そもそもその業務を自分でやったことがなければその難易度などは分からないので、当然の反応でもあると思っております

また、当時は今のような人手不足という世の中ではなく、なかなか正社員にはなれないよね〜、といった「雇用する側と雇用される側の需給バランスが真逆」の時代だったことも大きな要因ではないかと思っています。

さらに、労務対応の要求されるレベル感という側面においても、昔は今よりも雇用される側がさらに弱い立場なので、仮に労働トラブルが起きそうになっても企業側の対応は比較的難しくない状況(労働者側は不満等も言いづらい)もあったかもしれません。

一方で、経理は企業の売上や経費、利益などの企業にとって重要な数字を扱う仕事であるため、昔も今も変わらず企業にとってその重要性が高いことは言うまでもありません。

このように、時代背景も相まって、昔は「経理>労務」といった傾向があったのではないかという仮説は、クマ吉自身が複数の企業で実際に勤めていた時の感覚とも合致していて、当然全ての企業がそうではないとも思いますが、概ね外れてはいないと認識しています。

、、、で、結局のところ何が言いたいかというと、ある意味でラッキーなことに、こうした時代の流れもあって今は労務担当の存在価値が、以前と比べてもはるかに高まったと確信しています。

それは、日々の仕事のなかで、企業内での労務担当に対するニーズの高まりや、待遇の向上、転職市場における人材価値の高さ、などにも表れていると思いますので、たまたま労務キャリアを歩んできたクマ吉自身にとってもありがたいことだなぁ〜、と日々感じているところです☺️

最後に、今後はますます労務キャリアが重宝される時代になると思っていますので、同じ仕事をされている方々やこれから労務の仕事をやってみたい!と思っていらっしゃる方々など、みんなで協力しながら実力アップと存在価値向上を並行して目指していけるといいな、といつも思っております😌

それでは、今日はこのへんで☺️
またね〜!

クマ吉


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